月潟の類産ナシ

最終更新日:2022年8月29日

月潟の類産ナシについて

名称

月潟の類産ナシ

種類・種別

国指定天然記念物

指定年月日

昭和16年11月13日

樹齢

約200年

所在地

南区大別當

概要

文化年間(1804~1818年)に深沢剛蔵(大別當生まれ)が上総国(千葉県)から苗を求め月潟梨として栽培されたものが始まりとされます。現在もその原木が、大別當の深沢家の梨畑にあり、「類産梨」として昭和16(1941)年に国の天然記念物に指定されました。推定樹齢約200年、樹高3.0m、根元周辺2.4m、枝張りは東西6.6m、南北6.2mあります。類産梨は県内で古くから栽培されている早生系赤、長十郎などと同じ赤梨系統の一品種です。果形は不斉の楕円形から卵形、果皮は茶褐色、果肉は白褐色です。毎年11月に400~500個程収穫され、総重量にして100~150kgに達します。果肉はやや酸味があり、石細胞が多いので「ようかん」などの加工用に使用されています。
雪害による枝の折損と地盤沈下による根部の冠水で衰弱したため、昭和39年春、近くの土盛地に移植したところ勢いを取り戻しました。 平成8年に樹幹部・根系部の外科治療。土壌改良などの内科的処置を行いました。現在樹勢は良好です。現在、年間20回程度、他の品種と同様の農薬散布、虫よけを行っています。剪定は毎年5,6人で行っています。

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