東アジア文化都市2015新潟市 中国・韓国陶磁展 愛知県陶磁美術館所蔵品による
最終更新日:2016年2月1日
会期 平成27年10月24日(土曜)~12月6日(日曜)
※11月24日(火曜)および月曜休館(ただし11月2日、13日は開館)
※新津美術館 展示室2 にて開催
中国陶磁は、高い技術と優れた造形によって、世界の陶磁器の発展に大きな影響を与えてきました。その歴史は古く、新石器時代の土器にまで遡ることができます。一万年以上に亘る歴史の中で、華南の青磁や華北の白磁、唐三彩をはじめとする優品の数々が生み出されてきました。10世紀頃からは、景徳鎮窯や越州窯など数多くの窯が興り、中国全土で窯業生産が発達。宋代には釉色やフォルムの美しい陶磁器が、元時代以降にはあざやかな文様や彩色の施された陶磁器が、数多く作り出されました。
韓国では、10世紀、高麗時代に青磁生産が開始され、象嵌など特有の技法が花開きます。朝鮮王朝(李朝)時代には、官窯で上質の白磁が作られたほか、地方窯では白化粧土で装飾された粉青沙器が生み出されました。李朝時代の磁器は、日本の茶人たちにも珍重されました。
本展では、愛知県陶磁美術館の所蔵品から、中国と韓国の陶磁器併せて約100点をご紹介し、悠久の歴史を持つ中国陶磁の完成された美、そして日本人にも大きな影響を与えた高麗・李朝の独自の美意識を展観いたします。陶磁器の変遷や造形美を通して、東アジアの文化の魅力をお楽しみください。
愛知県陶磁美術館WEBサイト(外部サイト)(外部リンク)
休館日 | 月曜日(ただし11月2日、11月23日は開館)、11月24日(火曜) |
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開館時間 | 午前10時~午後5時まで (観覧券販売は午後4時30分まで) |
観覧料 | 当日券 一般600円 大学・高校生400円 中学生以下無料 |
共通観覧券 | [同時開催] |
主催 | 新潟市新津美術館 |
共催 | 新潟日報社、「東アジア文化都市2015新潟市」実行委員会 |
後援 | 朝日新聞新潟総局、毎日新聞新潟支局、読売新聞新潟支局、産経新聞新潟支局、NHK新潟放送局、 |
助成 | 平成27年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業 |
特別協力 | 愛知県陶磁美術館 |
託児サービス | 会期中の第2・第4の木曜・土曜日 午前10時~正午 |
あいてマンデー | 月曜でも開館します。11月2日(月曜)は「あいてマンデ~!」で開館します。 |
三彩ふく
建盞(けんさん)
青白磁劃花花文碗
黒釉掻落牡丹文梅瓶
緑釉貼花忍冬文尊
三彩駱駝
白磁瓶
鉄沙龍文壺
青磁象嵌蓮花文瓢形水注・承盤
三彩ふく 唐時代(8世紀、中国)
建盞 建窯 南宋時代(13世紀、中国)加藤舜陶コレクション
青白磁劃花花文碗 景徳鎮窯 南宋時代(12-13世紀、中国)中島武則コレクション
黒釉掻落牡丹文梅瓶 磁州窯系 金~元時代(12-13世紀、中国)加藤舜陶コレクション
緑釉貼花忍冬文尊 北斉~隋時代(6世紀後半、中国)小川徳男コレクション
三彩駱駝 鞏義窯 唐時代(8世紀初頭、中国)
白磁瓶 朝鮮時代(16世紀、韓国) 李秀吉コレクション
鉄沙龍文壺 朝鮮時代(17世紀後半、韓国) 李秀吉コレクション
青磁象嵌蓮花文瓢形水注・承盤 高麗時代(13世紀、韓国) 愛知県陶磁美術館保管、(独)産業技術総合研究所蔵
東アジア文化都市について
「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3か国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するものです。これにより、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指します。
また、東アジア文化都市に選定された都市がその文化的特徴を生かして、文化芸術・クリエイティブ産業・観光の振興を推進することにより、事業実施を契機として継続的に発展することも目的としています。
関連事業
ギャラリートーク(展示説明会)
ご要望に応え、好評開催中の「中国・韓国陶磁展」で、作品の所蔵先である愛知県陶磁美術館の学芸員による展示解説会を開催することとなりました。
事前申込み不要です。是非ご参加ください。
講師 長久智子氏(愛知県陶磁美術館学芸員)
日時 12月5日(土曜)、6日(日曜) 各日午後1時半から(全2回、各回1時間程度)
会場 新潟市新津美術館 展示室内
申込不要、無料(ただし展覧会の当日観覧券が必要です)
講演会「中国と韓国の陶磁の魅力」
講師 森達也氏(沖縄県立芸術大学教授、元愛知県陶磁美術館学芸課長、本展監修者)
日時 10月25日(日曜) 午前10時30分~正午
会場 新潟市新津美術館市民ギャラリーにて
参加費 無料
定員 80名(当日先着順、申込不要)
連携展覧会「~豪農伊藤家コレクション~北方文化博物館【中国・韓国の陶磁展】」
会場 北方文化博物館(電話:025-385-2001)
会期 10月18日(日曜)~12月20日(日曜)