平成25年度指定管理者第三者評価
最終更新日:2014年3月26日
指定管理者が公の施設を適切に管理運営しているかを確認するため、毎年度、市(施設所管課)によるモニタリング(評価)を実施しています。
平成25年度は、市による評価に加え、客観的・専門的観点から評価いただく外部有識者による第三者評価を、3施設を対象にモデル実施しました。
1 新潟市指定管理者第三者評価委員
氏名 | 職名 |
---|---|
大串 葉子 | 新潟大学経済学部経営学科 准教授 |
西山 茂 | 新潟国際情報大学情報文化学部情報システム学科 教授 |
渡邉 信子 | 税理士・特定非営利活動法人新潟NPO協会 代表理事 |
※財務経理の専門家(公認会計士または税理士)
※行政運営に関し知識を有する学識経験者(大学教授等)
2 指定管理者第三者評価対象施設
指定管理者制度を導入している公の施設のうち、指定期間の中間年の施設を第三者評価の対象とします。
平成25年度は、下記3施設を対象にモデル実施しました。
施設名 | 指定管理者名 | 指定期間 | 所管課 | |
---|---|---|---|---|
1 | 亀田東児童館 | 特定非営利活動法人 |
平成23年4月1日~ |
江南区 |
2 | 石油の世界館 | NKSコーポレーション |
平成24年4月1日~ |
秋葉区 |
3 | みどりと森の運動公園体育施設 |
みどりと森体育施設運営グループ |
平成23年7月1日~ |
西区 |
※選定に際しては、下記の基準に拠りました。
- 公募施設(非公募施設は、指定最終年度に外部評価するため、除外)
- 種類の異なる施設(総務省調査での5分類「社会福祉、文教、レク・スポ、産業振興、基盤」から、各1種類)
- 所管課の異なる施設
- 別事業者が管理している施設(3施設のうち1施設は共同企業体)
3 総括評価(制度全体に対する意見)
(1)「目標管理型評価書」における適切な評価指標の設定
施設の管理において真に重要なことは何で、その指標値はどうあるべきかについて、よく考える必要がある。指定管理者にとってやりがいがあり、施設がより良くなっていく指標を設定することが望まれる。
また、評価指標は、具体的に詳細化するとともに、客観的に判断できるものとすべきである。
なお、指定管理者は、業務を遂行していく中で不適切と考える指標は、より良い指標となるよう市に提案することが望まれる。市と指定管理者で十分協議すべきである。
さらに、評価項目にはないが、指定管理者が特筆すべき事項を記載できる欄を設け、それについても評価できる仕組みとすることが望まれる。施設における先進的な取組みを評価できる体制作りを検討してほしい。
(2)「目標管理型評価書」における評価基準運用の統一
評価「A(評価指標を達成し、かつその達成度・内容が優れている)」と評価「B(評価指標が達成されている)」の運用が所管課により異なった。
3段階評価の運用について、各所管課間のすり合わせが必要である。
(3)利用者意見等の積極的な把握
アンケート等の回収数が少ない。回収数を増加させる方策を検討すべきであり、積極的に回収した上で、アンケート等の結果を分析し、管理運営に反映させるよう取り組むことが望まれる。
(4)隣接施設における一体管理の検討
隣接施設について、所管課が異なるため、指定管理者が異なる等の事例が見受けられた。
縦割りではなく連携して運営することや、このような施設における一体管理を検討すべきである。一体管理の方が、指定管理料やモニタリング費用を削減でき、市民への対応も迅速に、サービス提供もより快適に行えると考えられる。
(5)利用者増加策の検討
既存の制度等にしばられることなく、柔軟な発想による利用者増加策を検討すべきである。
(6)市所管課と指定管理者との連携
制度導入後も管理運営を指定管理者のみに任せることなく、市と指定管理者との連携が必要である。
(7)報告書等におけるデータの「見える化」
報告書等が数字の羅列で分かりにくいので、工夫することが望まれる。
4 評価結果
個別施設の評価結果は、下表からご覧ください。
評価実施報告書は、こちらをご覧ください。
平成25年度指定管理者第三者評価実施報告書(PDF:481KB)
施設名 | 結果 |
---|---|
亀田東児童館 |
評価結果(PDF:218KB) |
石油の世界館 |
|
みどりと森の運動公園体育施設 |
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