風しん
最終更新日:2023年11月13日
風しんとは
潜伏期 | 風しんの潜伏期間は「約2~3週間」です。 |
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症状 | 発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。 |
治療 | 風しんウイルスに対する特効薬はなく、解熱剤やせき止めなどの対症療法しかありません。 |
感染性 | 飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。 |
予防 | ワクチンの接種が有効です。 |
予防接種が有効です
通常、1回の接種で95%、2回の接種で約99%の方が免疫を獲得しますので、2回の接種をすることで高い効果が得られます。
海外渡航や国内流行地での滞在を予定している方は、可能な限り渡航の2週間以上前に接種を済ませてください。
母子健康手帳等により接種の記録は大切に保管しておくことも重要です。
予防接種を受けた人は、発病しても軽症で、発疹も少ない特徴があります。
定期予防接種対象の方へ(1歳児と小学校就学前の1年間)
麻しん風しん混合(MR)ワクチンとして、1歳児と小学校就学前の1年間の計2回は無料で接種できます。必ず予防接種を受けましょう。
予防接種(新潟市ホームページ)にて対象年齢、接種回数等についてご確認ください。
子どもの予防接種について対象年齢、接種回数が確認できます。
新潟市内の予防接種委託医療機関が確認できます。
妊娠希望女性、妊婦、周囲に妊婦がいる方等へ
風しんに感染しないためにはワクチン接種が有効ですが、妊娠期間中は接種ができません。風しんに対する免疫が低い妊婦さんのご家族など周囲の方で、風しんの予防接種を受けたことが無い方、風しんにかかったことがはっきりしない方は、ワクチン接種を検討することをお勧めします。
また、「先天性風しん症候群」の予防の第一は、妊娠を希望する女性自身が妊娠前に風しんに対する十分な免疫を持っておくことです。免疫が低い妊婦さんで次の妊娠を希望する方は、出産後、次の妊娠前にワクチン接種を検討することをお勧めします。
なお、新潟市では要件を満たす方に、「新潟市風しん抗体検査事業」「新潟市風しん予防接種事業」を行っています。
対象者等詳細については、「風しん対策について(新潟市ホームページ)」にてご確認ください。
「新潟市風しん抗体検査事業」「新潟市風しん予防接種事業」について記載しています。
昭和37年4月2日~昭和54年4月1日の間に生まれた男性へ
昭和37年4月2日~昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に、風しん追加的対策がを実施します。
対象者等詳細については、「風しん追加的対策について(新潟市ホームページ)」にてご確認ください。
「風しん抗体検査(追加的対策)」「風しん定期予防接種(追加的対策)」について記載しています。
上記いずれにも該当しない方で、職業上、海外渡航等で予防接種を希望する方へ
上記いずれにも該当しない方で、職業上や海外渡航等で予防接種を希望する方は、医療機関で接種してください。任意接種で、費用は全額自己負担になります。ワクチンの取り扱いの有無等については、医療機関によって異なりますので、事前に問い合わせが必要です。また、一部の医療機関や検査機関では、免疫の有無を調べる抗体検査についても相談が可能です(費用は全額自己負担)。
医療機関の受診について
発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が出て、風しんが疑われる場合は、事前に医療機関に電話連絡した上で、マスクを着用して受診してください。
学校等への連絡・登校等について
風しんの診断がされたときは、欠席の理由を学校に伝えましょう。
また、学校保健法では「発疹が消失するまで」が出席停止期間となっています。