にいがた共育通信 令和元年度
最終更新日:2020年4月6日
『にいがた共育通信』は、新潟市教育委員会の広報で、学校教育や社会教育にかかわる情報を広く市民のみなさまにお伝えしています。
「新通つばさ小学校」が開校します (第72号 令和2年3月17日)
第1回開校準備委員会の様子
児童数の増加により大規模化した新通小学校の教育環境を改善するため、2020年4月に分離新設校「新通つばさ小学校」が開校します。
新しい学校の円滑な開校に向けて、坂井輪中学校区まちづくり協議会や自治会・町内会、新通小学校PTAなどで組織した「新通小学校分離新設校開校準備委員会」が2018年の7月に発足し、開校の準備を積み重ねてきました。
校名の決定について
2019年7月に、新通小学校の子どもたちや校区内の皆様から、校名を募集したところ、100件を超える校名候補が寄せられました。校名候補の投票を実施し、開校準備委員会でさらに候補を絞り込み、教育委員会に推薦しました。
教育委員会定例会において、校名の由来が子どもたちに理解され、誇りに思えるものが良いとの提案から「新通つばさ小学校」に決定しました。その後、新潟市議会2月定例会で小学校名を定める条例が承認され、正式決定となりました。
※校名の由来 一人一人が背中につばさを持っていろいろなことに挑戦できる学校
校章と校歌を紹介します
校名の決定を受けて校章と校歌の制作を開始し、校章は2019年10月、校歌は11月に完成しました。
校 章
■校章制作…石川竜太さん(株式会社フレーム代表取締役、広告制作、デザイン担当)
~石川竜太さんより~
大きな【つ】の形の「翼」と「新通」の【S】を組み合わせて「つばさ」を広げた鳥をシンボルにしました。
校 歌
■校歌作詞…正道かほるさん(童話作家、児童文学者、新潟市出身)
■校歌作曲…小西奈雅子さん(作曲家、新潟ARS〔燕市〕結成をプロデュース)
~作詞をされた正道かほるさんより~
大地と空、地球と宇宙の広がりの中での〈新通〉という場所を捉えて、校名の「つばさ」を生かして新しい時代にふさわしく、また永く歌い継がれていく校歌を目指しました。
開校に向けて
1月23日(木曜)に「PTA組織設立総会」を行いました。PTA規約をはじめ、PTA会長などの役員が決定し、活動の準備が始まりました。
2月21日(金曜)には新通小学校において、六年生を送る会に引き続き「Take Offセレモニー(分離記念式)」が開催されました。児童全員で取り組んだタイルモザイクアートによる校章を公開した後、新通小、新通つばさ小の代表児童が、分離にあたり決意表明を行いました。後半の児童全員による両校の校歌斉唱場面では、素晴らしい校歌、そして歌声に参列者は感動していました。
Take Offセレモニーの様子
西大通から見た校舎の様子(2月時点)
開校記念式典について
教育委員会で主催し、学校や地元自治会と協力しながら、企画運営を進めていきます。開催時期は2020年7月を予定しています。
学校所在地
〒950-2037 新潟市西区大野137番地
【問合せ先 教育総務課 電話 025-226-3178】
令和元年度全国学力・学習状況調査及び全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について
好結果でした 全国学力・学習状況調査
本調査は、2019年春に、小学6年生と中学3年生全員を対象に実施されました。今年度から知識と活用を一体的に問う調査問題になりました。また、今年度は英語の調査が初めて実施されました。
〈学力調査の全体概要〉
本市の平均正答率は、小学校、中学校とも、全ての教科で、全国の平均正答率を上回りました。
全国の平均正答率との差は、昨年度とほぼ同様の傾向で安定しています。小学校国語は、他の教科に比べて特に高い数値になりました。
英語の授業の様子
〈学習状況調査の全体概要〉 ※「数値」は質問に肯定的に回答した児童生徒の割合(%)
◎「自分には、よいところがあると思いますか」・・小学校【新潟市】85.1【全国】81.2 (差+3.9P)、中学校【新潟市】77.9【全国】74.1 (差+3.8P)
◎「先生は、あなたのよいところを認めてくれていると思いますか」・・小学校【新潟市】91.8【全国】86.1 (差+5.7P)、中学校【新潟市】84.8【全国】81.5 (差+3.3P)
→日頃の多様な教育活動の中で、児童生徒の自己肯定感が育まれています。
◎「(教科)の勉強は好きですか」「(教科)の授業の内容はよく分かりますか」の質問に、肯定的に回答をした児童生徒の割合は、全ての教科で、全国を上回っています。
→授業の最後に「何を学んだか」を全体で確認する「学習課題とまとめ・振り返り」のある授業づくりの成果が見られます。
◎「地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがありますか」・・小学校【新潟市】61.4【全国】54.5 (差+6.9P)、学校【新潟市】46.7【全国】39.4 (差+7.3P)
→教職員と地域教育コーディネーターが協働し、多くの学校支援ボランティアによる地域からの協力を得ながら、学・社・民の融合による教育が推進されています。
小学校のボール投げ以外は、小中学校・男女とも全国平均を上回りました。
本調査は、2019年7月までの期間に、小学5年生と中学2年生全員を対象に実施されました。
幅跳びの授業の様子
【実技の調査内容】
(1)握力 (2)上体起こし (3)長座体前屈 (4)反復横跳び(5)20mシャトルラン (6)50m走 (7)立ち幅とび (8)ボール投げ(使用ボール 小学校:ソフトボール、中学校:ハンドボール)
〈体力・運動能力調査の全体概要〉
◎小学校のボール投げ以外は、小中学校・男女とも全国平均を上回りました。特に、小学校のシャトルラン(持久走)や中学校の長座体前屈では、全国平均との差を広げています。
→小学校では「投力」のみが課題です。「投げる」楽しさを味わわせ、「投げる」遊びの機会を増やし、子どもたちの体力向上に努めていきます。
【問い合わせ先 学校支援課 電話 025-226-3261】
リンクの紹介
新潟市で先生になろう!
新潟市教育委員会学校人事課が作成している、教員採用に関するサイトです。是非、以下のバナーからご覧ください。次号からも、バナーは引き続き掲載します。
また、新潟市立学校園でお勤めいただく臨時的任用職員(講師)を募集しています。HP内「新潟市で講師をしよう」のページから登録してください。
『にいがた』で働く
新潟市経済部産業政策課が作成している、キャリア教育に関するサイトです。
今回は第4回目となります。是非、以下のバナーからご覧ください。次号からも、バナーは引き続き掲載します。
新潟市立幼稚園の紹介 (第71号 令和2年2月26日)
10園ある新潟市立幼稚園は、幼小連携を中心とした校種間連携に取り組んでいます。
今回は、各園で子どもたちが小中学生と一緒に活動している様子や異学年交流の様子を紹介します。
様々な活動を通して、子どもたちがスムーズに学校教育に入っていけるようにするとともに、自分で考え行動できる子どもを育てています。
活動の様子をご覧ください
結幼稚園 結小との「なかよし交流会」
牡丹山幼稚園 小学校授業体験
市之瀬幼稚園 小学校教員への保育公開
小合東幼稚園 小学校2年生との野菜苗植え
小須戸幼稚園 中学生の保育体験
沼垂幼稚園 小学生との交流
西幼稚園 異年齢交流
新津第一幼稚園 みんなで玉入れ楽しかったね
新津第二幼稚園 おもちゃランドへようこそ
新津第三幼稚園 小学校ボランティア委員会による読み聞かせ
【問合せ先 教育総務課 電話025-226-3177】
統合型校務支援システムの導入について
令和3年4月に、成績・学籍や保健、学校事務などの校務全般に関わる機能を備えた「統合型校務支援システム」が市立小・中学校、特別支援学校に一斉導入される予定です。
これまで、新潟市の学校現場では、校務事務の手法が各校で異なるため、教職員は異動ごとにその学校での手法を覚える必要がありました。しかし、システムの導入により、校務事務の手法が統一されます。
また、システムでは、名簿や出席、成績などのデータが各種機能・帳票間で連携されるため、何度も同じデータを入力する必要がなく、転記ミスもなくなるなど、校務事務が効率化されます。さらに、教職員間で様々な情報を発信・受信・共有できるようになるため、教育の質の向上が期待できます。
令和2年度には、システムを理解し、操作に慣れてもらうため、教職員を対象にガイダンスや研修を予定しています。
なお、システムでは児童・生徒の個人情報を取り扱うため、これらの情報を外部からの不正アクセスなどの脅威から守る必要があります。このため、情報セキュリティを強靭化した、教育委員会と各校を結ぶ「新潟市教育ネットワーク」を令和3年3月末までに構築し、このネットワーク上でシステムを運用します。
【問合せ先 学務課 電話025-226-3165】
市の教育に関するリンクの紹介
新潟市で先生になろう!
新潟市教育委員会学校人事課が作成している、教員採用に関するサイトです。
新潟市の魅力、新潟市の教育の魅力、教員のやりがい、教員採用選考検査に関する情報等をHPやTwitterで発信しています。是非、以下のバナーからご覧ください。次号からも、バナーは引き続き掲載します。
『にいがた』で働く
新潟市経済部産業政策課が作成している、キャリア教育に関するサイトです。
新潟市の企業で働く若者(概ね20~30代)が、どんな仕事に携わっていて、どんな想いをもって働いているかなどを紹介しています。是非、以下のバナーからご覧ください。次号からも、バナーは引き続き掲載します。
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先生方も学んでいます!~教職員の研修~ (第70号 令和2年1月14日)
授業研究でブラッシュアップ!
〈採用4年目模擬授業体験〉
採用4年目の教員が子ども役となり模擬授業体験をしている場面です。先生役を務めているのは、新潟市マイスターです。研修を通して、子どもにとって分かりやすく、力の付く授業を具現できる力を身に付けようと学んでいます。
※「マイスター」とは、他の教員の模範となる優れた授業力を備え市民感覚に富んだ教員のことです。マイスター養成塾で研修を受け認定された教員にその称号が与えられます。
〈採用5年目授業協議会〉
採用5年目の教員は、全員が公開授業研修を行っています。新潟市マイスターから授業を参観してもらい、その後行われる協議会で授業の良さを価値付けてもらったり、具体的な改善方法を指導してもらったりします。マンツーマンでの指導により、授業者一人一人のニーズに合った、質の高い授業研修が実現されています。
プログラミング教育でスキルアップ!
〈プログラミング教育講座〉
学習指導要領改訂に伴って、来年度(2020)から小学校でプログラミング教育が実施されます。総合教育センターでは、小学校教員を対象にして、年間3回のプログラミング教育講座を実施しています。プログラミング教育のねらいの一つに「プログラミング的思考」を育むことがあります。
※ 「プログラミング的思考」とは・・・
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力 出典:「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説総則編」
〈新聞紙タワー作りに挑戦〉
先生方が6枚の新聞紙を使ってできるだけ高いタワーを作っている場面です。「どうしたら高くできるか?」「なぜ倒れるのか?」「土台を頑丈にするには?」と試行錯誤しながらタワー作りに挑戦しました。プログラミング教育では、目的から逆算して考え、結論を導き出し、実行する力の育成を目指します。具体物を用いて、プログラミング的思考を子どもたちに育むための研修を深めています。
教職員研修については、総合教育センターホームページでもお伝えしています。
【問合せ先 総合教育センター電話:0256-88-7444】
安心して学べる学校・園の施設整備
エアコン設置前
施設課では、日々の小さな修繕工事から数年がかりの大きな改造工事まで、学校と連携し、多種多様な施設整備を行っています。
〈小中学校等のエアコン設置工事〉
今年度は、昨年の猛暑をうけ、159校・園の普通教室へのエアコン設置工事を進めています。
エアコン設置後
学校、施工者、また地域の皆様のご協力を得ながら、12月1日現在での設置率は6割を超えました。
今年の夏には、子どもたちが安心して快適に授業を受けられる教育環境が整備できるよう、今年度中の設置完了に向け、全力で取り組んでいます。
【問合せ先 教育委員会 施設課 電話:025-226-3185】
教育ビジョン推進委員会の委員募集
新潟市教育ビジョンの進行管理に、市民の皆さんの意見を反映させるため、「新潟市教育ビジョン推進委員会」の委員を公募します。同委員会は、公募委員のほか、識者や教育関係者などで構成します。
会議は年2~3回、平日昼間に開催、任期は令和2年4月1日から令和4年3月末日まで、委員報酬として会議1回につき13,000円を支給します。会議内容は、「教育ビジョンの実施計画の策定に関すること」「教育ビジョンの施策・事業の評価に関すること」「その他教育ビジョンの推進に関すること」となります。
【応募資格】
本市在住で、令和2年4月1日現在20歳以上の方(本市の議員、職員及び市が設置するほかの審議会等の委員を除く)
【公募人数】2人以内
【応募方法】令和2年1月31日(必着)までに「新潟市教育ビジョンの推進にあたって私が望むこと」と題した作文(800字以上1200字以内)に、住所、氏名、電話番号、生年月日、性別、活動歴(教育、福祉、環境、まちづくりなどに関する活動)を記入し、直接(白山浦庁舎5号棟2階)または郵便(〒951-8550)、FAX(230-0401)、メールのいずれかで、教育総務課教育政策室へお届けください。
↑新潟市教育ビジョンの詳細につきましては、こちらをご覧ください。
【問合せ先 教育総務課 電話:025-226-3177】
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「思い出いっぱい128年 地域・学校の誇りを胸に刻んだ閉校記念式典」~新潟市立笹山小学校は、来年3月末で閉校し木崎小学校へ統合します~(第69号 令和元年12月13日)
令和元年11月16日(土曜)、新潟市立笹山小学校閉校記念式典が、全校児童、卒業生、地域の方々など約250名が参加して開催されました。当日は、児童の呼びかけやオリジナルソング「思い出いっぱい128年」から歴史と伝統に想いを馳せたり、学校や地域の素晴らしさを確認し合ったり、心温まる式典となりました。
「閉校記念式典」とご挨拶
…この笹山小学校での経験を誇りにして、友情の輪をさらに大きく広げながら、夢や希望をもって、健やかに成長してほしいと、心から願っています。… (教育長式辞より)
…子どもたちが夢と希望をもち、新しい友だちと新しい学び舎で、さらに力を発揮できるよう願っています。新潟市の未来を担う子どもたちのため、本市としても努めてまいります。…(市長挨拶より)
…笹山小学校が128年間もの長い間、「地域と共に歩む学校」であり続けられたのは、先人の方々のご努力、そして、ここにおいでの皆様をはじめとする、当校にゆかりのある方々のご支援とご協力のおかげです。…(校長挨拶より)
…笹山小学校の皆さん。今、どんな気持ちでいますか。さみしい気持ち、悲しい気持ちなどいろいろな気持ちがあると思います。でも、これまでの思い出、地域の皆さんとのつながりがなくなるわけではありません。128年続いてきた伝統のある笹山小学校での思い出、これまでわたしたちを支え励ましてくださった方々への感謝の気持ちを胸に、自分の夢に向かって、未来へ進んでいきましょう。… (児童代表の言葉より)
記念の集い ~ 呼びかけとオリジナルソング~
128年の笹山小学校の歴史をスライド上映し、「地域と歩んできた笹山小学校」を、子どもたちの思い出とともに紹介してくれました。また、子どもたちの「学校生活の思い出」「地域へのありがとうの想い」「これから頑張りたいこと」を歌詞にした笹山小学校オリジナルソングを合唱してくれました。
学校生活の思い出を胸に、地域の方や保護者・学校への誇りと感謝、そしてこれからの決意を伝えてくれた「記念の集い」でした。子どもたちが一生懸命に取り組み、一人ひとりの想いや感謝が伝わってくる様子に、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こりました。
記念碑の除幕式 ~ 128年の歴史と伝統を刻みました~
当日の朝から曇天ではありましたが、除幕式の時には明るい日差しがありました。前田教育長からの声かけで5年生の子どもたちも加わり、みんなでお披露目をしました。
除幕者・・・教育長、閉校記念事業実行委員長、笹山小学校PTA会長、校長、児童代表と5年生の子どもたち
除幕式の後、多くの方が思い出を語るとともに、記念碑を背景に写真撮影をしていました。
新潟市立笹山小学校閉校記念事業実行委員長の挨拶
木崎小学校との統合に向けて
令和2年3月末の笹山小学校閉校に向けて、上記の閉校記念式典の計画実施を行ってきました。また、4月初の木崎小学校との統合に向けて「木崎小学校・笹山小学校統合実行委員会」を開催して検討を行ってきました。
○総務部会 両校の教育課程の調整と、両校児童の交流活動などを計画実施しています。
・1年生 モルモットの合同引継ぎ会(生活科授業)
・2年生 しるきーもの苗植え(生活科授業)
・3年生 木崎・笹山の歴史紹介(総合的な学習の時間)
・4年生 合同の英語の授業(外国語活動)
・5年生 児童会引継ぎ(特別活動)
・6年生 キャラ弁レシピ紹介(総合的な学習の時間) *主な活動を掲載
○安心安全部会 統合において、笹山小児童はスクールバスで木崎小学校へ通うことになります。そこで、児童数や地域の道路状況、乗降場所などを検討し運行計画を立案しました。来年2月に「スクールバス試乗会」を実施し、再度、児童の安全を確認します。
○地域連携部会 両校の教育活動以外にも、「ふれあいスクール」や「PTA組織・活動」などの調整に取り組んできました。既に、笹山小児童も「ふれあいスクール」に参加することができ、また「PTA組織・活動」については、統合後の覚書を作成できました。
以上のように、両校の統合が円滑に行われるとともに、統合後に両校児童が仲良く一緒に教育活動に取り組むために、上記内容の検討実施をしてきました。笹山小学校児童からは、「木崎小学校へ行くのが楽しみです」「とても楽しい会で良かった」という声が聞かれています。
新潟市立笹山小学校の閉校と木崎小学校への統合については、下記の問合せ先にお願いします。
【問合せ先 教育総務課教育政策室 電話:025-226-3178 】
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新潟市いじめ防止市民フォーラムについて ~令和元年11月9日(土曜)~ 【報告】
講演会「いじめ防止~悲しいできごとをくり返さないために~」 講師:上越教育大学大学院学校教育研究科 高橋知己教授
本フォーラムは、いじめの未然防止や早期発見・早期対応に、学校だけでなく家庭や地域社会全体で取り組むとともに、市民全員がいじめに対する感覚やいじめ防止に向けた意識を高めることを目的とした事業で、今年度で3年目となりました。未来ある命を絶対に失わせてはいけないという熱い思いのこもった講演会や会場を巻き込んだディスカッション等が行われ、毎年参加者から高評価をいただいております。
講演会の様子
講演会【事例から】
いじめ事案の報告書から、学校、地域・家庭、関係機関の各々が何をしなければいけないのかを確認しました。
ディスカッションの様子
ディスカッション【いじめを発見しにくい要因は何か】
参加者が少人数のグループに分かれて、19項目の要因の中で、いじめを発見しにくい要因として一番当てはまるものについて話し合い、次の5つが要因の上位となりました。
・陰でやっている。ばれないようにやっている。仲良しを装う。教師が気づかない。
・教師の見えないところで起きている。
・相談や援助要請ができない。親に心配をかけたくない。
・次のターゲットになりたくない。ターゲットが次々替わる。
・仕返しが怖くて言えない。被害者が隠す
参加者の感想
・子どもたちを守りたいという気持ちが、今日の講演を聞いてさらに強まりました。
・いじめを発見しにくい要因のトップに挙がるものについて、学生と教員、PTAで変わらないことが興味深かったです。
・“いじめ”のことだけでなく、“コミュニケーション”をとって、子どもの様子をキャッチすることが大切だと思いました。また、子ども、大人の自立が大切だという言葉に心を打たれました。
・学校で行われているアンケートの内容について親子で記入しているが、実際のところ、子どもの本音は分からないので、どのように対応したらよいか考える一助となりました。
【問合せ先 学校支援課 電話 025-226-3261】
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「図書館の読書会で本や人との新しい出会いを」~生涯学習・社会教育特集~(第68号 令和元年11月27日)
新潟市内の図書館では、事前に1冊の本やテーマに沿った本を読んだ参加メンバーが、意見や感想を共有する「読書会」が開催されています。読書会を通じて、参加した方々や紹介した本との新しい出会いがあなたを待っています。申込み不要で参加できるイベントです。ぜひ、お気軽にご参加ください。
中央図書館 読書会
中央図書館の読書会は、現在の中央区役所東出張所内にあった沼垂図書館時代の平成11年(1999年)1月にスタートしました。第1回目は平成10年(1998年)に直木賞を受賞した花村萬月さんの『ゲルマニウムの夜』を取り上げました。中央図書館への移転休館期間を除き、開催回数は今年度で220回を超えました。
テーマとなる1冊の本の話だけでなく、図書館が紹介した関係資料を参考に、自由に意見や感想を話し合っています。
これからもいろいろなジャンルの本を取り上げ、その本を通じて参加している方同士の交流を深めていければと考えています。
●日時・会場
日時:毎月第3水曜日 午前10時30分から正午
会場:中央図書館 3階 研修室1 ※変更になる場合があります。
申し込み:不要 ※直接会場へお越しください。
問合せ先:電話 025-246-7700
白根図書館 読書会
白根図書館では、「しろね図書館友の会」の協力のもと読書会を実施しています。テーマに沿った本を持ち寄って紹介したり、1冊の本について感想を述べあったりという活動をしています。
平成12年(2000年)6月に現在の白根図書館がオープンしましたが、その5か月後の11月に読書会が始まりました。平成29年(2017年)6月には200回目を迎え、初代館長の栗村節子氏をお招きした記念読書会を開催し、これまでの読書会をまとめた『私の大切な一冊の本/白根図書館読書会二〇〇回の記録』を作成しました。
●日時・会場
日時:毎月第3日曜日 午後2時から午後3時30分
会場:白根学習館 2階 ルーム2 ※変更になる場合があります。
申し込み:不要 ※直接会場へお越しください。
問合せ先:電話 025-372-5510
坂井輪図書館 読書会「ぶっくもあ」
坂井輪図書館の読書会は、昭和56年(1981年)から38年間続いています。平成14年(2002年)には優良読書グループとして全国表彰されました。現在は、市民グループ「さかいわ読書会」が主体となり、図書館と共催で開催しています。
月1回の読書会を楽しみに参加するメンバーが多く、当日参加者も含めて活発に意見や感想を話し合っています。読書会メンバーのコメントや読んだ本、関連図書は、図書館の展示コーナーで展示し、他の利用者への貸出にもつなげています。
●日時・会場
日時:毎月第2水曜日 午前10時から正午
会場:坂井輪地区公民館 ※部屋は図書館にお問い合わせください。
申し込み:不要 ※直接会場へお越しください。
問合せ先:電話 025-260-3242
黒埼図書館 読書会「絵本サロン」
黒埼図書館では、児童書に詳しい読み聞かせボランティアの方をアドバイザーとして、児童書や絵本を中心とした読書会を行っています。平成15年11月にスタートした「絵本サロン」は、令和元年(2019年)6月で90回を迎えました。
一人の絵本作家を取り上げて、その作家の経歴を紐解いたり、作品を読んだりして、思ったことや感じたことを自由に話し合っています。また「児童書の書評を読む」「あやしい絵本」など、テーマを決めてそれにあった本を集め、参加者が読みながら意見交換をしています。
●日時・会場
日時:3・6・12月の第2金曜日 午前10時30分から正午
会場:黒埼図書館 講座室
申し込み:不要 ※直接会場へお越しください。
問合せ先:電話 025-377-5300
西川図書館 読書会「ブッククラブ」
西川図書館のブッククラブは、平成22年(2010年)3月に始まりました。奇数月はテーマを設けて開催し、偶数月はテーマを決めずに行っています。例えば、今年の11月のテーマは「神話・伝説」なので、神話や伝説に関する本を持ち寄って紹介し合い、本についてあれこれ語り合います。
●日時・会場
日時:毎月第3土曜日 午後2時から4時
会場:西川学習館 ※変更になる場合があります。
申し込み:不要 ※直接会場へお越しください。
問合せ先:電話 0256-88-0001
北信越地区学校図書館研究大会【報告】
「第30回北信越地区学校図書館研究大会新潟大会・第52回新潟県学校図書館研究大会 新潟大会」が開催されました。2日間で新潟市内外から教員や学校司書を中心に600名を超える参加者がありました。
●大会主題:主体的・対話的で深い学びを支える学校図書館教育のあり方
●日時:令和元年9月26日(木曜) 午後2時から午後4時20分 令和元年9月27日(金曜) 午前9時30分から午後4時10分
●会場:全体会・記念講演 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
実践講座 新潟県立新潟高等学校 新潟県立新潟南高等学校 新潟県立新潟中央高等学校 新潟県立新潟商業高等学校
新潟市立白新中学校 ほんぽーと新潟市立中央図書館
分科会 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 じょいあす新潟会館 新潟市立白新中学校
●主催:新潟県学校図書館協議会 北信越地区学校図書館連絡協議会 公益社団法人全国学校図書館協議会
●参加校種:小学校 中学校 特別支援学校 中等教育学校 高等学校 幼稚園 保育園 認定こども園 公立図書館
開会のあいさつ 高橋昌利会長
講座の様子
講座の様子
大会の様子
1日目は、図書館・図書資料を利活用し、一人一人を深い学びに導くための実践講座が各会場で開催され、各教科・領域等で必要な力を育てる方法を7講座に分かれ、16名の実践者が発表しました。
2日目の午前は、学校図書館のもつ機能の充実を図り、学びを深める取組について、7分科会で26名が発表しました。午後からは、開会式、全国SLA※報告、記念講演、閉会式が行われました。記念講演は、講師に児童文学者・翻訳家の清水眞砂子様をお迎えし、演題「心がゆたかになるってどういうこと?-読書の効能を考える-」について、お話していただきました。
参加者からは、「どの発表も具体的で分かりやすく、明日から早速やってみたいという内容がたくさんあった。」「教員と司書が協働して授業をつくりあげている過程を見ることができ勉強になった。」「新潟市が公立図書館と学校図書館が密接に連携していることを知り、羨ましく思った。」等の感想が寄せられました。
※SLA・・School Library Association(学校図書館協議会)
【問合せ先 学校図書館支援センター 電話 025-246-7700】
「大人もイキイキと学んで、その学びを生かしています」 ~生涯学習・社会教育特集~ 第67号 令和元年11月7日)
家庭教育は、すべての教育の出発点!
家庭で、「おはよう!」・「ただいま!」・「おやすみ!」のあいさつが出来ていますか?
家族みんなでご飯を食べていますか?
学校や会社の事、家族でよく話をしていますか?
家庭は、家族のふれ合いを通して、子どもが基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感、他人に対する思いやり、自尊心や自立心、社会的なマナーなどを身につけていく上で重要な役割を果たしています。
核家族化、少子化、雇用環境の変化などにより、地縁的なつながりや人との関係が希薄化し、親が身近な人から子育ての仕方を学ぶ機会が減ったり、子育ての悩みなど気軽に相談できる人がそばにいなかったりというような、親や家庭を取り巻く状況、子育てを支える環境も大きく変化しています。また、仕事と子育ての両立の難しさなど、様々な要因がある中で、家庭の孤立化や、忙しくて時間的精神的ゆとりを持てない状況、さらには児童虐待など、家庭をめぐる問題も深刻化してきています。保護者のみなさんが安心して子育てができるよう、改めて、家庭教育の大切さを社会全体で考え、支援していくことが大切です。
公民館の家庭教育支援
公民館では、講座や講演会を開催して子どもの成長に合わせた必要な情報や課題について学び、同じ悩みをもつ親同士が話し合うことにより、子育ての負担感を軽減できるような機会を提供しています。
また、夫婦で参加する機会を提供し、子育てに対する知識や課題を共有してもらい、子育ては一人で抱えこむのではなく夫婦や家族、地域の人みんなでするという意識の醸成を図ります。
他にも、子育て中の親子が自由に出入りできる場所を設けて、随時ミニイベントなど開催して親同士の交流の場を提供しています。
公民館では、保護者のみなさんが安心して子育てや家庭教育ができるように、様々な講座を開催してみなさんの家庭教育を応援しています。
※詳しくは新潟市公民館ホームページでもご確認ください。
【問合せ先 新潟市中央公民館 電話025-224-2088】
「いつでも、どこでも新しい学びがいっぱい」~生涯学習・社会教育特集~(第66号 令和元年10月16日)
受講者は高校生☆「南区コミュニティ・コーディネーター育成講座」~学び合いから地域課題の解決へ~
地域活動の担い手の若返りや、コミュニティ・コーディネーター(以下CCと略称「地域のつなぎ役」)としての経験を積むことによる人材育成を目的に、白根地区公民館では、平成28年度より白根高校の生徒を対象にCC講座を行っています。
高校生が地域課題と向き合い、自分たちに何ができるかを考え、課題解決の道を探ることで、将来の地域社会を支える人材に成長すること、地域住民と関わることでコミュニケーションスキルなどを伸ばし、社会人として自立していくために必要な能力や態度が身につくことを期待し、継続されています。
高校生が教える「スマホ講座」
平成30年度は、「大通地区※の住民同士のコミュニケーション(特にシルバー世代)を深めるにはどうしたらよいか?」をテーマに、大通地区のみなさんと意見交換を行い、災害時やコミュニケーションツールとして有用な、「スマホ(LINE)講座」を提案し、実施しました。
講座を通して、高校生からは、自分の住んでいる地域のボランティア活動を少しでもしてみたいという意見や、大通地区のみなさんからは、スマホ(LINE)で地域住民のつながりを作る取組を本格的に行ってみたいとの声があり、世代を超え、学びをつないでいます。
※約35年前から開発された大規模新興住宅団地地区。住民がほぼ同世代であるため、時間の経過とともに子どもが独立し、老人夫婦世帯が増えている。地区では、安心・安全なまちづくりのために、住民同士のコミュニケーションを深めることが重要と考えている。
生涯学習ボランティア キラリ活動中!~学んだことを人々や地域のために~
生涯学習センターでは、次の5つのボランティア団体が活動しています
1 クロスパル施設の環境整備の応援や映画鑑賞会、各種講座などを企画、実施している「Lの会」
2 学びの相談や情報提供を行う、生涯学習相談窓口「ひだまり」
3 初心者向けパソコン講座「パソコン若葉」、「まなびィの森」の「パソコン学習支援ボランティア」
4 プログラミング学習支援ボランティア「大人向けプログラミング勉強会」
5 図書の整理などを行う、「図書館ボランティア」
笹口小でのプログラミングクラブ学習支援
このほか、学んだことや、経験や特技を地域活動などに生かしたい方々が登録する「ボランティアバンク」があります。現在、団体・個人登録合わせて1,300人の方からご登録をいただき、地域コミュニティ協議会、子ども会、地域の茶の間、福祉施設や学校などで活躍中です。
また、センターでは、ボランティアに関心のある方や、さらにボランティアのスキルを磨きたいという方を対象に、ボランティアの「いろは」からボランティア同士の交流まで、選択制での育成講座を実施しています。今年度は講座をリニューアルし、11月1日(金曜)に第1回目を開催する予定です。興味のある方はぜひクロスパルへ!いつでも、だれでも大歓迎です。
※生涯学習センターの情報については、以下のホームページをご覧下さい。
【問合せ先 新潟市生涯学習センター 電話025-224-2088】
新潟市の学校 子どもたちは今!~各校園の特色ある取組を紹介します~(第65号 令和元年9月24日)
地域と学校ウェルカム参観日
地域と学校ウェルカム参観日とは
「地域と学校ウェルカム参観日」は、地域と学校が一緒になって取り組む様子を、広く市民に公開する学校公開日です。
「地域と学校ウェルカム参観日」は、新潟の良さを知り、郷土への愛着を育む学習活動を推進する「大好きにいがた体験活動」と「地域と学校パートナーシップ事業」を、より広く市民の皆様に知ってもらうことをねらいとしています。
また、可能な範囲で、区内、市内に「地域と学校ウェルカム参観日」実施校の取組をPRする場を設置しています。
今年度は市内16校で実施します。8月末までに2校のウェルカム参観日が行われました。その2校の様子をお伝えします。
〈小針中学校のウェルカム参観日〉
小針中学校では、防災に関する学習活動・体験活動が公開されました。行われたいくつかの活動の中から、「災害シミュレーション」という活動を紹介します。
災害が起きた時に、スーツケースに入れて避難所に持っていくものを、班ごとで考えるというものです。各班で意見を交流させながら真剣に考えていました。その後、各班ごとに発表をしました。災害を想定したシミュレーションを通して、自分のこととしてとらえる想像力、考える力を養いました。生徒たちは、命を守ることが最優先であることに気付いていました。
参観者からは、「子どもたち全員が一生懸命取り組んでいる姿が印象的でした。」「大人が取り組む防災に対し、生徒が自然とテーマに向き合えているのが新鮮に感じました。」などの声がありました。
地域の人材を生かし、子どもたちが生き生きと学習している様子が伺えました。
〈上所小学校のウェルカム参観日〉
上所小学校では、5、6年生の有志で組織した地域交流委員と、PTA、コミュニティ協議会、スポーツ振興会、公民館、ふれあいスクール、おやじの会、学校職員などの団体等がそれぞれで企画・準備・運営する「上所夏まつり」が公開されました。
体育館での「ステージ発表」は、上所ミュージックファクトリーやダンスクラブの発表で盛り上がりました。また、PTA交流部のブースでは「輪投げ」「ボーリング」「スーパーボールすくい」「お菓子つり」の出店があり、どの店も大賑わいでした。
子どもふれあいスクールによる「新潟甚句大踊り」も行われました。多くの人の参加があり、二重の輪になって踊りました。この他にもスポーツ振興会による「ストラックアウト」「キックターゲット」「ミニバス体験」、鳥屋野地区公民館による「ミニ上映会」、さらにかき氷やポップコーンなどの振る舞いも行われました。それぞれの団体が夏まつりを楽しんでもらおうと企画したものでした。第2部では、「ナイトウォーク」「花火大会」も行われました。
参観者からは、「子どもも地域も交流があることはとても大切だと思います。」「地域が活気づくのでこういったイベントが行われるのは良いと思います。」などの声があがっていました。
上所夏まつりでは、地域・学校・民間の団体が、企画や準備活動を進め、当日の運営を一緒に行いました。このことにより、それぞれが協働し、地域の教育力を高めていました。
ウェルカム参観日にお越しください
今後、14校のウェルカム参観日が行われます。
参観については事前に、学校からのおたよりや市報等でお知らせします。(各学校により、参観対象者が異なり、事前に申込みが必要な場合もあります。)
ぜひウェルカム参観日にお越しいただき、各学校の取組と「地域と学校パートナーシップ事業」についてより深く知っていただけるとありがたいです。
令和元年度わたしの主張新潟市地区大会【報告】
令和元年度わたしの主張新潟市地区大会が開催されました。
日時:令和元年8月24日(土曜) 13:30~16:15
会場:東区プラザ
主催:新潟市教育委員会・新潟市青少年育成協議会
参加者:中学生、青少年健全育成団体関係者、教育関係者、一般市民等
大会の様子
中学生が日ごろ考えていることや体験したこと、地域社会と関わることで生まれてくる中学生らしい考えを発表しました。多くの市民に現代の中学生への理解や関心を深めてもらい、青少年の健全育成の機運を高めることをねらいとしています。
今年度は、新潟市内の各中学校から選ばれた中学生12人が「わたしの主張」の発表を行いました。
また、アトラクションとして国際交流協会の高校生による留学体験発表と、東新潟中学校の合唱部による合唱の発表が行われました。
参観者からは、「発表者全員が堂々と自分の体験や意見を伝え、その言葉の熱さにとても心を動かされました。」「未来ある子どもたちの話は、とても素晴らしかったです。感動しました。」「アトラクションの留学の発表も合唱もとても素晴らしかったです。」等の感想をいただきました。全ての発表者から、素晴らしい「わたしの主張」を発表してもらいました。
詳しくは、下記のリンクページからご覧ください。
令和元年度わたしの主張新潟市地区大会を開催しました(リンク)
【問い合わせ先 地域教育推進課 電話:025-226-3277】
新潟市の学校 子どもたちは今!~各校園の特色ある取組を紹介します~(第64号 令和元年9月2日)
ふるさと岩室への思いを込めて「矢川灯籠流し」〈岩室中学校〉
今年で11回目を迎えた灯籠流しは、岩室中学校の生徒と教職員、武蔵野美術大学の学生が協力して始め、現在は、岩室地域コミュニティ協議会を中心に、地域と学校が連携して実施している取組です。
〈事前学習〉
総合的な学習の時間に、地域の方から、水との闘いの歴史や灯籠流しの由来などについて学びました。美術の時間に、マーブリングの技法で灯籠の台紙を染めました。
全校生徒が、地域のことを題材に俳句を作りました。
マーブリングで台紙染め
土台に台紙を貼って灯籠づくり
〈当日〉
台紙に、中学生は自分で作った俳句を、地元の小学生らは絵などを描いて、約400の灯籠を作成しました。
灯籠の土台は、天神山の間伐材を活用したものです。
地域の方と一緒に灯籠流し
ろうそくに火を灯し、地域の方と一緒に、リレー方式で1つずつ思いを込めて川に流しました。流された灯籠は、夜になると一層輝きを増し、幻想的な風景が浮かび
ました。
灯籠は、その後下流で回収され、地域の通りに並べて、地域のイベントの際に訪れた人の心に火を灯しています。
人と人とのつながりを大切に 北区を笑顔と元気に!〈笹山小学校〉
しるきーもの収穫
〈栽培活動〉
総合的な学習の時間に、農家の方と関わりながら笹山地域や北区のよさについて学習しています。子どもたちは、生産者の思いを知り、特産化を進めているさつまいも「しるきーも」のおいしさを、もっと多くの人に知ってほしいと考えました。
平成30年度からは、全校で縦割り班活動として、地域の農家やJAの支援を受け、地域の畑や校地内の畑で、「しるきーも」の栽培活動を始めました。
縦割り班で商品開発
〈商品開発の話合い〉
子どもたちは、「しるきーも」のよさやおいしさを伝えるために、学級や縦割り班で「しるきーも」のコラボ商品の開発に取り組み、たくさんのアイディアを出し合いました。レストラン、パン屋、洋菓子店の方々も応援してくださり、考案した商品が完成しました。
文化祭で販売活動
文化祭では、学習成果の発表とあわせ、保護者やお世話になった地域の方に商品のお披露目と販売を行いました。
校外で販売活動
〈校外で広報・販売活動〉
それらのコラボ商品は、市内のデパートでも販売され、全校児童が商品のよさ、おいしさを伝えました。子どもたちは、多くの方々の支援を受けながら取り組んできた活動を通して、「自分たちも北区を元気にするお手伝いができた」「これからも自分たちにできることをしていきたい」という思いを高めました。
〈閉校を前に〉
来春で閉校となる笹山小学校。地域への恩返しとなる活動は最後の1年で、地域をさらに笑顔に、元気にします。
閉校記念式典後の12月に、感謝祭とデパートでの販売を実施します。
【問合せ先 学校支援課 電話:025‐226‐3261】
「新潟市教育ビジョン第4期実施計画(案)」へのご意見を募集しています(第63号 令和元年7月8日)
新潟市教育委員会では、令和2年度から実施する「新潟市教育ビジョン第4期実施計画」の策定を進めています。この計画案では、人口減少、高齢化、グローバル化の進展、超スマート社会の実現など、これまで誰も経験したことのない社会において、たくましく生き抜く力を育てることで、主体的に物事を成し遂げていこうとする人材の育成を柱としています。計画案に関して提出されたご意見を、策定の参考にさせていただきます。
計画案をご覧いただくには
○計画案(冊子)を用意しているところ
市政情報室(市役所本館)、区役所地域課・地域総務課、出張所、教育支援センター、公民館、図書館、教育総務課(白山浦庁舎)
○新潟市役所ホームページ内
下記のホームページアドレス、または右の二次元バーコードから入れます。意見書形式もダウンロードできます。
※ページは閉鎖しました
ご意見の募集期間
令和元年7月8日(月曜)~8月9日(金曜)※必着
ご意見の提出方法
所定の意見書に記入し、以下の方法でご提出ください。
○郵送:〒951-8550(住所不要)新潟市教育委員会 教育総務課 教育政策室
○FAX :025-230-0401
○持参:提出可能な窓口は以下のとおりです
市政情報室(市役所本館)、区役所地域課・地域総務課、出張所、教育支援センター、公民館、図書館、教育総務課(白山浦庁舎)
○電子メール:上記ホームページ内に案内により送信してください。
【問合せ先 教育総務課 教育政策室 電話:025-226-3178】
第70回指定都市学校保健協議会について〔報告〕
第70回指定都市学校保健協議会が新潟市において開催され、全国から約500人の学校保健関係者が参加されました。
テーマ「生涯にわたり、たくましくしなやかに生きる子どもの育成を目指した学校保健活動の推進」
日時:令和元年5月26日(日曜)9:00~16:30
会場:朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
主催:新潟市学校保健会 新潟市教育委員会
共催:日本学校保健会
後援:文部科学省
対象:各指定都市学校保健関係者
協議会の様子
開会式では、新潟市学校保健会佐藤会長の挨拶や来賓の公益財団法人日本学校保健会弓倉専務理事のご祝辞などがありました。また、元宝塚歌劇団 月組組長 越乃リュウ氏による記念講演が「夢を叶える ~宝塚への道・今輝く私~」と題して行われ、昼食時のランチミニコンサートでは、新潟市立五十嵐中学校箏曲部の演奏が行われました。
五十嵐中学校筝曲部の演奏
午後からの課題別協議会では、「健康教育」「保健管理」「心の健康」「地域保健」の4分科会に分かれ、提言発表や協議が行われました。各分科会において、活発な意見交換が行われ、今後の学校保健の進展につながる協議会となりました。
【問合せ先 保健給食課 電話:025-226-3209】
就学相談会(夏季)のご案内(第62号 令和元年6月13日)
2020年度に小学校入学を迎えるお子様の保護者様を対象に、各区で「夏季相談会」を7月下旬~8月に開催いたします。
来春の小学校入学に向けて、お子様の発達や行動、言葉などについて心配なことがある方は、この機会に、お住まいの区の「就学相談会」にご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
参加対象
2020年度小学校入学予定児の保護者
内容
来春の入学に向けた、発達や行動、言葉などにかかわる就学相談
参加申込方法・申込期限
○事前申し込みが必要です。参加ご希望の方は、お住まいの区の教育支援センターへ、申込期限までに電話でご連絡ください。※申込受付時間は月曜日から金曜日の8時30分から17時までです。
○実施時間帯については、ご希望をお伺いし、相談の上で決めさせていただきます。
詳しい内容
各区の就学相談会開催日時、会場、申込方法、問合せ等の詳細につきましては、下記の新潟市ホームページを参照してください。
【問合せ先 学校支援課 電話:025‐226‐3267】
新潟市の学校 子どもたちは今! ~各校園の特色ある取組を紹介します~ (第61号 令和元年5月28日)
サミット給食市長学校訪問〈大鷲小学校〉 4月23日(火曜)実施
当日の給食
5月11・12日に「G20新潟農業大臣会合」が開催されました。新潟市内の学校では、4月と5月にG20メンバー国(一部)の料理を取り入れたサミット給食が行われました。参加国には、それぞれ独自の食文化があります。そこで、食を通して参加国の理解を深める機会とするために、各国の料理を取り入れた給食を実施しました。
中原市長との会食の様子
4月23日、中原市長が大鷲小学校を訪問した際には、地元食材を取り入れたイタリアの料理が給食で提供されました。献立はフルーツパン、ミネストローネ、ミラノ風チキンカツ、ミックスサラダ、牛乳でした。子どもたちは、中原市長や前田教育長を囲んで料理を味わいました。イタリアの食文化についての理解と、農業が盛んな自分たちの地域の良さを再確認できたサミット給食でした。
子どもたちの心に寄り添う保健室
〈桜が丘小学校の保健室〉
掲示板に注目する児童
子どもたちが心身ともに健やかに成長できるよう、保健室ではほっとすることができ、また学習や学校生活に前向きな気持ちをもてるようなかかわりを目指しています。保健室には「気持ち温度計」「痛みスケール」などの資料や「折り紙」等を用意し、これらのグッズを用いて、子どもたちが話しやすい雰囲気をつくっています。
話しやすくなるグッズ
また保健室前の掲示板には、子どもたちがクイズに答えたり、紙をめくったりして、興味がわくような掲示をしています。掲示板を通して、子どもが健康に関心をもつだけでなく、保健室と子どもたちのつながりも深まります。
〈大形中学校の保健室〉
話を聴ける場を整えています
保健室はけがや病気等で生徒がやってきます。その中には、家族、友達、勉強のことなど、いずれも「より良くなりたい」と思う気持ちと現実との折り合いがうまくいかず、体に症状として表れている生徒もいます。また、家族の問題を自分の体の症状で、無意識にメッセージとして発信していることもあります。いつも、そういった生徒がいることを意識し、ありのままを受け入れて話を聴くようにしています。
保健給食課では、楽しい給食時間であるとともに、「食」を通じた学びができるように、また児童生徒の心と体の健康を育むため、学校と連携して様々な施策に取り組んでいます。
【問合せ先 保健給食課 電話:025-226-3209】
「未来に輝く子どもたちの就学を支えます!」 ~新潟市就学援助・新潟市奨学金などのご紹介~ (第60号 平成31年4月8日)
新潟市では、さまざまな教育の場面において、経済的な理由により就学の機会が失われないよう経済的支援を行っています。
「就学援助制度のお知らせ」
新潟市では、毎年4月に、小中学校に在籍しているお子さんの保護者の方に就学援助制度についてご案内しています。
この制度は、経済的にお困りのご家庭に小・中学校でかかる経費(学用品費・給食費等)の一部を補助しています。(所得制限あり
☆申請期間☆
初回申請期限:2019年(平成31年)4月15日(月曜)
(初回申請期限を過ぎても申請書は随時受付しますが、申請をした月からが対象となります。)
☆提出先☆
お子さんが通われている学校に提出してください。
詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
「新潟市奨学金のお知らせ」
新潟市では経済的な理由で就学が困難な学生に奨学金の貸付を行っています。(所得制限あり)
☆申請期間☆
令和元年6月10日(月曜)~令和元年7月10日(水曜)予定
☆提出先☆
新潟市教育委員会学務課または各区教育支援センター
詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
(現在、昨年度の申請案内が掲載されています)
「新潟市入学準備金貸付のお知らせ」
新潟市では、高等学校の入学に際して必要となる費用を負担する方に、入学に際して必要となる費用のための資金(入学準備金)を貸し付けます。(所得制限あり)
☆申請受付期間☆
令和元年10月10日(木曜)~令和元年11月11日(月曜)(予定)
☆提出先☆
新潟市教育委員会学務課または各区教育支援センター
詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
(現在、昨年度の申請案内が掲載されています)
「新潟市奨学金」「新潟市入学準備金貸付」については、今年度の計画ができあがり次第、ホームページを更新します。ご確認をお願いします。
【 問合せ先 学務課 電話:025-226-3168 】
このページの作成担当
〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030