2021年度コレクション展
2階常設展示コーナーでは、新津美術館の所蔵品を紹介しています(観覧無料、開催日は開館日に準じます)。
令和3(2021)年度コレクション展
コレクション展1 技光る“用の美”
令和3(2021)年4月10日(土曜)~6月13日(日曜)
休館日 月曜日(ただし4月26日、5月3日、6月7日は開館)
観覧無料
当館の所蔵品から新潟を代表する工芸作家の作品を展示、紹介します。
佐渡生まれの佐々木象堂は、鳥をモチーフにした鋳金作品で知られており、同じく佐渡で生家の窯元を継ぐ伊藤赤水(五代)は、金山からとれる赤土「無名異」の素材を生かし、伝統の中に新たな感性を取り入れました。同様に無名異焼の窯元に生まれた三浦小平二は一方で、故郷の土を使いながら青磁を多く制作しました。また燕市で活躍する玉川宣夫は、色彩の異なる金属を溶着させた1枚の板から鍛金で立体を作り上げています。以上はいずれも人間国宝に認定された作家であり、本展出品作はそれぞれのしごとの特徴を表しています。
今回は特別に新潟市役所所蔵の伊藤赤水(五代)の練上花紋皿を併せて展示します。細部に光る‘わざ’の美をご堪能ください。
2021年度コレクション展1 出品リスト(PDF:730KB)
コレクション展2 北欧・東欧の絵本原画
令和3(2021)年6月26日(土曜)~8月29日(日曜)
休館日 月曜日(ただし祝日、7月26日、8月9日は開館)
観覧無料
フィンレイソン展にあわせて、コレクションの中から北欧・東欧の絵本原画を展示します。
当館では、海外作家による絵本原画を52点所蔵しています。これらはスロヴァキア共和国での開催(1997年)の翌年、その一部が日本国内を巡回した「’98ブラチスラヴァ世界絵本原画展」の出品作で、2012年に当館へ寄贈されたものです。各国文化の懸け橋となるべく創設された同展は隔年で開催され、世界最大規模の絵本原画コンクールとして知られるようになりました。
本展は3つのコーナーで構成しています。まずは土着のおとぎ話や民話をイメージして描かれた作品です。いずれも出版には至っていませんが、現在まで活躍するアーティストの初期の仕事として注目すべき作品といえます。
続いて、原作がある物語や詩の挿絵をご紹介します。日本でも有名なイソップ物語やアンデルセン物語が、多様な作家の挿絵によって世界中の子どもたちに親しまれていることが分かります。また各国を代表する詩人の詩集に添えられた挿絵は、内容をわかりやすく子どもたちに伝える手段として役立っています。
最後に教育的なイラストレーションとして、未就学児が文字を学ぶために作られた絵本の原画をご覧ください。
いずれの作品も、子どもたちの心が豊かに成長するよう願いを込めて描かれています。国際色に富んだ絵本原画の世界をどうぞお楽しみください。
2021年度コレクション展2 出品リスト(PDF:1,048KB)
令和2(2020)年度コレクション展
平成31・令和元(2019)年度コレクション展
平成30(2018)年度コレクション展
平成29(2017)年度コレクション展
平成28(2016)年度コレクション展
平成27(2015)年度コレクション展
平成26(2014)年度コレクション展
平成25(2013)年度コレクション展
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