1 SDGSの参画
最終更新日:2023年9月29日
受付日:令和5年4月 年齢:50歳代
ご意見・ご提案
SDGsの達成に向けて、全国地方自治体初の官民学連携した取り組みを進めてください。また、地中熱活用や下水道熱の活用も全区域で取り組むようにご検討ください。市議会や有識者会議などで、「にいがた2km」計画にも、パブリックコメントを取り入れながら、循環型社会や循環型農業も取り入れて、長期的田園都市を目指してほしいと思います。
回答
「SDGsの取り組みについて」
本市は、昨年度、SDGsの達成に向けた優れた取組を提案する都市として、内閣府よりSDGs未来都市に選定され、本市の強みである「食と農」の分野を中心にSDGsの達成に向け、大学や民間事業者などと一体となって取り組んでいるところです。
地中熱については、省エネ効果が期待でき、本市としても有望な再生可能エネルギーとして、新潟駅南口広場(融雪)や南区の白根健康福祉センター(空調設備)をはじめとした施設に導入を進めています。脱炭素社会を実現するため、地域の特性に合わせ、今後もこうした再生可能エネルギーの普及に努めていきます。
次に、下水道管を流れる下水は、大気に比べ冬は暖かく、夏は冷たい特性を有し、この温度差の熱エネルギーを下水熱として、施設の冷暖房や給湯、道路融雪に活用することにより、省エネ・CO2削減効果が期待されます。本市では、これまでに市役所前バスターミナルの歩道融雪や秋葉区花ステーションの暖房で活用し、一定の効果を確認しています。
この下水熱は、市域で広く整備された下水道管や下水処理場などの下水道施設から熱を採取し利用できる可能性があることから、今後は、現在稼働している施設のデータ収集を踏まえ、熱利用者に対する下水熱の熱量や利用可能エリア等の情報発信や下水道施設から熱を採取する際の管理の範囲や占用・使用といった条件設定を検討していきたいと考えています。
また、本市では、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の考え方に基づき、天然資源の投入をできるだけ抑制し、最終処分量を削減するとともに、燃やさざるを得ないごみについては、焼却余熱の発電利用などエネルギーとしての活用を進め、適正に処理・処分してゆく循環型社会を目指しています。これらの実現に向けて、食品ロスの削減やプラスチックの排出抑制などに取り組むとともに、温室効果ガスの排出抑制、環境負荷の低減を考慮しながら、効率的で持続可能なごみの収集・処理体制を構築していきます。
循環型農業については、もみ殻堆肥をはじめとした有機資源の利用や、スマート農業を活用し化学肥料の低減を図るなど、これまで以上に取組みを進めていきます。
これからも、市民や事業者など多様な主体と連携しながら、SDGsの達成に向けた取組を進めていきます。
「にいがた2kmについて」
本市では、市民の皆さまや関係団体・企業等の皆さまからいただいたご意見・ご提案を参考にしながら、これからの都心のまちづくりの方向性として、令和4年2月に『都心のまちづくり【「にいがた2km」の覚醒】』を策定しました。緑あふれ、人・モノ・情報が行き交う活力あるエリアの創造に取り組むとともに、8区のネットワーク強化を図りながら、「本市経済・産業の発展を牽引する成長エンジン」としていく取組を推進しています。
今後も市報や特設ホームページ「ニイガタニキロニュース」などの様々な媒体を活用し、「にいがた2km」の取組を積極的に発信していきます。
回答日:令和5年4月
担当課:政策調整課 環境政策課 下水道計画課 循環社会推進課 農林政策課 都市政策部
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