市報にいがた 令和3年11月7日 2754号 5面
最終更新日:2021年11月7日
連載 新潟の食をめぐる(2)
髙島屋(西蒲区・旅館)
歴史ある企業や店舗を訪ねます。
新潟の食にこだわった日本料理
のどぐろ塩釜焼き
代々岩室で庄屋を営んできた髙島(たかしま)家が戦後に始めた旅館で、築260年以上の屋敷でお客様をお迎えしています。
「もともと庄屋には、良寛さまをはじめとする文人をお泊めし酒や食事を振る舞う文化がありました」と女将(おかみ)の髙島さん。「新潟の食にこだわった日本料理でおもてなしをしています。のどぐろ塩釜焼きと岩室産コシヒカリは、当館お薦めの一品です」
旅館は日本の文化
女将
髙島 基子(もとこ)さん
髙島家の始まりは、1615年の大坂夏の陣にさかのぼります。「豊臣方だった先祖は、現在の滋賀県高島市から家来と共に逃げ、岩室にたどり着いたそうです。伝承では、温泉は7代目の当主が発見したとされています」
岩室は温泉と共に発展し、旅館には岩室の歴史や文化が詰まっています。髙島さんは「今は旅館にとって大変な時代です。ニーズに合わせて変化しながら、次世代にも『旅館』という日本文化が残ってほしいです」と話してくれました。
関連リンク
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Reader(旧Adobe Acrobat Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ