第351号(令和3年11月21日) 1ページ
最終更新日:2021年11月21日
元気いっぱい!あなたのまちの「コミ協(地域コミュニティ協議会)」
問い合わせ 地域総務課 地域振興・文化スポーツグループ(電話:0250-25-5670)
地域コミュニティ協議会とは
地域コミュニティ協議会(コミ協)は、市と協働して地域のまちづくりや地域の課題の発見と解決に取り組んでいる組織です。
皆さんの最も身近にある自治会・町内会を中心に、PTA、青少年育成協議会、民生・児童委員協議会など地域のさまざまな団体で構成されています。
コミ協の活動は地域の人たちのための活動です。今号では地域コミュニティ協議会の活動を紹介します。
みんなが暮らしやすいまちへ
コミ協はおおむね小学校区を基本とする任意の自治組織です。各自治会・町内会を中心に、学区内の諸団体で構成され、学区全体の住民の交流や自治会単位では対応が難しい広い範囲の課題に取り組んでいます。
【具体的な活動例】
- 防犯パトロールの組織・運営
- コミュニティ誌の発行
- 文化スポーツイベントの実施 等
子どもの見守り活動の様子
誰もが「コミ協」とつながっています
秋葉区には11のコミ協があります。皆さんのお住まいの地域のコミ協を確認してみてください。
名称 | 小学校区 |
---|---|
(1) 新津中央コミュニティ協議会 | 新津第一小学校 |
(2) 新津西部コミュニティ協議会 | 新津第三小学校 |
(3) 荻川コミュニティ振興協議会 | 結小学校・荻川小学校 |
(4) 満日コミュニティ協議会 | 阿賀小学校 |
(5) 新津東部コミュニティ協議会 | 新津第二小学校 |
(6) 阿賀浦コミュニティ協議会 | 阿賀小学校 |
(7) 新関コミュニティ協議会 | 新関小学校 |
(8) 小合地域コミュニティ協議会 | 小合小学校・小合東小学校 |
(9) 金津コミュニティ振興協議会 | 金津小学校 |
(10) 小須戸コミュニティ協議会 | 小須戸小学校 |
(11) 山の手コミュニティ協議会 | 矢代田小学校 |
大きくなってこの町に帰ってきますように
~新津東部コミュニティ協議会~
10月24日、新津東部コミュニティ協議会と新津第二小学校、新津第五中学校が連携して、「おかえり灯りぷろじぇくとIII」を開催しました。「サケの稚魚が、広い海で大きくなってこの町に帰ってきますように。子どもたちが広い世界で大きくなってこの町に帰ってきますように。」という2つの願いが込められています。サケねぶた灯ろうや大きな生き物を描いたかべ灯ろう、天井から揺れる泡灯ろうなど、子どもたちが願いを込めて作った灯ろうが体育館を飾りました。灯ろうの光の幻想的な雰囲気の中、子どもたちのナレーションとともにダンスパフォーマンスが行われ、ピアノの音とサケをイメージしたダンスで観客を魅了しました。
斎藤龍秋会長
地域と学校が連携して行うこのイベントは、地域の願いを発信し、子どもと親、地域の人が一緒に参加できるため、関心も高く多くの人が訪れています。人と人とがつながり、多世代との交流がうまれ、年々盛り上がりをみせています。地域の人が自分の地域のことを知り、いい街だと認識することが、次の世代、次の活動への力につながっていくと考え、活動に取り組んでいます。
地域で子どもたちを支える
~小合地域コミュニティ協議会~
小合東小学校には学童保育がなかったため、子どもたちの保護者が困っているという相談を受け、今年の4月から小合地域コミュニティ協議会が学童保育「こじかクラブ」の運営を開始しました。地域の人たちの中から、支援員(有資格者)と補助員の協力をお願いし、子どもたちを見守り、サポートしています。小学校の協力を得て、学校の空いた教室を利用して運営を行っています。子どもたちは、天気の良い日は外で遊んだり、体育館でバドミントンをしたり、部屋では折り紙やぬりえなどを楽しんでいます。宿題も終えられるよう支援しています。とてもアットホームな雰囲気の中、子どもたちは安心して過ごしています。
古田治会長
学童保育運営には多くの苦労がありますが、地域の宝である子どもたちのため、地域と学校が連携して支援に取り組んでいます。地域の人が学校をボランティアで手伝ったり、子どもたちが地域の行事に参加したり、お互いの交流が盛んに行われています。今後は、子どもから高齢者まで地域を1つにする行事ができたらと考えています。地域の人が気楽に相談などに訪れることができるコミ協を目指しています。
小須戸の歴史を伝承する
~小須戸コミュニティ協議会~
旧小須戸町の先人たちが築き上げてきた、重要な歴史、文化、伝統を後世に末永く伝えるとともに、小須戸を愛し、誇りを持ち続ける心を育むため、旧小須戸町時代の写真を収集し、「今昔写真展2021」を開催しました。大切な記録が風化してしまわないように始めた活動です。資料集めからデータベース化して写真展につなげるまで、2年ほどかかりました。昔を懐かしく感じていただいたり、まちの変化に興味を持つ人がいたり、多くの人に関心を持ってもらいました。今後は巡回展示を行い、もっと広く伝えていく活動を行っていくほか、小須戸神楽舞や小須戸園芸組合の生い立ちについて、映像化して残すことで継承できるように取り組んでいきます。
佐藤喜代一会長
なくなっていくものもある中で、大切な資料を残していくために今動かなければと始めた活動です。小須戸にはお寺や神社など魅力ある場所がたくさんあります。昔と今を写真で見てもらい、その後現場に足を運んでもらって、小須戸の魅力が多くの人たちに広がっていくといいなと思っています。新しく移住してくる人も増えているので、地域を身近に感じ愛着を持てるよう活動を続けていきたいです。