新潟市共通アプローチ・カリキュラム
最終更新日:2020年2月6日
新潟市共通アプローチ・カリキュラムは、公立私立を問わず、全ての幼稚園、保育所、認定こども園等で活用していただくことを念頭に策定しました。各園の取組の良さを最大限に活かすため、あえて活動の具体は示さず、子どもの姿を示しました。各園において、この姿が見られるよう、教育・保育を進めていただきたいと思います。
アプローチ・カリキュラムを自園化しましょう
新潟市共通アプローチ・カリキュラムは、各園の良さを十分に活かしていただくため、各園の実情に応じて「自園化」して使っていただくことを前提としています。ここでは、「自園化」の方法について説明します。
基本的な考え方
特別な行事や活動を計画するのではなく、通常の園の取組の中で、短期指導計画(幼稚園)や月間・週日指導計画(保育園)等を作成する際、アプローチ・カリキュラムに示されている姿を考慮して立案し、実践を行います。
ステップ1
アプローチ・カリキュラムの「経験してほしい重点内容(子どもの姿)」を全職員で共有します。
※下図の赤枠の部分
新潟市共通アプローチ・カリキュラムでは、「かかわる力」の基盤をつくり、主体性を育むために意識してほしい子どもの姿を明記しました。明記している姿の一つ一つについては、時期や期間を園の状況に合わせてよりよく変更していただいて結構です。
・「新潟市の重点」欄の「経験してほしい重点内容」に示されている姿については、文章の変更はせず、時期と期間のみ、園の実態に合わせて変更することは可能です。
・「小学校・他園との交流活動」「行事等」「小学校・他園との連携」「保護者との連携」は、各園の実態に合わせた文言でアプローチ・カリキュラムと園の他の計画の両方に明記して活用します。
※上記のように自園化したアプローチ・カリキュラムは、5歳児担当だけでなく、全職員で共通理解して、取り組んでください。
※実際に使いながら園の実態に合わせ、各欄に付け足しや書き込みをして活用します。
ステップ2
「経験してほしい重点内容」が入るように、自園の長期のカリキュラムを作成します。
自園の長期カリキュラム(保育課程等)に、新潟市幼小接続期カリキュラムの「経験してほしい重点内容」が盛り込まれているか確認します。カリキュラムの文言そのままではなく、同様の内容が盛り込まれていれば結構です。カリキュラムに合わせて3色に着色すると、分かりやすくなります。
もし、盛り込まれていない重点内容があれば、自園のカリキュラムに盛り込んでください。
左の図は、ある園の長期カリキュラム(保育課程)の5歳児部分です。ピンク、緑、黄色の3色の部分があることから、「経験してほしい重点内容」が盛り込まれていることが分かります。
ステップ3
「経験してほしい重点内容」が入るように、自園の短期のカリキュラムを作成します。
目指す姿に向かっているかどうかを常に意識します。子どもの様子を観察し、状況に即して短期案を修正し、次の取組につなげるようにします。ここでも、共通アプローチ・カリキュラムの「新潟市の重点」に合わせて短期案を3色に着色すると、目指す姿が自園のカリキュラムに組み込まれているかを確認しやすくなります。
〇モデル園の自園化資料(平成30年度)
新潟市立西幼稚園
・アプローチ・カリキュラムの自園化説明データ(PDF:2,874KB)
新潟市立あじほ保育園
・アプローチ・カリキュラムの自園化までの手順(PDF:41KB)
愛泉こども園
・アプローチ・カリキュラムの自園化の手順(PDF:587KB)
〇その他の資料
※カリキュラムや幼保こ小の連携・接続に関する質問と回答をまとめました。
※平成29年度と30年度に実施した研修会(公開保育)の様子等をお伝えしています。
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