光化学スモッグについて
最終更新日:2024年1月11日
光化学スモッグとは
光化学スモッグは、自動車や工場から発生した汚染物質に太陽の強い紫外線が作用する光化学反応により発生する物質によって、もやがかかったようになり視界が悪い状態のことを言います。
スモッグは、煙:smokeと霧:fogの合成語です。
この時、発生する物質を光化学オキシダントと言います。
光化学オキシダントとは、大気中のオゾンやパーオキシアセチルナイトレートなどの酸化性物質のことで、その大部分はオゾンです。このオゾンは、紫外線のもとで起こる二酸化窒素と酸素の反応で生成し、同じく紫外線で生成する炭化水素の反応物がこれを促進します。
このため、光化学オキシダントは、日差しが強い日中に発生し、窒素酸化物などの汚染物質の濃度に影響されます。一般には、風が弱く汚染物質の拡散しにくい気象条件で発生しやすいといわれています。
光化学オキシダントは、目や鼻、のどなどの粘膜を刺激して健康被害を発生させたり、植物の葉が変色するなどの影響を与えます。そのため、環境基準が設定されており、1時間値が0.06ppm以下です。
光化学スモッグ注意報について
光化学スモッグ注意報は光化学オキシダントの1時間値が0.12ppm以上となった時に発令されます。
光化学スモッグ注意報が発令された場合は、屋外での行動は控えて、自動車などの使用を控えるようにしてください。新潟市では「新潟市光化学スモッグ緊急時対応措置要綱」を定め、広報などの活動を通じて市民の皆様の安心・安全を確保するよう努めています。
光化学スモッグ注意報等発令状況はこちらをご覧ください。
光化学スモッグに関する情報(新潟市の大気常時監視)(外部サイト)
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