カバキコマチグモ

最終更新日:2025年1月23日

カバキコマチグモに注意しましょう!

日本に普通に生息するクモ(在来種)です。
クモによる咬傷事例で多いのはカバキコマチグモによるものです。積極的に咬むことはありませんが、
家屋内に紛れ込んだクモを素手で捕まえようとして咬まれることがあります。

特徴

体色は茶褐色で、牙は大きく顎と足の先端は黒色。
体長は10ミリメートルから15ミリメートル程度。
年1回発生で、3月~8月にかけて出現し、6月~7月に最も数が多い。

生息場所

ススキなどイネ科の雑草がある場所に生息します。
葉をチマキ状に巻き巣を作り産卵します。
普段は巣の中に潜み、小さな虫を捕らえてエサにします。

被害

カバキコマチグモが積極的に人を襲ったという報告はありません。
繁殖期には活動が活発になるため、室内に侵入し寝具や履物、洗濯物の中に潜み、偶発的に咬まれることがあります。
咬まれると、直後から痛みに襲われ赤く腫れます。咬まれてしまったら自分で判断せず、医療機関を受診しましょう。

対策

ススキなどイネ科の雑草を刈り取りましょう。(草刈り時の刺咬被害に注意しましょう)
屋内でクモを見つけた場合は、手などで触れないようにし、ほうきと塵取りで屋外に出すか
不快害虫用エアゾールを噴霧し殺虫してください。

このページの作成担当

保健衛生部 保健所環境衛生課

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