第357号(令和4年2月20日)1ページ目
最終更新日:2022年2月20日
学校が元気に、地域が元気に、そして子どもが元気に。
地域と学校パートナーシップ事業を紹介します 第2弾
市では、学校が地域に開かれ地域とともに歩むことができるように、地域のネットワークづくりや協働事業などを推進し、「学・社・民の融合」による学校教育を進めています。そのために、全ての学校に「地域教育コーディネーター」を配置して、地域と連携・協働したさまざまな活動を行い、事業の目指す姿「学校が元気に、地域が元気に、子どもが元気に」の実現に向け取り組んでいます。
前号に引き続き、今号では区内の小中学校および西特別支援学校の令和3年度パートナーシップ事業の活動の様子を紹介します。
問い合わせ 西蒲区教育支援センター(電話:0256-72-8560)
「学・社・民の融合による教育」イメージ
「学」は学校、「社」は公民館や図書館などの社会教育施設、「民」は地域住民、家庭、地域の諸団体や企業です。
岩室小学校
学年を越えて編制した班でサツマイモを育て、スイーツにしました。児童が地元の和菓子屋さんと協力し、大福とパウンドケーキを開発。ボランティアと一緒に作ったサツマイモがさらにおいしく商品化され、充実した活動になりました。
和納小学校
岩室地域コミュニティ協議会による地域を明るく元気にするためのイルミネーション事業に、児童が参画しました。沖野会長の事業説明を聞いた児童はすてきなメッセージとデザインを提案。完成品を目にし、地域愛をさらに深めました。
曽根小学校
校地内の梅の木から完熟した梅を収穫し、梅干し作りにチャレンジしました。野菜の栽培を教えてもらっている畑の先生に指導してもらい、干す・漬けるなどの工程を経て、すっぱくおいしい梅干しに仕上がりました。
鎧郷小学校
6年生が地域を盛り上げるために「そら野テラス」とコラボした商品開発を始めて5年目。今年度は、色鮮やかな西川産野菜と牛肉がベストマッチした「GO!GO!よろンバ丼」を開発。児童の夢が実現できる大変有意義な学習となっています。
升潟小学校
4年生は、升潟でたくさん作られているいちじく「越の雫」に着目。いちじく畑に初めて入り、いちじくの育て方や収穫方法を農園の人に教えてもらいました。採れたてのいちじくはとても甘く、升潟のいちじくを広めていきたいと、地域の良さを再発見しました。
潟東小学校
2年ぶりの実施となった弥彦山への全校登山(裏参道コース)は、とても気持ちの良い天気に恵まれました。たくさんのボランティアに見守られながら頑張って登った児童の顔は、達成感に満ちあふれていました。
西特別支援学校
越王太鼓保存会の皆さんを招いて、和太鼓演奏を鑑賞し、和太鼓をたたく体験をしました。中学生の生徒は、迫力ある太鼓の音に目を丸くして聴き入っていました。たたき方を丁寧に指導してもらい、リズムよく演奏することができました。
岩室中学校
地域の人の学びの拠点づくりとして、令和元年度に「岩室よろってクラブ」が発足し、活動を始めました。今年度はコロナ禍ですが、感染症対策を徹底しながら活動し、毎月第2木曜に折り紙や工芸などを楽しく学び合っています。
西川中学校
防災教育に力を入れています。今年度は、4回の防災体験学習を行いました。昨年11月19日(金曜)には、避難所運営ゲーム「HUG(ハグ)」を通して、災害時に避難所開設となった場合、中学生の自分たちに何ができるのかを考えました。
潟東中学校
1年生を対象に、3人の講師を招いて「働く人から学ぼう」をテーマに職業講話を実施しました。講師の体験を基に、その職業に就くきっかけや、やりがい、苦労話を聞き、働くことの意義を学ぶ良い機会になりました。
来年度からコミュニテイ・スクールが始まります
「コミュニティ・スクール」とは
保護者・地域・学校が一体となって子どもの成長を支える体制を築き、「これからの社会をたくましく生き抜く力の育成」を目指した「地域とともにある学校」づくりを進めるもの。
令和4年度から、新潟市内の全小中学校と特別支援学校で、コミュニティ・スクールの取り組みが始まります。
西蒲区では、潟東小学校と潟東中学校がモデル校として令和3年度からコミュニティ・スクールに取り組んでいます。
昨年7月には、小中学校合同で学校運営協議会を開き、「子どもの適正なメディア利用」と「タブレットの家庭への持ち帰り」をテーマとして活発な話し合いを行いました。メディアの利用により家庭での会話が減ってきていることから、使用する時間や使い方を子どもと一緒に考えることが大切だ、などの意見が出されました。
西蒲区データ
人口 54,968人(−75) 世帯数 20,770世帯(−4) 男 26,641人(−33) 女 28,327人(−42)
※1月末現在の住民基本台帳。カッコは前月末比