チョウセンアサガオによる食中毒に注意しましょう
最終更新日:2023年3月9日
平成28年11月11日、新潟県内でチョウセンアサガオによる食中毒が発生しました。
自家用畑で観賞用に栽培していた植物の根をごぼうと誤って採取し、おでんにして食べたところ、口の渇き、平衡感覚がなくなる、尿が出なくなるなどの症状が起こり、入院した事例がありました。
- 家庭菜園や畑などで、野菜と観賞用植物を一緒に栽培するのはやめましょう。
- 食用として植えた覚えのない植物は食べないでください。
- 食用と確実に判断できない植物は、
「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」!
- 山菜と有毒植物が混生することがあるので、一本一本よく確認して採るようにしましょう。
また、調理前にも再度確認してください。
チョウセンアサガオとは
- 一年草で、茎は直立し、多くの枝にわかれ、淡緑色で高さ1.5mほどになります。
- 有毒成分は、ヒオスチアミン、スコポラミンなどのトロパンアルカロイド。
- 以前は薬用として盛んに栽培されていたが、最近では園芸品種としての栽培が多くなっています。
間違えやすい植物
- 根はゴボウ、開花前のつぼみはオクラ、葉はモロヘイヤ、アシタバ、種子はゴマと間違えやすく、注意が必要です。
- 自宅敷地内等でチョウセンアサガオとゴボウを栽培している場合、誤食することがあります。間違えやすい野菜などの近くで栽培しないでください。
チョウセンアサガオ
チョウセンアサガオによる中毒症状
- 経口後30分程度で口渇が発現し、体のふらつき、嘔気、倦怠感、眠気が生じます。
- その後、口渇、瞳孔散大、意識混濁、心拍促進、興奮、麻痺、頻脈などが起こります。
関連リンク
自然毒のリスクプロファイル:チョウセンアサガオ(厚生労働省)(外部サイト)
食品衛生の窓:チョウセンアサガオ類(東京都福祉保健局)(外部サイト)
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