キツネノボタンによる食中毒に注意しましょう
最終更新日:2024年6月18日
令和6年5月15日、新潟市内でキツネノボタンによる食中毒が発生しました。
ミツバの中にキツネノボタンが混在しており、食べたところ、直後に喉と舌のしびれ、めまい等の症状が見れたため、救急搬送されました。
キツネノボタンはミツバと混ざっていると、におい等での鑑別が難しくなり、ミツバと誤って食べられることがあるため、注意が必要です。
- 食用と確実に判断できない植物は、
「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」!
- 山菜と有毒植物が混生することがあるので、一本一本よく確認して採るようにしましょう。
(夏に葉や花で種類を確認し、間違いやすい有毒植物が混生していないことを確かめた場所で山菜取りをしましょう。)
また、調理前にも再度確認してください。
キツネノボタンとは
- キンポウゲ科の有毒植物
- 有毒成分は、プロトアネモニン
間違えやすい植物
- 山菜として食べられるミツバと若い葉が似ています。
- ミツバの近くに生えていることがあります。
- ミツバはセリ科特有のにおいを放ちますが、キツネノボタンと混ざっているとにおいでの区別が難しくなります。
- ミツバは小葉同士がくっついているが、キツネノボタンは小葉同士が離れている。
- キツネノボタンは葉の裏や茎に毛が生えています。
写真1.キツネノボタン(表)
写真2.キツネノボタン(裏)
写真3.キツネノボタン(左)とミツバ(右)
特徴
- 写真2:葉の裏や茎に毛が生えている
- 写真3:キツネノボタン(左)は小葉同士が離れているのに対し、ミツバ(右)は小葉がくっついている
(キツネノボタンの成長段階によっては、上記の特徴がわかりにくいこともあるため、よく確認しましょう)
キツネノボタンによる中毒症状
- 皮膚や粘液に対し刺激性がある
- 喫食後すぐ、に口腔内刺激による痛み、腹痛、下痢、吐血等の症状を呈する
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