ヒメザゼンソウによる食中毒に注意しましょう
最終更新日:2023年3月14日
令和4年4月12日、新潟市内でヒメザゼンソウによる食中毒が発生しました。
新潟県内の山林でウルイ(オオバギボウシ)と有毒植物であるヒメザゼンソウを誤って採取し、食べたところ、喉のしびれを呈し、入院した事例がありました。
- 食用と確実に判断できない野草は、
「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」!
- 山菜と有毒植物が混生することがあるので、よく確認して採るようにしましょう。
(夏に葉や花で種類を確認し、間違いやすい有毒植物が混生していないことを確かめた場所で山菜取りをしましょう。)
また、調理前にも再度確認してください。
ヒメザゼンソウとは
- ザゼンソウより小型で、ザゼンソウとは逆に葉が先に出て、6月頃花が咲きます。
- シュウ酸化合物が含まれており、口に入れると強い刺激を起こします。
- 以前は、可食としている図鑑もあったことから注意が必要です。
間違えやすい植物
- 山菜として食べられるウルイ(オオバギボウシ)と、若い葉がよく似ています。
- ヒメザゼンソウの葉は、平行する側脈の数がウルイ(オオバギボウシ)より少なく、それらをつなぐ網目状の横脈が目立つこと、葉の先端がウルイ(オオバギボウシ)のように鋭くとがらないこと、などで識別できます。
ヒメザゼンソウの写真(全体)
ヒメザゼンソウの写真(葉上部)
ウルイの写真(全体図)
ウルイの写真(葉上部)
写真引用:厚生労働省ホームページ
ヒメザゼンソウによる中毒症状
- 喫食後すぐに発症。
- 中毒症状は口のしびれ、悪心、嘔吐、下痢、麻痺、皮膚炎など
関連リンク
厚生労働省ホームページ:有毒植物による食中毒に注意しましょう(外部サイト)
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