通電火災
最終更新日:2022年11月1日
近年、日本各地で大きな地震が発生し、因果関係は不明ですが火災も発生しています。ご家庭で、地震や風水害時の防火・防災対策はしていますか?地震発生時には通電火災に注意が必要です。通電火災とは、地震、台風等の自然災害の影響で様々な要因により、停電から電気が復旧することによって発生する火災のことをいいます。
通電火災の原因は?
パターン1地震発生時
損傷した配線などに再通電し、発熱発火する。
転倒した電気ストーブなどにカーテン、じゅうたん等の可燃物が接触した状態で再通電し着火する。
再通電時に発生した電気的火花が、漏れ出たガスに引火、爆発する。
パターン2風水害時
浸水や雨漏りにより、電化製品が水に濡れ、再通電時にショートし発火する。
コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキングが発生し出火する。
通電火災を防ぎましょう。
停電発生時
停電中は電気機器のスイッチを切りに、電源プラグをコンセントから抜く。
停電中に自宅から離れる際は、ブレーカーを落とす。
通電再開時
地震で転倒、浸水などにより電化製品が破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認してから電化製品を使用する。もし、異常があれば使用しない。
日頃からの備え
日常で使用している暖房器具については、耐震自動消火装置や転倒オフスイッチなどの安全装置付きのものにする。
地震発生時に設定値以上の揺れを感知した時に、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める感震ブレーカー等を設置する。
災害時の二次被害を減らすために、ご家庭でも災害対策をよろしくお願いします。
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地震による電気火災を未然に防ぐために、感震ブレーカーを設置しませんか