地震による電気火災を未然に防ぐために、感震ブレーカーを設置しませんか

最終更新日:2022年11月1日

1地震の発生と電気火災

阪神・淡路大震災と東日本大震災で発生した火災で、出火原因が特定された火災のうち、阪神・淡路の時は約61%、東日本の時は約65%が電気を起因としています。また、電気器具の発熱のほか転倒や損傷によるもの、電気配線の損傷などによるものが主な原因でした。

2感震ブレーカーとは

感震ブレーカーとは、地震の揺れをセンサー等が感知し、あらかじめ設定しておいた震度以上の場合に作動して電源を遮断する器具をいいます。
感震ブレーカーを設置すると、地震発生時に電気を遮断するため、次のような電気火災を防止することができます。


地震により発生する恐れのある電気火災

3感震ブレーカーの種類と特徴

感震ブレーカーには、「分電盤タイプ」、「コンセントタイプ」、「簡易タイプ」の3種類があり現在販売されています。
機能もそれぞれ異なるため、状況によって適した製品を選びましょう。また、感震ブレーカーには性能評価を行う団体の認証、推奨マークが付されています。


感震ブレーカー種類別一覧表

性能評価を行う団体及び認証、推奨マーク

一般社団法人日本配線システム工業会
関係URL http://www.jewa-hp.jp/index.html
問合せ 東京都中央区日本橋久松町13-4 第11村上ビル
電話 03-5640-1611

一般社団法人日本消防設備安全センター
関係URL http://www.fesc.or.jp/05/index3-b.html
問合せ 東京都港区虎ノ門2-9-16 日本消防会館
電話 03-3501-7910(企画研究部)

4感震ブレーカーを設置する場合の留意事項

  • 感震ブレーカーの作動については、建物の立地条件、構造、居室の存する階などによって、同じ揺れでも作動する場合や作動しない場合もあります。
  • 感震ブレーカーが作動すると、設置するタイプによっては、全ての電気が遮断され停電状態となりますので、電気を使用する在宅医療機器等がある場合は、バッテリー等を備えるなどの注意が必要ですので、医療機器メーカー、販売店又は取扱店に確認して下さい。また、夜間に地震が発生した場合、避難する際の照明器具等を準備しておくなどの注意も必要です。
  • 分電盤タイプ、コンセントタイプの埋め込むタイプは電気工事が必要となりますので、お近くの電気工事店にご相談下さい。
  • 簡易タイプはホームセンター等で購入できます。

※内閣府・消防庁・経済産業省発行の資料をダウンロードできます。

※感震ブレーカーの模擬実験の動画を内閣府「防災情報ページ」で見ることができます(下記リンク参照)。

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電話:025-288-3230 FAX:025-288-3215

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