市報にいがた 令和4年10月2日 2776号 1面から3面
最終更新日:2022年10月2日
10月9日(日曜)新潟シティマラソン スポーツは、新しいカタチへ。
問い合わせ スポーツ振興課(電話:025-226-2598)
- 目標 1:貧困をなくそう
- 目標 2:飢餓をゼロに
- 目標 3:すべての人に健康と福祉を
- 目標 8:働きがいも 経済成長も
- 目標 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
- 目標 11:住み続けられるまちづくりを
- 目標 12:つくる責任 つかう責任
- 目標 13:気候変動に具体的な対策を
- 目標 17:パートナーシップで目標を達成しよう
市長より
新潟市の一大スポーツイベント・新潟シティマラソンを、4年ぶりにいよいよ開催する運びとなりました。私もこの日を心待ちにしておりました。
今大会では、新たに一部の種目で車いすでのエントリーが可能になりました。また、障がいの有無や年齢を問わずどなたでも参加いただける新種目「ユニバーサルラン」を都心エリア「にいがた2km(ニキロ)」内で実施するなど、これまで以上に市民の皆さんに身近で親しんでいただける大会となっています。
同大会の開催を通じて、市民の健康増進はもとより、県内外からの参加者へ新潟の魅力を発信することで今後の交流人口の拡大を図るとともに、コース沿道のボランティア活動や応援、盛り上げによって地域の一体感を醸成し、本市全体の活性化へつなげてまいります。
今後も生涯スポーツ社会の実現に向けて、スポーツに満ちた明るく豊かなまちづくりを推進していきます。
新潟市長
4年ぶりのシティマラソン 私の楽しみ方
走る人、応援する人、支える人。それぞれの形で新潟シティマラソンに参加する皆さんに話を聞きました。
シティマラソン初優勝に挑む
荒木 祐哉さん(FREERUN(フリーラン))
中学3年生の時に駅伝大会に出場したことがきっかけで陸上競技を始め、現在はクラブチームで市民ランナーとして走り続けています。仕事と競技の両立のために短時間で効率的に練習することで、社会人になってからも自己記録を更新することができています。
2018年の新潟シティマラソンでは2位に終わり、その悔しさをばねにトレーニングに励んできました。4年ぶりに開催される今大会では必ず優勝したいです。今後は東京マラソンなど国内トップレベルのレースで2時間15分台を出すことを目標に、競技に取り組んでいきたいと思っています。
休日は市陸上競技場で強度の高い練習に取り組む
家族で楽しく完走を目指す
山路 善幸さん・敏子さん(中央区在住)
息子に誘われて約8年前に夫婦でランニングを始め、健康維持を兼ねて走り続けています。4年前の新潟シティマラソンでは初めて2人でフルマラソンに挑戦し、そろって完走することができました。大勢のランナーと一緒にゴールを目指すのは、まるでお祭りのような高揚感がありました。
感染症の影響でなかなか走れない時期もありましたが、今は主に週末に練習を重ねています。大会には普段離れて暮らす息子や娘も出場するなど、マラソンは我が家の家族行事の1つになっています。それぞれの目標に向かって、みんなで楽しく走りたいと思います。
市スポーツ協会主催のフルマラソンセミナーにも2人で参加
ダンスの応援で元気を届ける
渡邉 鈴(すず)さん(新潟清心女子高等学校ダンス部2年)
私たちダンス部員は、大会やイベントでの演技披露に向けて日々練習を重ねています。新潟シティマラソンの当日は「にいがたランナー応援し隊」として、沿道からダンスでランナーを応援します。
4年前のシティマラソンで応援に参加した時は、ランナーの方が私たちに手を振ってくれたり、「ありがとう」と声をかけてくれたりして、とてもうれしい気持ちになりました。私たちもいつも周りの方々の応援を受けて活動しているので、今回はその感謝を伝えるつもりで笑顔で踊り、ランナーの皆さんに元気になっていただきたいです。
シティマラソン当日に披露するダンスを練習する同部部員の皆さん
ボランティアで選手の笑顔を支えたい
竹内 和子さん(豊照サッカー少年団)
縁あって地元のサッカー少年団のお手伝いをしており、約50人の団員のうち小学校低学年以下の団員と土曜・日曜に楽しく活動しています。子どもたちの成長を実感し喜びを分かち合えるのがとてもうれしく、みんなの笑顔にいつも元気をもらっています。
新潟シティマラソンでは、団員の保護者と一緒に給水所を担当します。日頃私たちは地域の皆さんに支えられて活動しているので、地元を走るランナーのお役に立てればと思っています。これからも選手の笑顔を支える側として、スポーツに関わっていきたいです。
豊照サッカー少年団の団員と保護者の皆さん
ゲストランナーからのメッセージ
高橋 尚子さん(シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト)
新潟シティマラソンは、心躍る華やかな街と、風が吹き抜ける海沿いの両方を楽しめるコースが特徴です。以前の大会では、萬代橋を思い切り走るランナーの喜ぶ姿が印象に残っています。
また、ランナーを迎える応援やボランティアの皆さんがとても身近に感じられ、アットホームな雰囲気も魅力的だと思います。皆さんの笑顔があふれる大会に今年も参加できることを楽しみにしています。
永田 務選手(東京2020パラリンピック男子マラソンT46クラス銅メダリスト)
走ることの魅力は、いろんな場所で風景を楽しんだり、同じ場所でも季節や時間による違いを感じたりできることだと思います。昨年の「新潟シティマラソンランニングフェスティバル」では、走りながら参加者の皆さんとお話をしたり、一緒に写真を撮ったりと、時間いっぱい楽しむことができました。今年も「ユニバーサルラン」に参加します。時間も距離も走り方も自由に、一人一人のやり方でマラソンを楽しみましょう!
車いすランナーの挑戦 パラスポーツの道を切り開く
奥田 柊(しゅう)さん(中央区在住)
競技は自己表現の場
奥田さんは佐渡市出身。先天性の脳原性移動機能障がいがあり、車いすを使って生活しています。
トライアスロンの選手だった母の勧めで陸上競技を始めたのは、中学2年生の時。「競技中は誰にも妨害されず、思い切り体を動かせる短距離走に魅力を感じました」。その年の全国障害者スポーツ大会では、初出場ながらスラローム種目で優勝。100メートル走でも全国トップレベルの実力に成長しました。
「競技は自己表現の場。頑張ることで周りの人が笑顔になってくれて、自分の存在価値を示せるのがうれしい」と奥田さん。現在も仕事と競技を両立し、次のパラリンピックを目指して練習を続けています。
中学生の頃からさまざまな競技会に積極的に出場
新潟をパラスポーツの街に
今回の新潟シティマラソンでは、ファンラン(10.6キロ)で初めて車いすでの参加が可能になりました。奥田さんは「新潟にも世界を目指すパラスポーツ選手がいることを知ってほしい」と出場を決めました。「普段は決められたレーンを走るので、広い道路でほかの選手と競り合ってみたいです」と意気込んでいます。
今後は新潟をパラスポーツがより盛んな街にしたいという奥田さん。「私たちの練習環境は、健常者に比べてまだ十分ではないと思います。障がいの有無にかかわらず、誰でも同じようにスポーツに取り組むことができるよう、今後も活動を続けていきたいです」と真剣なまなざしで話してくれました。
新潟ふれ愛プラザ(江南区)での練習。何度もダッシュを繰り返す
10月9日(日曜)開催当日の交通規制
規制中、コースの通行・横断や車両の出入庫はできません。看板や警備員の指示に従い、迂回(うかい)通行してください。
- スタート…デンカビッグスワンスタジアム交差点前
- フィニッシュ…新潟市陸上競技場
- 浜浦橋⇔青山斎場…青山斎場行きの車のみ交互通行可
- 平成大橋…車道は規制なし。歩道は下流側のみ通行止め
- 新潟みなとトンネル…海側・まち側トンネルとも全面通行止め
注意事項
- 感染拡大防止のため、事前申し込みを行った団体以外の沿道での応援は控えてください。
- 大会開催の有無は、当日の午前5時に同大会ホームページで告知します。
- 市役所駐車場・白山公園D駐車場は前日の午後10時から当日の午後7時、市陸上競技場駐車場は前日・当日の終日使用できません。
- 西海岸公園市営プールは、当日は午後1時に開館します。
※規制時間は競技進行状況によって変わる可能性があります
関連リンク
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Reader(旧Adobe Acrobat Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ