南蛮えび

最終更新日:2023年10月26日

産地新潟の贅沢

 地元の魚にこだわる鮮魚店や料理店で、地物の南蛮えびは最高だと評価されています。
 永い年月をかけ、信濃川と阿賀野川は新潟沖合に細かな粒子の広大な漁場を作り出しています。南蛮えびを知り尽くした地元底曳網漁業者は、海底が細かな粒子の漁場のえびは甘みが強く、鮮やかな紅色をしていると言います。
出荷期間:周年(7、8月は禁漁)

新潟産の南蛮えびはよく太り、剥き身の紅の鮮やかさや、とろりとしたふくよかな風味は格別で、刺身の他に様々に料理されます。

 冬は鮮度が特にいい時期です。1年中美味しく、春は脱皮の季節で鮮度がやや落ちやすいものの、旨味が増すとも言います。
 春は天候に恵まれ、たくさん漁獲されるので、価格も落ち付くため、そのまま塩焼きや唐揚、蒸し物など、殻の柔らかさをいかした料理にして楽しめます。

米酒魚三拍子そろった新潟ならではの極上の鮨ネタとしても欠かせない、新潟を代表する水産物です。
米どころ新潟自慢のコシヒカリをふっくら炊き上げ、南蛮えびの剥き身をたっぷり乗せてほおばると、新潟に生まれた幸せを感じます。

南蛮えび

小さいときは雄、大きくなると雌になり、水深200~500メートルほどを季節により深浅異動していることが知られています。

作成者:公益財団法人 食の新潟国際賞財団

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