令和5年7月14日 市長定例記者会見
最終更新日:2023年11月27日
市長定例記者会見
期日 | 令和5年7月14日(金曜) |
---|---|
時間 | 午前10時00分から午前10時30分 |
場所 | 新潟市役所(本館3階 対策室) |
発表内容
質疑応答
- 新潟市産のユリについて
- 新潟市「夏の催し」について
- 「日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~」について
- 「新潟市健康経営認定制度」応募受付開始について
- 新潟まつりについて
- 新潟北高校と豊栄高校の統合について
- コンビニ交付サービスの停止について
- トキエアについて
配布資料
市長記者会見動画
令和5年7月14日開催記者会見の動画(クリックすると録画映像をご覧いただけます)(外部サイト)
発表内容
◎新潟市産のユリについて
おはようございます。よろしくお願いします。
発表案件の前に、こちらに飾っております新潟市産のユリについて、紹介をさせていただきます。
現在、新潟市でユリの出荷が最盛期を迎えております。
新潟県は全国有数の「ユリ」の産地で、年間約1,000万本が出荷されており、新潟市におきましても、様々なユリの品種が栽培されています。
厳しい選別を経て出荷される高品質な新潟市産のユリは、花屋さんや直売所などで手に入れられますので、贈答用だけでなく、ご家庭でも花のある暮らしを楽しんでいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
1.「新潟市健康経営認定制度」応募受付開始について
それでは、発表案件に移らせていただきます。
はじめに、「新潟市健康経営認定制度 応募受付開始について」です。
本市では、働き盛り世代の健康づくりを進めるため、事業所が従業員の健康管理を経営課題の一つとして捉え、健康づくりに取り組む「健康経営」を推進しております。
その一環として、平成30年度より「新潟市健康経営認定制度」を創設し、事業所における健康経営の取り組みに応じて、ブロンズ・シルバー・ゴールドクラスの3つの区分で認定しております。
現在、認定事業所の総数は300事業所となっております。認定事業所における従業員の健康増進の取り組みとして、社内にストレッチルームを設置、社員食堂で栄養バランスに配慮したメニューの提供などがあります。
今年度は7月18日から募集を開始します。
応募にあたっての相談窓口も設けますので、多くの事業所から健康経営に取り組み、応募いただきたいと考えております。
また、8月1日に、健康経営推進セミナーを開催します。
今年は3年ぶりに対面開催とし、より多くの方から参加いただけるようオンライン配信も行います。
健康経営を提唱された、健康経営研究会の岡田 邦夫理事長をお招きし、「なぜ従業員の健康が企業の利益につながるのか」と題し、ご講演をいただきます。
これから健康経営に取り組みたい事業所向けの内容となっていますので、経営者の方や健康づくりの担当者の方に、ぜひご参加いただきたいと思います。
2.「日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~」について
次に、「日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~について」です。
明日7月15日を皮切りに、週末、日和山浜でゆったりと音楽を楽しんだり、体を動かしたり、五感で楽しむイベントを開催します。
イベントでは、親子で楽しむアクティビティのほか、トリックアートや、音楽ステージなどが楽しめます。
この他、インスタグラムで日和山浜と、その周辺の思い出写真を募集するキャンペーンも実施し、多くの方に日和山浜の魅力を知っていただきたいと思います。
これは、今年度の予算編成の力点の一つ、「区づくりの取り組みの強化」に向けた、中央区役所の提案事業で、区独自の課題に対して取り組みを推進するものです。
中央区では、人口減少と高齢化が進む「しもまち地域」の活性化を図るため、良好な自然環境に恵まれた日和山浜を地域資源として活用しながら、地域、関係団体、市が一体となって、「しもまち地域」の魅力・賑わい創出に努め、特に若い世代の人たちに継続的に訪れていただくことで、交流人口や関係人口の増加を目指し、将来的に移住・定住につなげることを目的とした「ハマベリング!!!」を実施していきます。
日和山浜周辺では、来年度のグランドオープンに向けて、今年度は、駐車場の増設や、西海岸公園への遊具の設置など、浜辺と一体的に楽しめる公園整備を開始するほか、障がい者も健常者も区別することなく、誰もが隔たりなく楽しむことのできる、いわゆるインクルーシブな環境整備に向けて、海で砂浜用の車いすを使う、実証も行っていきます。
まずは、プレオープンの位置づけとして開催する、この度のイベントに、多くの皆さまからお越しいただきたいと思います。
今後の「ハマベリング!!!」の取り組みと、日和山浜の賑わいづくりに、ぜひご期待をお寄せいただきたいと思います。
※新潟市「夏の催し」について
最後に、ハマベリングの他にも夏の催しについて、資料を配布させていただきました。
新潟まつりをはじめ、市内各地で、お祭りや花火などのイベントが開催されます。
市民の皆さまからも、熱中症対策に気を付けていただきながら、大いに新潟の夏を満喫し、また盛り上げていただければと思います。
私からは以上です。
質疑応答
新潟市産のユリについて
(新潟日報)
ユリの件なのですけれども、全国有数の産地として新潟市がユリを作っていますけれども、先日はすいかで来週は枝豆と、市長がトップセールスで東京へ行ってきますけれども、ユリもトップセールスみたいなことは考えていますでしょうか。
(市長)
来週の枝豆につきましては予定しておりまして、大田市場に行ってまいりますけれども、現在、ユリにつきましてはそうした予定はありません。新潟県内で年間約1,000万本と大変多く出荷されておりまして、魚沼のほうでしょうか、ずいぶんユリを作っておりますけれども、新潟市もユリにつきましては、さまざまなユリの品種を作っておりまして、このようなきれいなお花ができておりますので、新潟市の花卉(かき)・花木というものも、今後、積極的にアピールしていきたいと考えています。
(新潟日報)
ユリなのですけれども、いろいろな色がありますけれども、市長はどういった色のユリが好みでしょうか。
(市長)
頂くのは白が多いのですけれども、やはりこういったピンクはいいですね。
新潟市「夏の催し」について
(記者)
夏の催しなのですけれども、結構いっぱい書いてありますが、この中で新規でやるような催しはあるのでしょうか。
(市長)
昨年も実施しましたけれども、新潟まつりの市民参画プロジェクト、今年は11を採用させていただくということで、大変楽しみにしております。
「日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~」について
(TeNY)
先ほど日和山浜でのハマベリングのイベントのお話がありましたが、インクルーシブな施設ということで、11日に最高裁で性的少数者のトイレ使用制限が違法となった判決がありましたけれども、そういったところにも配慮して施設を造るのでしょうか。
(市長)
トイレの話とは別に、全国的にもインクルーシブな公園が広がっているようですので、他の都市のインクルーシブな公園の事例を集めて、関係団体との意見交換を予定し、そうしたものを踏まえ、必要な取り組みを行っていきたいと現在は考えているところです。
(TeNY)
その検討については、ハマベリングの新しい施設以外の他の公共施設についても同様な形でしょうか。
(市長)
新潟市内全部の公園について、インクルーシブなものといっぺんにするわけではなく、今回、日和山浜のハマベリングということで公園を整備しますので、そこの中でインクルーシブなものを検討していきたいと思います。一挙にできませんので、段階的に、市内を見渡しながら整備を進めていく必要があると思っています。
「新潟市健康経営認定制度」応募受付開始について
(新潟日報)
健康経営の認定制度の件なのですけれども、平成30年度から制度を取り組まれている中で、認定募集が増えているとか、最近の状況で変化があれば教えていただければと思います。
(明間健康増進課長)
認定制度の認定数につきましては、年々増加の傾向にあります。3年間の認定期間となりますので、この認定の期間を終えた方の更新申請も同時に受け付けております。申請数は、令和2年度については56件、令和3年度(から)は更新も含まれておりますが146件、令和4年度は110件ということで毎年の申請がございます。
新潟まつりについて
(新潟日報)
新潟まつりについて、開幕まで1カ月を切りましたけれども、準備の状況、協賛金がどのくらい集まっているかをお伺いしたいと思います。
(市長)
今年の新潟まつりは、昨年中止になりました大民謡流し、市民みこし、水上みこし渡御が復活するということで、4年ぶりの本格開催に向けた準備が進んでおります。4年ぶりということで、新潟市内のお祭りすべてそうだと思いますけれども、若干間隔が離れたということで、戸惑いや、やりにくいというお話も聞いているところであります。しかし、今回の花火大会では、バーチャルシンガー「初音ミク」と音楽花火とのコラボレーションを、スマホで楽しむことができる仕掛けを作ったり、また、来週21日から11の市民参画プロジェクトが市内各所で開催され、まつり当日に向けた気運の盛り上げを図っているところであります。準備につきましては、着々と進んでいると認識しております。
協賛金の獲得状況につきましては、3年に及ぶコロナ禍、物価高騰の影響もある中で、多大なるご支援をいただいており、協賛会の会長として心より御礼を申し上げたいと思います。4年ぶりということで若干難しい面もあろうかと思いますし、また、まつりの経費が、本格開催により行事が増加していることや、物件費・人件費の上昇により、これまでより多くの経費がかかっております。そうした状況の中で、実行委員会では、各行事の経費削減に努めるとともに、できるだけ多くの方々からご協賛いただけるよう、企業協賛の募集期限を延長させていただきました。また、少額から協賛できる「応援協賛」を新たに設けさせていただいたところであります。応援協賛は、まつり期間終了まで募集しておりますので、「新潟まつり」が安心・安全に開催されるために、引き続きご支援とご協力をお願い申し上げたいと思います。
新潟北高校と豊栄高校の統合について
(新潟日報)
県立高校の再編整備計画についてお伺いしたいと思います。2026年度、豊栄高校と新潟北高校の統合の方針が示されました。これにより、北区が新潟市内で唯一の県立高校空白の区になるかと思います。これについて市長はどのようにお考えでしょうか。お伺いします。
(市長)
新潟北高校と豊栄高校を統合する計画については、小中学校の在籍生徒数、各高校の志願状況、中学生の進路希望等に留意したものであると認識しておりますけれども、新潟市としては、こうした統合によって地元の人たちにとっても選択肢が狭まる。また、卒業生や地元豊栄地区の皆さんからも、例えば学校から豊栄のDVDを作っていただいたり、豊栄高校の芸術コースで区役所に作品を展示していただいたりといったようなことを行っていただいておりますので、学校がなくなることについてのそうした事柄ですとか、思い出ですとか、歴史などが消えることについて大変寂しい気持ちが強いのではないかと思っております。今後、両校の統合によって、望ましい学級規模が確保され、教育の質的な向上と学校の活性化が図られることを期待していきたいと思っています。
(新潟日報)
高校の建物は、地元の避難施設とか防災の一つとしても活用されていると思うのですけれども、閉校後、そのような防災施設がなくなるというか、そういったことについて影響を心配する市民の方もいるかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
(市長)
まだ計画が発表されたばかりで、学校活用の方針などについては今後のことになろうかと思いますので、我々も十分地域の皆さまの声などをお聞きしながら検討し、また県に申し入れるなどしていきたいと思っております。
(新潟日報)
最後のほうに、十分、地域の声を聞いて検討し、県に申し入れるなどしたいというご発言があったと思いますが、これは、統合しないでほしいと申し入れるわけではなくて、校舎の活用についてということですか。
(市長)
後者のほうです。そういう意味です。
(新潟日報)
別に統合について反対だとか、そういう申し入れをするわけではないということですか。
(市長)
現時点で、地域の皆さんからも強いお声を聞いているわけではありませんし、県のほうで、これまでの間、さまざまな協議を繰り返してきていると思いますので、残念なことではありますけれども、両校の統合につきましては、よりいいほうに向かっていただきたいと感じています。
(新潟日報)
統合に関してはやむを得ないというか、市長はそういったご認識でいらっしゃるのでしょうか。
(市長)
申し訳ないですが、私も県の再編統合整備計画というものが発表されて、これがどういったプロセスで統合していくのかというところまで、申し訳ありませんが、認識していないので、それ以上のお答えは控えさせていただければと思っています。
コンビニ交付サービスの停止について
(新潟日報)
マイナンバーカードのコンビニ交付の件についてお伺いしたいのですけれども、まず1点目が、現在、コンビニ交付サービス自体は停止している最中だと思うのですが、市民の皆さんからの窓口への殺到といった別の問題が起きていないかどうか、確認させてください。
(渡部市民生活課長)
6月30日からコンビニ交付サービス停止中でございます。その間なのですけれども、各区役所、パスポートセンターにおいて、あるいは郵送で交付をさせていただいております。コンビニの交付分がそのまま窓口においでになられている状況でございますので、窓口も当然ながら混んでいる状況でございます。
(新潟日報)
混んでいて、対応が足りないとか、時間がオーバーしているとか、そういった状況はないですか。
(渡部市民生活課長)
基本的にはそういった内容よりも、早くコンビニ交付サービスを再開いただきたいというようなお声を多くいただいております。
(新潟日報)
2点目なのですけれども、現在、停止中ということなのですが、これについての市長の所感と、国やシステム会社に対する要望ですとか、市の対応について改めて聞かせてください。
(市長)
市民サービスをよりよくしているわけですけれども、サービスが停止したことによって、市民の皆さんに大変ご迷惑をおかけしていると認識しております。これを管理している富士通Japan(ジャパン)株式会社に対しまして、早期の再開に向けて対応していただきたいという申し入れを行っているところです。
(新潟日報)
再開のめども立っていないということでよろしいですか。
(市長)
そうですね。残念ながら、早急に未適用の修正プログラムの適用と、動作確認を行う必要があるために、現時点でサービス再開の時期は定まっていないということです。
(新潟日報)
マイナンバーカードの件なのですけれども、コンビニ分が窓口にきて混んでいる状況もあるということなのですけれども、そもそもコンビニ分と窓口分というのは、どのくらいの割合で比率があるものなのでしょうか。
(渡部市民生活課長)
この4月あたりからなのですけれども、約2割以上の方がコンビニ交付サービスをご利用になられています。
(新潟日報)
その2割が区役所などに回っているということでよろしいでしょうか。
(渡部市民生活課長)
そのとおりです。
(時事通信)
マイナンバー情報の総点検の中間報告を8月上旬に取りまとめると政府は表明したと思うのですけれども、新潟市の総点検の進捗状況などを教えていただけたらと思います。
(市長)
7月中に各省庁から紐付け実施機関に対して、現状の確認が行われ、その確認結果を踏まえて、データの総点検を秋までに行うこととしております。新潟市におきましても、国が示す点検方法や再発防止に従い所管課で適切な事務の執行に努めていきます。
(新潟日報)
今、マイナンバーの質問がいろいろと出ていますけれども、マイナンバー関係で市民の方々に不信感とかトラブルに伴って高まっている中で、市長として、今、市民の方にマイナンバーカードを取得しなさいと言える状況だと考えていらっしゃいますか。
(市長)
このたびのマイナンバーカードを巡るさまざまなトラブルの発生によって、不安を感じている市民の方々はたくさんいらっしゃると考えております。ただし、マイナンバー制度につきましては、行政手続のデジタル化を進めるためには必要不可欠なものであります。昨今のトラブルを繰り返しますと、制度に対する信頼性が著しく低下しますので、確実に制度を運用していく必要があると考えております。今後の総点検の方法は、これから示される状況でありますけれども、場合によっては確認作業の負担が増えることが懸念されますが、市民の皆様から信頼を回復するために、国と連携しながら必要な点検、事務の執行に努めていきたいと考えています。
(新潟日報)
信頼の回復には努めるけれども、例えばマイナンバーカードの取得の促進などを一時ストップするとか、そういったことは考えられていないということでしょうか。
(市長)
ストップをするというのは、なかなか難しいとお聞きしているところです。
(新潟日報)
マイナンバーカードの質問で、取得促進をストップするのが難しいというお話があったと思うのですが、なぜストップするのが難しいのかということについてお聞かせいただけますか。
(渡部市民生活課長)
やはりこれからの時代に必要なマイナンバー制度と捉えておりますので、引き続き、不安の部分、総点検というものをしっかりと行いながら、我々市民生活課でございますけれども、推進してまいります。
(新潟日報)
これからの時代に必要というのは、デジタル化とかそういったものを進めていく時代だということで、そういった認識でよろしいでしょうか。
(渡部市民生活課長)
そのとおりです。
トキエアについて
(新潟日報)
トキエアについて教えてください。8月10日の就航予定日まで1カ月を切っていますけれども、市長としての期待感はありますでしょうか。
(市長)
就航日の延期というのは、非常に残念なことでありますけれども、安全運行の確立が第一であるため時間がかかるのはやむを得ないと考えております。予定されている次の就航日には、ぜひ新潟空港から丘珠空港まで飛んでいってほしいと期待しているところです。
(新潟日報)
市長がおっしゃったように、ダイヤとかチケットの発券の予定はいまだ出ていない綱渡りの状況であると思うのですけれども、その部分で不安感はお持ちでしょうか。
(市長)
今回初めての地域航空会社ということで、安全というものについてしっかり担保されないと飛行できないということを、私自身も改めて認識した次第であります。ぜひ、安全上の問題をクリアして、市民、県民が期待するトキエアが羽ばたいていってほしいと思っています。
(新潟日報)
今後、市としては新潟空港整備推進協議会の枠組みの中で就航後の利用促進を進めるというスタンスだと思うのですけれども、その辺のスタンスに変更はないでしょうか。
(市長)
就航したあかつきには、新潟市も新潟県と連携しながら運行経費に対する支援、航空路線及び本市の知名度向上のため、県内外でのプロモーションや旅行会社へのセールスなど、利用促進に向けた取り組みを進めていきたいと思います。
(新潟日報)
時間が経つと、資金繰りに影響が出る可能性もゼロではないと思うのですけれども、例えば市から出資とか融資とかというところは、現段階ではどのように考えていますでしょうか。
(市長)
仮定の話ですけれども、現時点ではお答えすることはできません。とにかく予定どおり飛び立っていただくことが一番大事ではないかと思います。
過去の市長記者会見
関連リンク
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。