腸炎ビブリオ食中毒について
最終更新日:2012年8月2日
腸炎ビブリオは、食中毒を引き起こす細菌の一つで、沿岸の海水中や海泥中などに分布し、海水温が20度を超えると海水中で大量に増殖します。このため、夏場には魚介類の刺身などを主な原因とした食中毒事例が多く発生します。
腸炎ビブリオの特徴
・海水中に存在し、海水の温度が20℃を超えると急激に増殖して魚介類に付着する。
・熱に弱く、加熱により死滅する。
・好塩性(通常1~8%の食塩濃度で増殖可能。3%で最も良く増殖)で真水には弱い。
・他の食中毒菌などに比べて増殖が速く、8~9分に1回分裂する。
感染症状
上腹部の堪え難い痛み
下痢、発熱、嘔吐(又は嘔気)
潜伏期間は10~24時間(短い場合は2~3時間という場合もある)
食中毒の予防方法
・調理前に魚介類を真水の流水で良く洗う。
・まな板・包丁等の使い分けや(粗切り用、刺身用等)、冷蔵庫の区分を明確にするなど二次汚染を防止する。
・調理してから喫食するまでの時間を短縮する。
・4℃以下で保存する。
・魚を扱った手をしっかり洗う。
・加熱調理する場合は、中心部まで75℃1分以上加熱する。
~関連情報~
新潟県(にいがた食の安全インフォメーション):外部サイト
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