にいがた共育通信 令和6年度 第127号
最終更新日:2024年12月20日
報告
秋の芸術鑑賞事業について
10月~11月にかけて、市内の学校において様々な芸術鑑賞事業を実施しました。子どもたちは、日頃の練習の成果を発表したり、本物の舞台芸術を鑑賞したりするなど、「芸術の秋」を満喫しました。この体験は、子どもたちの心に深く刻まれ、大切な思い出となったようです。
今年度実施した、こころの劇場、水辺の音楽会、にじいろ音楽祭について紹介します。
こころの劇場
こころの劇場は、劇団四季が全国各地の児童を招待し、子どもたちの心に「生命の大切さ」や「人を思いやる心」、「信じあう喜び」など、生きていくうえで大切なことを、舞台を通じて語りかけたいという想いのもと実施しています。
今年度は10月25日(金曜)、11月28日(木曜)に市内の小学6年生の児童が、「ふたりのロッテ」を鑑賞しました。全国的にも有名な劇団四季の舞台ということで、ストーリーだけでなく、演者の方の演技や舞台演出など細部にまでこだわった作品を心から楽しんでいるようでした。
水辺の音楽会
水辺の音楽会は、新潟市芸能まつりの一環として長年にわたり開催されてきた伝統ある音楽会です。
今年度は、11月26日(火曜)、27日(水曜)に中学1年生と2年生の生徒が参加し、吹奏楽や合唱、箏曲など様々な発表をしました。豊かなハーモニーや音の響き、きれいな旋律など、どの学校も普段の練習の成果が存分に発揮され、会場からは、リズムに合わせて手拍子も聞かれ、大変盛り上がりました。
また、単独校としての参加だけでなく、市内のほかの学校と合同で参加している学校も多く、他校の生徒と音楽を通して交流しながら、りゅーとぴあの大きなステージに立って演奏できる喜びを感じているようでした。
にじいろ音楽祭
にじいろ音楽祭は、児童が発表や鑑賞活動を通して音楽に親しみ、音楽の楽しさを体験するとともに、互いの親睦を深めることを目的に実施しています。
今年度は11月6日(水曜)から8日(金曜)に小学校3年生から5年生の児童が日頃の練習の成果をりゅーとぴあの舞台で発表しました。
音楽の授業で学んだ合唱や合奏、総合的な学習の時間等で学んだ地域のお祭りを盛り上げる発表、自分たちの学校の校歌の披露など、それぞれの学校の児童が緊張しながらも笑顔で元気よくステージに立っていました。
この件についてのお問い合わせ先
教育委員会学校支援課
電話:025-226-3261
お知らせ
令和6年度 新潟市教育委員会表彰
教育委員会表彰は、新潟市立学校・園に勤務する教職員を対象に、日頃から地道な努力を積み重ね、優れた実績をあげている教職員を表彰する制度です。
令和2年度より新設した「若手教職員等奨励賞」の被表彰者を含め、令和6年度は16名が被表彰者となりました。
10月2日(水曜)の表彰式において、夏目久義教育長から表彰状が手渡されました。
所属 | 氏名 | 職名 | 該当する表彰基準の項目 |
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沼垂小学校 | 熊野 昌彦 | 教諭 |
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桜が丘小学校 | 高橋 聡将 | 教諭 |
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新通小学校 | 小池 弥生 | 教諭 |
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黒埼南小学校 | 中野 久美 | 教諭 |
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南浜中学校 | 今田 千恵 | 教諭 |
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白新中学校 | 堀 里也 | 教諭 |
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新潟柳都中学校 | 竹田 辰生 | 教諭 |
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万代高等学校 | 高田 哲也 | 教諭 |
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明鏡高等学校 | 金子 浩美 | 教諭 |
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鳥屋野小学校 | 阿部 綾子 | 養護教諭 |
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新潟小学校 | 黒崎 宗希 | 副主査 |
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五十嵐小学校 | 齋藤 拳 | 副主査 |
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鏡淵小学校 | 永井 潔 | 用務員 |
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両川小学校 | 津村 守 | 用務員 |
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所属 | 氏名 | 職名 | 該当する表彰基準の項目 |
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上所小学校 | 五十嵐 健太 | 教諭 |
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鳥屋野中学校 | 近藤 森 | 教諭 |
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注釈:旧字等の機種依存文字は正しく表示できないため、代わりの漢字で表示しています。(はしご高など)
この件についてのお問い合わせ先
教育委員会学校人事課
電話:025‐226-3241
特集
教職員研修の充実(教職員として求められる資質・能力の向上)
総合教育センターでは、新潟市の教職員を対象に研修を実施しています。研修には、初任者研修、中堅教諭等資質向上研修、授業力向上研修など、様々な種類があります。
そこで、今回は、教職員が研修に励む様子を紹介します。子どもたちの学びを支えるために、教職員も日々学び続けています。
経験年数に応じたキャリアステージ研修
第1ステージ 初任者研修・若手研修
第1ステージは、学級経営、教科指導等の担当業務を中心に、児童生徒と誠実に向き合いながら、教職員としての基礎・基本を習得する段階です。
初任者研修及び若手研修で構成しています。初任者研修は、教職1年目の教諭を対象とした研修です。実践的指導力と使命感を養うとともに、幅広い見識の獲得を目指し、研修を実施しています。
若手研修は、教職2年目から5年目までの教諭を対象とした研修です。教師力向上のために、採用から5年間にわたる継続的かつ計画的な研修を実施しています。
このように、第1ステージ段階の教職員は、専門的指導力の向上を目指して、多角的に学んでいます。
第2ステージ 中堅教諭等資質向上研修
第2ステージは、校内研修を積極的に活用して専門性を向上させ、担当業務遂行能力を高める習熟の段階です。若手研修が修了した教職7年目から13年目までの教諭を対象とした法定研修の中堅教諭等資質向上研修を軸に構成しています。
中堅教諭等資質向上研修は、中堅教員として、新潟市の教育課題の理解と学校経営に参画する資質・能力の向上を図る研修です。受講者が、5つの分野(授業力向上、組織マネジメント、生徒指導・教育相談、特別支援教育、ICT教育)から「重点を置くカテゴリー」を設定して選択研修ができるようにしています。また、オンデマンド研修も積極的に導入しています。このように、受講者一人一人のキャリアデザインやライフプランに応じた研修を実施しています。
また、今年度は10月に、教職10年目の教職員が「課題演習」を受講し、組織マネジメントの理念及びミドルリーダーの役割について学びました。
第3ステージ 期末研修
第3ステージは、自己の資質にさらに磨きをかけるとともに、自校や地区における他の教職員の資質向上に向けて支援する充実・還元の段階です。中堅教諭等資質向上研修が修了した翌年から5年ごとに、期に応じた課題を考え、研修するとともに、期ごとの研修を振り返る期末研修を実施しています。
専門性に磨きをかける研修
授業力向上研修
授業力向上研修では、授業づくりの基本的な考え方を理解し、実践的な方法やスキルを習得する研修です。総合教育センターでは、今年度、教師の授業力向上を図る46の講座を開催しました。
「社会、はじめの一歩研修」では、社会科の単元づくりや授業デザインを始め、学習課題の設定の仕方等の基礎・基本についての講義や摸擬授業を行いました。
「幼児・児童創作活動研修」では、大学の先生を講師に迎え、幼児・児童の主体的表現を引き出す支援についての演習を行いました。
マイスター公開授業講座
マイスター公開授業講座は、新潟市マイスターの授業や講義から学ぶ授業づくりの研修です。今年度は、10月から12月にかけて3回実施しました。新潟市マイスターとは、子どもたちに学ぶ喜びや楽しさを感得させる授業ができる「授業力」や、他の模範となる優れた組織マネジメント力や人間性を備えた「教師力」、市民感覚に富み、新潟市全体の教育の向上を推進する力をもつ教師のことです。
1回目の公開授業講座では、東中野山小学校のマイスターが体育の授業を公開しました。2回目の公開授業講座では、沼垂小学校のマイスターが体育の授業を公開しました。3回目の公開授業講座では、寄居中学校のマイスターが英語の授業を公開しました。受講者は、マイスターの授業を通して授業づくりのポイントを理解し、深く学ぶ機会となりました。
総合教育センターでは、今後も教職員一人ひとりのニーズに合った多様な研修を提供していきます。
教職員研修については、総合教育センターホームページでもお伝えしています。
この件についてのお問い合わせ先
教育委員会総合教育センター
電話:0256-88-7444
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〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030