にいがた共育通信 令和6年度 第126号

最終更新日:2024年11月20日

報告

市立高等学校等3校フェスティバルを開催しました

 8月19日(月曜)に、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で、新潟市立高等学校等3校フェスティバルを実施しました。
 この会は、新潟市立高校・中等教育学校3校が日ごろの学習活動や探究活動の成果発表を行うとともに、ゲーム等を通して生徒同士が交流をすることを目的に開催し、企画や運営は3校の生徒が行っています。今年は、昨年に引き続き2回目の開催となりました。
 当日は、「Trinity~3校が集まり創る1日~」をスローガンに、約400名の生徒が参加しました。前半のステージ発表では、各学校が工夫を凝らした学習活動や探究活動、部活動の発表を行い、後半は交流会を行いました。
 実施後のアンケートでは、「3校の生徒が協働して会を企画運営すること」や「学校の成果発表を行うこと」に対する肯定的評価が4分の3以上となり、楽しく充実した時間を過ごすことができたようです。
 

問い合わせ先

教育委員会学校支援課
電話:025-226-3261

【特集1】アルビde(で)食育・健康づくり

 新潟市では、朝食欠食や偏食、肥満・痩身傾向児の増加など、生活習慣にかかる健康課題がみられる若い世代の食や健康に対する興味関心の向上を目指し、アルビレックス新潟と連携して食育・健康づくりに取り組んでいます。
 プロスポーツ選手の食事や睡眠などの生活習慣は、子どもたちや保護者をはじめ、幅広い世代にも参考となることから、効果的な働きかけが期待できます。

取組内容

アルビレックス新潟の選手による動画の配信

アルビレックス新潟の選手が、楽しく新潟の食の魅力、朝食や睡眠の大切さを伝えます。

第1弾 新潟の食の魅力編
第2弾 食生活編~朝食を食べよう~

学校向け教材の作成

 朝食を食べることによる5つの効果に焦点をあてた、学校で活用するための動画及びパンフレットを作成しました。
 1日のはじまりに食べる朝食は、午前中のエネルギーチャージだけでなく、質の良い睡眠にも繋がります。また、朝食を食べる時間を確保するためには、早寝早起きをすることが必要です。子どもたちが今だけでなく、生涯健康であるために、朝食はとても大切であることから、この教材を通して自分自身の身体のことを考えるきっかけにつなげればと考えています。

アルビde()給食

 アルビレックス新潟の選手が食事をしている「オレンジカフェ」では、「主食・主菜・副菜+乳製品+果物」を基本に、エネルギー源である糖質、筋肉の成長や維持に欠かせないたんぱく質、ビタミン、鉄分などをバランスよく取り入れることで、パフォーマンスの低下を防ぐ工夫がされています。
 選手が実際に食べているメニューを学校給食用にアレンジした、栄養バランスの整った献立を作成し、10月に市内の小中学校で児童生徒へ提供されました。(提供の有無や献立内容は各校によって異なります。)

  • 今回の取組をまとめたPRカードを制作しました。各学校やイベント等で配布しています。
  • 市報にいがたde()なじラテ。

10月19日(土曜)の「市報にいがたde()なじラテ。」では、「朝ご飯食べてる?」をテーマに、朝ご飯を食べる人と食べない人の学力・体力の差や朝ご飯のメリット、忙しい朝の栄養の摂り方などを紹介しました。

問い合わせ先

教育委員会保健給食課
電話:025-226-3206

【特集2】コミュニティ・スクールと地域と学校パートナーシップ事業の一体的推進にかかる取組紹介

 新潟市では、平成19年度から地域と学校パートナーシップ事業を、令和2年度からはコミュニティ・スクールを段階的に導入しています。
 地域と学校パートナーシップ事業は、学校を核とした地域づくりを行うため、学校と社会教育施設(公民館、図書館等)や地域との様々な活動を結ぶネットワークづくりや協働事業等を推進する事業です。
 一方、コミュニティ・スクールは、地域とともにある学校づくりを進めるため、学校運営協議会を設置した学校のことを言います。
 現在の社会では、学校だけで様々な問題に対応することが困難なため、保護者や地域、社会教育施設と連携して対応する必要があり、コミュニティ・スクールと地域と学校パートナーシップ事業を一体的に推進することでそれぞれの効果が高まることが期待できます。

事業の進め方について

 コミュニティ・スクールと地域と学校パートナーシップ事業を一体的に推進するには、初めに、学校運営協議会で、地域で育てたい子どもの姿や課題を共有し、その中で課題解決のためにできることを明確にします。
 次に、地域と学校パートナーシップ事業を推進するにあたって学校、地域、社会教育施設で何ができるか役割分担をします。
 最後に、それぞれの立場で取組を進め、進捗状況や成果、課題を学校運営協議会で確認し、改善点を明らかにします。
 このサイクルを1年間、あるいは数年間かけて実施することで、コミュニティ・スクールと地域と学校パートナーシップ事業を一体的に推進することができます。
 このような取組を先進的に進めている学校の実践をご紹介します。

青山小学校の取組

 青山小学校は海の近くに立地しており、津波の心配があったため、学校運営協議会で地域と学校の共通の課題である「災害時の対応力の向上」について共有し、地域と学校パートナーシップ事業で、地域と学校が合同防災訓練をすることになりました。
 役割分担について協議をし、学校が防災に関する授業を、地域が防災訓練を行うことにしました。学校と地域がそれぞれ準備を進め、合同防災訓練当日は1時間目に学校が主導で防災プログラムを活用した授業を行い、2時間目は地域が主になって防災訓練を実施しました。
 この取組により、児童や地域住民の防災意識の向上が図られるなど、地域と学校の課題解決につながりました。
 このように、学校運営協議会で共有した児童生徒の姿や、地域と学校の課題等を地域と学校パートナーシップ事業で解決していく取組が新潟市内の学校で進められています。

地域とともにある学校づくり事業

 新潟市では「地域とともにある学校づくり事業」の一環として、児童生徒が地域の課題解決のために地域の大人と一緒に解決策を考え、その具現化を目指す仕組みの整備を進めています。
 すでに、そのような取組を先進的に進めている学校の実践をご紹介します。

岡方中学校区の取組

 新潟市立岡方中学校、岡方第一小学校、岡方第二小学校は、「岡方の未来を語る会」と称して、8月1日(木曜)に児童生徒参加型の第2回学校運営協議会を行いました。30名以上の各校児童生徒と、学校運営協議会委員や地域の方、PTA役員の方が小グループに分かれ、地域の好きなところやつながりがある地域のイメージを共有し、そのような地域の姿を実現するために自分たちができることについて協議しました。
 大人と子どもが地域の課題を解決するために、ともに話し合い、真剣に方策を考え、さらに実際の活動につなげていき、また振り返る。このような取組を繰り返していくことで、「地域とともにある学校づくり」の実現とともに、目指す子ども像である「地域とのつながりを大切にし、自立して何事にも挑戦できる子」の育成を図ります。
 新潟市では、今後も学校運営協議会等を通して、このような取組を推進していきます。

問い合わせ先

教育委員会生涯学習推進課
電話:025-226-3277

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC

このページの作成担当

教育委員会 教育総務課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで