令和3年11月30日 市長定例記者会見
最終更新日:2021年12月3日
市長定例記者会見
期日 | 令和3年11月30日(火曜) |
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時間 | 午前10時00分から午前10時45分 |
場所 | 新潟市役所(本館3階 対策室) |
発表内容
質疑応答
- 除雪に関する主な取り組みと見直しについて
- 令和3年度 成人式の開催について
- 新型コロナワクチン接種について
- 立憲民主党代表選について
- りゅーとぴあのレジデンシャル制度に基づく三者合意について
- 灯油購入費の助成について
- 都心のまちづくりについて
配布資料
市長記者会見動画
令和3年11月30日開催記者会見の動画(クリックすると録画映像をご覧いただけます)(外部サイト)
発表内容
1.除雪に関する主な取り組みと見直しについて
おはようございます。よろしくお願いします。
まず、「除雪に関する取り組みと見直しについて」です。
昨日大かまで、新潟市の除雪出動式を開催させていただきましたが、市と除雪協力業者、市民の皆さま、三者一体で一致協力しまして今年度の除雪に取り組んでいく決意を新たにいたしましたが、明日12月1日の除雪対策本部設置を前に、市民の皆さまへ本市の除雪の取り組みと見直しについて説明させていただきたいと思います。
今年1月の異常降雪では、市内の平均累計降雪量が、わずか10日間で150センチメートルに達し、この10年間で最も短期間に記録された降雪量となりました。
市と除雪協力業者の皆さまで懸命な作業を行いましたが、公共交通機関の運休など、生活や経済活動へ多大な影響を受ける事態となり、市民の皆さまからも多くのご意見をいただいたところでございます。
市の除雪体制は、平年並みの降雪に対しては除雪力を確保しておりますが、今年1月のような市の除雪力を超える大雪では、除雪が追い付かず、多くの問題が表面化しました。
市では、このたびの経験を踏まえ、異常降雪の際の除雪対応について検証することとし、有識者や関係団体などからなる「(新潟市除雪体制等)検証会議」を立ち上げ、今月の11日に中間とりまとめとして提言書をいただきました。
会議では、「大雪に対する市民意識」や「地域での協力体制」、「市からの情報発信」などについて多くのご意見をいただき、これらを「除排雪の効率化」と「市民広報の積極的な展開」の2つの視点に整理をいたしまして、中間とりまとめして提言をいただきました。
市では、提言を踏まえまして、この冬からでもできることを実施していきたいと考えております。
はじめに、「除排雪の効率化」については、より効率的な作業に向け、雪捨て場などの増設や排雪作業の実施基準の策定などを行います。また、国・県との除雪作業の相互乗り入れを強化するなど、関係団体との連携強化を図り、早期の道路交通の確保を目指します。
次に、「市民広報の積極的な展開」につきましては、除雪が追い付かない状況では、交通渋滞や公共交通の運休により、当たり前の日常や行動が難しくなる状況が考えられます。今年1月のような市の除雪力を超える大雪は災害であるということをご理解いただくとともに、市民の皆さまには、不要不急の外出を控えていただいたり、テレワークや時差出勤など、朝の外出時間を調整していただくなど、ご自身の身を守る行動をお願いしたいと考えております。
本日、皆さまのお手元にリーフレット(PDF:2,100KB)と「ゆきみちガイド」(PDF:4,062KB)をお配りしております。
また、本市の取り組みについて、より一層理解を深めていただくためには、(新潟市除雪体制等)検証会議の設置や提言の内容など、本市の除雪の取り組みの見直しに至る一連の経緯を、皆さまに知っていただくことも重要であると考えております。そうした内容の周知に向けて、現在、資料を作成しておりますので、来月中には順次、市民の皆さまにお届けし、広報を積極的に展開してまいります。
私の隣にあります啓発ポスターを、各公共機関のほか、各種事業者の皆さまからもご協力をいただき、スーパーやホームセンターなどの大型店舗、ガソリンスタンド、JR駅、バス車内などに掲示をいただき、災害意識のさらなる浸透を図っていきたいと考えております。
大雪の予測については、国が発表する「大雪に対する緊急発表」の内容を、市ホームページやSNSなどで発信するほか、異常降雪の時には、降雪量の見通しや除雪作業の進捗状況などを、分かりやすい表現で発信をしていきたいと思います。併せて、テレビやラジオなど、本日ご出席いただいているマスメディアの皆さまからも情報提供にご協力をいただければと思っております。
以上、お話しした取り組みや見直しにより、令和3年度の除雪体制を整えてまいります。
今年の冬の除雪については、12月5日号の市報にいがたや区役所だよりで特集記事を掲載いたします。市民の皆さまからも、これらを参考に早めの雪への備えをお願いしたいと思います。
2.令和3年度 成人式の開催について
次に、「令和3年度 成人式の開催について」です。
本市の令和3年度 成人式を、来年1月9日(日曜)、朱鷺メッセで開催いたします。
昨年度に引き続き式典を2部制で実施をいたします。消毒や検温などの基本的な感染症対策のほか、昨年度実施した経験を生かし、会場内での密を防止する対策を行います。
今年度は、2階の階段付近から入場口までをパーティションで仕切ります。入場口まで列に並んでお待ちいただくことで、ロビーでの密を防ぎたいと思います。
また、会場への入場には、専用アプリまたは指定のインターネットサイトから事前登録をしていただきます。事前発行されたQRコードで非接触での入場が可能になるほか、入場者を把握することで感染の拡大(防止)に取り組んでいきます。詳しい登録方法は、新成人の方に12月中旬にお送りする案内はがきをご覧いただきたいと思います。
なお、式典当日は、体温が37.5度以上の方や体調の優れない方はご入場いただけません。式典の様子はYouTubeライブでも発信いたしますので、都合により当日参加できない方も含め、ご視聴いただければと思います。
式典に参加される新成人の皆さまにはおかれましては、体調管理に十分ご注意いただくとともに、マスクを着用の上ご来場ください。新たな一歩を踏み出す新成人の皆さまのご参加をお待ちをいたしております。
私からは以上です。
質疑応答
除雪に関する主な取り組みと見直しについて
(新潟日報)
頂戴した資料(PDF:3,484KB)では、「除排雪の効率化」と「市民広報の積極的な展開」とありました。除排雪の方は、市や業者の準備が着々と進んでいることと思います。市民広報の方で質問なのですけれども、ここでいう(配布資料の)「(4)市民への大雪の災害意識の浸透を図ります」というのは、事前に、大雪は災害であるという意識の啓発をより進めていくということかと思うのですが、(配布資料の)「(5)市民への情報発信体制を強化します」というのはおそらく、雪が降るタイミングでの広報のあり方だと思います。例えば新潟市は8区あり広いのですけれども、どの地域が異常降雪になりそうだとか、そうなった時にどこで異常降雪を判断してPRしていくかといった庁内体制のようなものはどのように組まれていくのでしょうか。
(市長)
まず、大雪予測については、令和3年1月より国土交通省と気象庁と合同で、低気圧の急速な発達、強い寒気の発達、強い冬型気圧配置など総合的に判断し、大雪予測日の3日から4日前から緊急発表する取り組みを始めました。まずは、新潟市としてもこの情報を速やかに市民の皆さまにお届けし、注意を呼びかけるとともに、お知らせやお願いを発信していきたいと思います。それから異常降雪の見込みについては、24時間で50センチメートルに達する見込みが出た場合、本市で独自に情報発信を行い、出控えのお願いや除雪作業の進捗状況を伝えていきたいと考えております。こうした情報発信につきましては、先ほど申し上げましたが、新潟市防災メールや新潟市公式LINEなどにより、市民の皆さまにお知らせする予定であります。
また、庁内の体制でありますけれども、今年の大雪を踏まえまして、2月に庁内会議を設けまして、庁内8区の区長、建設担当からなる会議で情報共有を図っておりますので、連絡体制も市役所全体で、市役所と除雪協力業者の皆さまの連絡をより強固にして臨んでいきたいと思っております。
(新潟日報)
24時間で50センチメートルといったときに、感覚なのですけれども、新潟市民としてはそれほど危機感を抱く数値ではないような気もするのです。そうすると、やはり事前の備えというのが、(市民の皆さまの中で)意識として出控えようということにはならないのかなと思って、いざ明けた朝、(会社や学校のために家を)出るか出ないかというところが大きくなってくると思うのですが、例えば小中学校を休校にするとか、そういった判断というのはどのようなタイミングでどなたがしていくことになり、どのように伝えていくことになるのでしょうか。
(市長)
24時間で50センチメートルの雪がどのような形で降っていくか。新潟市内は8区ありますので、区によっても(降り方は変わりますし)、また、最近の降雪が、区の中でも特定の場所に降って、そこだけに大雪が降っているという場合もあります。そうした状況をしっかりお伝えしていくことが第一で、今、学校の休校というような話がありましたけれども、こういった対応というのは、我々も非常に難しい対応を求められますし、それに伴って市民の皆さまの対応も非常に難しいことが当然想定されるわけでありますので、今後とも関係部署とよくこうした対応について連携を図っていく必要があると思っておりますし、しっかりその辺りのところを深く検証していきたいと思います。
(時事通信)
今年度から優先順位に沿った除排雪を実施するということだったのですけれども、これまではなぜ一斉排雪というシステムをとっていらっしゃったのでしょうか。
(市長)
近年、非常に異常降雪ということで、1日の中の短い時間で急に降って、対応を図ることが多かったことが一つあると思います。担当から補足させてください。
(阿部土木総務課長)
今、市長が申し上げたように、近年、雪の降り方が極端化しているというところで、これまで平年並みの雪しか降っていなかった新潟市において、一斉排雪というのは(大雪でも小雪でも対応が一律では排雪の効率を高めようとしても)無理があると判断し、今回、優先順位をつけながら排雪作業をすることにしております。
(市長)
今年1月の異常降雪がわずか10日間で150センチメートルに達しまして、この10年間で最も短期間に記録された降雪量になったということであります。その中で一斉に排雪をやったために、そこで渋滞が発生したということで、今回は道路の優先順位を決めて、渋滞を緩和しようと。道路というのは幹線道路やバス路線を優先に排雪して、その後、生活道路の排雪をやる。そのように優先順位をつけたということでご理解いただきたいと思います。
(時事通信)
今年1月の異常降雪を経て、市としては今年度どういった姿勢で(道路除雪に)取り組んでいかれたいですか。
(市長)
昨日の除雪出動式でも、新潟地方気象台の方から、必ずしも大雪になるわけではありませんけれども、ラニーニャ現象を背景として十分注意をして臨んでいくべきであるというお話をいただいたところであります。ここ(配布したパンフレット)にもありますように、新潟はそもそも雪国ですので、新潟の中でも比較的降らない年と、急激に降ってしまう年とありまして、それが新潟市の除雪に対する大きな課題の一つであります。まずは、大雪は災害級のものであるということを市民の皆さまからご理解いただくところからはじめさせていただきたいと思っています。
(新潟日報)
例年の雪であったら市として対応できるとおっしゃっていましたけれども、だいたいどのくらいの雪まで対応できるといいますか、例えば24時間で50センチメートルというのは、これを超えたらやはり現状の除雪力では対応できないというイメージなのでしょうか。
(阿部土木総務課長)
道路事情によって、大雪の処理の仕方が違うのですけれども、基本的にはかき分け除雪という作業方法でやらせていただいていまして、道路端にいったん雪山にするということなのですけれども、道路の広さによって、広ければ例えば30、40センチメートルでも対応可能かと思うのですけれども、道路の端が狭いと30センチメートルを超えると厳しかったりという状況がございますので、一律にこの地域は何センチメートル積もると大雪だということは非常に難しい判断が必要かと思っています。
(新潟日報)
そうなるとやはり、24時間で50センチメートルというのは、市としては対応が難しそうな、大変になってくる数字だと思っていいのでしょうか。
(市長)
一つの物差しとしましては、基準としては(24時間で)50センチメートルということですけれども、先ほど申し上げましたように、何センチメートルならば(本市の除雪力を超える)という判断が難しいところであります。
(新潟日報)
毎年、大雪が降ると除雪費の問題が出てくると思うのですけれども、昨冬は市長も総務省、国土交通省にお願いをしましたけれども、事前にお願いしておくとか、予算面の手当てをしておくとか、そういった部分はどのようにお考えでしょうか。
(市長)
制度の関係上、降った後に国土交通省や総務省に求めざるを得ないという事情があります。仕組みにつきましては、新潟市の、数年に1回降って、それも大変な除雪費がかかるということに対応する支援の制度のあり方については、今後とも継続的に国に対して要望していきたいと思っています。
(朝日新聞)
これまでデジタル技術やGPSなどを使って、ICTという面で積極的に改善をしてきたと思うのですけれども、この1年間でいろいろ検証する中で、新たに取り入れたシステムとかあるいは情報発信にあたって生かす技術とか、デジタルの面で何か改善点などがあれば教えていただけますか。
(市長)
ここ最近はICT活用などによって除雪の効率化を進めることで、平年並みの降雪では除雪体制を維持できていると思いますし、また、先ほど申し上げましたけれども、ツイッター(外部サイト)や、新潟市公式LINEが今年新たにできましたので、こういった媒体を使いながら、市民の皆さまも多様な媒体を利用されていると思いますので、新潟市としてもこういった情報発信のやり方を採用させていただいたということです。
(朝日新聞)
除排雪の作業の効率化という点で何か改善点などはありましたか。
(阿部土木総務課長)
除排雪の効率化ということで、このたび、雪捨て場を増やしたということと、排雪の優先順位をつけながら無駄のない排雪ができるような体制を組んだことが、除排雪の効率化につながるものと考えています。
ICTについては、昨年同様の対応として、その部分では導入しておりません。
令和3年度 成人式の開催について
(新潟日報)
成人式のことでお聞きします。昨年は感染下でいろいろな意見がある中で開かれました。感染状況は今、比較的落ち着いていますけれども、オミクロン株など先が見えない中ではありますが、新潟市として成人式を行う意義、成人の方を祝う意義について市長はどのようにお考えでしょうか。
(市長)
来年度から成人の定義も変わりますけれども、まずは20歳になった方々、これから大人になる方々を新潟市として心からお祝いし、新たな門出に、皆さまから夢や希望を持って改めてスタートする機会にしていきたいと思っております。
(新潟日報)
今ほど少し言及がありました、今回の成人式ではなく、その次の年から成人年齢の引き下げというものも見えてくるかと思うのですが、新潟市としてその辺りの対応を考えている部分はありますでしょうか。
(市長)
令和4年4月1日から、民法改正により、成人年齢が18歳に引き下げられますが、令和4年度以降もこれまでどおり、20歳の方を対象にするお祝いの会を開催したいと考えております。
20歳にする理由ですけれども、18歳では大学受験と重なるほか、たばこや飲酒などの開始年齢がこれまでと同じ20歳になるため、引き続き20歳を対象に開催してほしいというご要望も多くいただいているところであります。また、日本着物連盟や日本写真文化協会などからも国に対し要望があったほか、市立高等学校長やPTA連合会関係者のご意見でも、同じように20歳を成人式の対象とした方がいいという声があったということがあります。
(NHK)
成人式の開催なのですけれども、その後の会食・飲み会などは、市から、控えてくださいというような注意・呼びかけなどはされますか。
(市長)
今、新たな変異株が南アフリカで確認され、欧州で流行しているといった状況もあります。新潟市といたしましては、そうした感染の状況を今後も慎重に注意していく必要があると考えておりますけれども、成人式は来年1月9日ということで、その時の状況をしっかり把握して、県などとも連携を図りながら、成人式に参加される皆さまへの注意喚起を行っていきたいと思います。会食をやる場合についても、注意をした上で行っていただきたいというのが現時点での考えです。
(NHK)
やはり直前になってから具体的なことは(決定する)という感じでしょうか。
(市長)
そうならざるを得ない状況だと思います。我々の認識としましては、今、第5波の感染が収まって、一番安定している穏やかな時期であると思いますけれども、これがいつまで続くかということは予測が非常に難しいものであると思います。
(朝日新聞)
例えば、今言及のあった変異株が今後流行していくことを想定されると思うのですけれども、どうなったら開催の可否も含めて判断すると、そういった基準みたいなものを現時点でお考えでしょうか。
(市長)
前にもお話もさせていただいたような気がするのですけれども、緊急事態宣言が発令されたり、県の特別警報が発出されたり、行動変容が求められる際には、開催の直前であっても十分検討して対応を図っていきたいと思っております。
(朝日新聞)
それは、中止というような含みを持たせたことかと思うのですが、この場合、例えばライブ配信にするとか、別に代替の、例えば日程を延長するとか、そういうことも含めて考えていらっしゃるということでしょうか。
(市長)
そうですね。ライブで配信させていただいたりということになろうかと思います。
(朝日新聞)
例えば市の感染者数が1日3桁にいったけれども警報が出ないとか、個別具体的な状況も踏まえて検討されるということですか。
(市長)
今、ご指摘いただいたような、感染状況を判断するのに難しい場合も想定されますけれども、これまでの経験を生かしながら対応していきたいと思っております。今年1月の場合も、我々が判断するにつきましても決して簡単な感染状況ではなかったと思います。ただし、市内においては、感染が首都圏のような緊急事態宣言が発出されるような状況ではなくて、感染が一定程度に抑えられていたという状況の中で総合的に判断させていただいたということです。
新型コロナワクチン接種について
(新潟日報)
配付資料(PDF:342KB)でいただきました(新型コロナ)ワクチンの件なのですけれども、1・2回目の接種概況で、1回目は(接種率が)88パーセントまで上がり、50万人以上の都市の中でも、1回目も2回目も接種状況として(接種率が)非常に上がり、政令市では一番という状態になったという資料をいただきましたけれども、こちらについて所感をいただけますでしょうか。
(市長)
市として分析しているわけではありませんけれども、新潟市域全体が広いということで、新潟市としても広い市内全域に集団接種会場を細かく設置させていただいて、市民の接種を行ったということが考えられます。
また、ワクチン接種の開始当初、混乱を招きましたけれども、一方で、ワクチン接種について、慎重に冷静に対応しようという考える方がおられて、今日まで接種する方が今でもいらっしゃるということではないかと思っています。
また、もう一つは、私どもは「市長とすまいるトーク」などで言わせていただいているのですが、市民も含め真面目な県民性が接種率の高さにつながっているのではないかと思っています。
(新潟日報)
そちらを受けて、国としては11月末までに希望者の(接種)完了をということで目標を掲げていましたけれども、この数字を見て、新潟市としてはおおむね完了されたということになるでしょうか。どのように受け止めていらっしゃいますか。
(市長)
私としては完了したと思っております。ただし、ワクチン接種をしたいという方々につきましては、新潟市として接種枠を設けて継続的に接種を続けていきたいと思います。
(新潟日報)
今度は3回目についてですけれども、今まさに準備をされているかと思うのですけれども、3回目の接種は、以前にご説明いただいた医療従事者は12月から、高齢者は来年2月からというご説明があったかと思うのですが、今のところの進捗状況といいますか、どこまで準備が進んでいるとか、新たに決まった部分などがあれば教えていただけますでしょうか。
(市長)
今お話しいただきましたように、医療従事者から始まりますけれども、来年2月からの高齢者接種に向けて、接種会場ですとか医療従事者の手配などの作業を行っております。以前から申し上げておりますように、来月には全体像を公表し、市民の皆さまに情報が届くように広報していきたいと考えています。
(朝日新聞)
他の自治体はわりと新規予約を止めているところがほとんどだと思っていて、県も先日、今ある分で最後なので、まだの人は限られていますけれども、自治体に早く予約してくださいという最終通知のような呼びかけをしていたのですけれども、その中で、新潟市は新たに追加の枠を設けたということで、端的にこれはどうしてなのかと。その理由を教えてください。
(市長)
私も、最近はどういう事情になっているのか十分承知しておりませんので、担当の部から答えさせていただきます。
(小野統括政策監)
現在も毎日100人前後の方から新たに申し込みがある状況が続いております。先週1週間で740人の方から申し込みがありました。昨日は90人の方という中で、何らかの事情でまだ打っていないということで、まだ打ちたいという方がいらっしゃるのも事実だと思いますので、ワクチンがある範囲において、申し込めるところがなくならないような形で、今、会場を用意している状況です。
(朝日新聞)
現時点で、キャパシティとしてあと何人分くらい新規予約を受け付けられる状態なのでしょうか。
(小野統括政策監)
今日時点で2,000人ほどの予約枠を用意しております。12月いっぱいまでです。
(朝日新聞)
それが埋まったら、在庫もないのであとは3回目以降に回すというような意味合いでよろしいですか。
(小野統括政策監)
今の申し込み状況からすると、すべて埋まるかどうかというところだと思っていますので、その後も希望があれば検討させていただきますが、今のところはそこで終わる方向で考えております。
(朝日新聞)
最後に、市長に改めて伺いたいのですけれども、当初は混乱から始まったワクチン接種で、今はどちらかというと、かなり余裕のあるゴールに到達できたのではないかと思うのですが、改めてワクチン接種に追われたこの一年ないしは半年間を振り返って、どのようにお考えでしょうか。
(市長)
とにかく初めてのワクチン接種ということで、振り返ればいろいろなことがありました。大変なことばかりで、我々が思ったようにうまく進められたかというと、国の考え方が変わったり、国からの供給が一部変更になったりということで、大変な場面に何度も襲われながら、新潟市として市民の皆さまへのワクチン接種を何とかつなげていこう、円滑にやっていこうということで、最大限の努力を、保健衛生部・政策企画部と連携をとりながら進めてまいりまして、市民の皆さまからワクチンに対するご理解とご協力をいただいたおかげで、高い接種率という成果を得ることができたのではないかと思っております。
(新潟日報)
3回目の全体像については来月には公表というお話だったかと思います。新潟市ももちろん65歳以上(は2月接種開始)とかおおまかなスケジュールが出ていますけれども、県内の他の自治体も出ている中で、新潟市は(詳細が)いつ決まるのだろうか、また遅いというようなイメージを持たれてしまうではないかという気もするのですが、一方で人口規模も新潟市は非常に多いですし、対応するべきこともたくさんあるかと思います。今、準備を進めている中で、一番ネックとなっている部分、例えば国のワクチン供給量とかいろいろとあると思うのですが、ワクチンの準備にあたって一番対応に追われているというか、確認を必要としている部分というか、新潟市が注目している部分がありましたら教えてください。
(市長)
新潟市は3回目が遅いというのはどういう意味ですか。
(新潟日報)
まだ遅いというわけではないですけれども、来月には公表という公表スケジュールがこれから、今まさに詰めているところだと思うのですが、今ではなく来月というところをお聞きするにあたって、今、どのようなところを最終的に詰めていらっしゃるのか。準備で支障が出ているところとか、懸念があるようなところがもしあれば教えてください。
(野島保健衛生部長)
今、最終調整にかかっているところです。このたびは、集団接種を1・2回目受けた方については、3回目の集団接種については会場と日時を指定して行います。その際に、(2回目の接種から)8か月経った方から順次受けていただくわけですけれども、会場が1・2回目と変わる方がいます。例えばホテル会場は今回は使わないとか、朱鷺メッセの大規模会場がどうなるかとか、そういったことについて、何を優先的に、例えばお住まいの区を優先的に入れていくのか。それとも1・2回目を接種した会場をまず第一候補として入れ込んでいくのかという、どういったやり方が最も市民の皆さまにとって受けやすいのかということを調整しながら、最終的な段階にきているということです。
(新潟日報)
公表のスケジュールのめどは、例えば12月の初旬とか、今の段階でありますでしょうか。
(野島保健衛生部長)
そのつもりでおります。でき次第、公表いたします。
立憲民主党代表選について
(新潟日報)
本日、まだ結果は出ていませんけれども、立憲民主党の代表選がありますが、新潟1区の西村さんをはじめとした方が立候補していますけれども、市長としては、具体的な名前は挙げられるかは分かりませんけれど、どういった方に野党第一党のリーダーになっていただきたいと考えていますか。
(市長)
野党第一党のリーダーにどういう方がふさわしいかという見解は残念ながら持ち合わせませんけれども、新潟市から選出された国会議員の西村ちなみさんが代表選に立候補されていると。女性活躍の時代であり、また地元から国全体をリードするような政治の世界で活躍する方が出ているということは喜ばしいことであると思っています。
りゅーとぴあのレジデンシャル制度に基づく三者合意について
(新潟日報)
Noism(ノイズム)に関して質問させてください。前々回、市長が新しいレジデンシャル制度の見直しを発表され、そのあと、協議をされてきたと思うのですけれども、先日、市とりゅーとぴあの公益財団法人新潟市芸術文化振興財団と金森 穣さんの三者で、新しい制度のもとでやっていくという合意がりゅーとぴあから発表され、金曜日に会見があると思いますが、合意に達したことについて、市長としての所感をお願いできればと思います。
(市長)
12月3日(金曜)に公益財団法人新潟市芸術文化振興財団にて記者会見を予定させていただいております。私も同席いたします。詳細につきましては、その際にお答えさせていただきたいと思いますが、公益財団法人新潟市芸術文化振興財団と金森 穣氏、市の三者で新たなレジデンシャル制度に基づく事業の実施について合意がなされました。新たなスタートを切れることについて大変うれしく思っております。
(新潟日報)
詳細については金曜日の会見で聞かせてください。
(市長)
よろしくお願いします。
灯油購入費の助成について
(新潟日報)
今、各自治体で灯油の高騰を受けて灯油購入費の補助を行われている自治体もあるのですが、現状、新潟市ではそういった部分は何かご検討されていることはありますでしょうか。
(市長)
灯油価格の上昇を踏まえまして、国で、地方公共団体が行う原油価格高騰対策に対して支援を行う決定がなされております。本市におきましても、これから冬を迎えるにあたり灯油価格の著しい上昇は市民生活にも一定の影響を及ぼすと考えておりますので、現在、福祉部において支援策を検討させていただいています。
(新潟日報)
検討が終わり次第、発表といいますか、補助を決定されるということでしょうか。
(市長)
冬場に入ってまいりますので、できるだけ早く対応したいと考えており、12月議会での補正を念頭に準備していきたいと思います。
都心のまちづくりについて
(新潟日報)
新潟駅の関連で1点教えてください。先般、JRが新潟駅の商業施設について、2022年1月から改装に着手して、2024年春ごろに全面開業ということを示し、商業施設などを用意したいと言っているのですけれども、期待感などがあればお願いします。
(市長)
新潟駅が60年ぶりにリニューアルするということを含め、新潟市として新潟駅周辺整備事業を行ってまいりましたけれども、新潟駅に具体的にそういった形が時期を示せるようになってまいりました。私としましては、新潟駅と万代、古町をつなぐ「にいがた2km(ニキロ)」を、人・モノ・情報が集まる稼げる都心にしていく取り組みを始めたところであります。そのスタートの新潟駅の形が見えてきたということで、起爆剤として期待しているところでありますので、また一歩前進したと思っています。
過去の市長記者会見
関連リンク
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