令和3年10月14日 市長定例記者会見
最終更新日:2021年10月20日
市長定例記者会見
期日 | 令和3年10月14日(木曜) |
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時間 | 午前10時00分から午前10時40分 |
場所 | 新潟市役所(本館3階 対策室) |
発表内容
- 1.新型コロナウイルス感染症への対応について
- 2.弁当購入を通じた地域のお店応援について
- 3.歩行空間での新たな移動手段を用いた社会実験の実施について
- 4.「市長とすまいるトーク」の開催について
- 5.「忘れるな拉致 県民集会」の開催について
質疑応答
- 新型コロナウイルス感染症への対応および今後の経済対策について
- 新型コロナワクチン接種について
- 「市長とすまいるトーク」の開催について
- 弁当購入を通じた地域のお店応援について
- 歩行空間での新たな移動手段を用いた社会実験の実施について
- 衆議院議員総選挙について
- 和歌山市水管橋崩落事故について
- 福岡県中間市園児死亡事故について
- 令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
配布資料
市長記者会見動画(10月14日開催分)
令和3年10月14日開催記者会見の動画(クリックすると録画映像をご覧いただけます)(外部サイト)
発表内容
1.新型コロナウイルス感染症への対応について
おはようございます。よろしくお願いします。
はじめに、「新型コロナウイルス感染症への対応について」です。
全国的に猛威を振るいました新型コロナウイルス感染症の第5波は、9月中旬以降、急速に収束に向かっておりますが、本市においては、9月下旬に、全国の減少率と比較して下げ止まっている状況が見られ、その後10月に入りますと大きく減少し、今週(10月11日)月曜日には104日ぶりとなる新規感染者ゼロとなりました。
これはワクチン接種の進展に加えまして、市民・事業者の皆さまから感染症対策にご協力をいただいたおかげであると考えています。
ワクチンの接種につきましても、全年代で1回目を接種した方が81.2パーセントとなっており、11月末までに8割を大きく上回る市民の皆さまが2回目の接種を終える見通しとなっています。
年代別では、20代・30代の方の接種率が比較的低い状況となっておりますので、接種の推進に向け引き続き周知を図ってまいります。
続いて、集団接種の当日申し込みについてです。
集団接種には、接種2日前までの予約が必要でしたが、より接種を受けやすくするために、接種当日でも、接種会場に空き枠がある場合は、そのまま申し込み、接種を受けることができるようにいたします。併せて、新潟市の公式LINE(ライン)を用いた当日の空き状況の配信も行いますので、当日予定が変わり、接種ができる状況となった際には、ぜひともご利用いただきたいと思います。
これらの詳細については、会見後に野島(保健衛生)部長から改めて説明させていただきます。
また、3回目の接種について、前回の記者会見(令和3年9月30日開催)でも申し上げたかもしれませんけれども、国では、2回目の接種を終了した時点から概ね8か月以上経過した方を対象に接種することとしており、早ければ12月に医療従事者の接種が始まり、年明け1月以降、高齢者や基礎疾患をお持ちの方などが対象となっていく見込みです。
本市としましても、今後、国の方針を踏まえ、3回目の接種がスムーズに進められるよう準備してまいります。
2.弁当購入を通じた地域のお店応援について
次に、「弁当購入を通じた地域のお店応援について」です。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、地域の飲食店や関連事業者は大変厳しい状況が続いていることから、今年の春に実施しました弁当購入補助事業をリニューアルし、「Oh(おー)!弁当で地域のお店応援事業」を実施いたします。
具体的には、本事業の登録店舗にて、単価3,000円以上のお弁当を1回5個以上ご購入いただく際、料金のお支払いに使用できるクーポン券を市が発行いたします。
今回の事業では利用できる方を限定せず、1回当たりの購入個数も10個以上から5個以上とすることで、市民の皆さまが誰でも、より気軽に利用できるよう見直したところです。クーポン券による割引は前回と同様、お弁当代金の2分の1、1個当たり2,000円が限度となります。
利用期間は11月1日から来年1月31日まで、市への事業利用申し込みは来週(10月)18日(月曜)から、市コールセンター(電話番号:025-243-4894)および市ホームページで受け付けを行います。
依然として厳しい経営状況が続いております飲食店や食材納入業者などへの応援にも繋がりますので、より使いやすくなりましたこの事業を、年末年始を通じましてぜひご活用をいただければと思います。
3.歩行空間での新たな移動手段を用いた社会実験の実施について
次に、「歩行空間での新たな移動手段を用いた社会実験の実施について」です。
駅やバス停で降りた後の誰もが快適で安全に移動できる新たな移動手段の創出に向けまして、ニーズや課題、導入の可能性を探ることを目的に、「にいがた2km(ニキロ)」において、次世代型電動車イス「WHILL(ウィル)」の体験乗車・社会実験を実施します。
実験は、車両を保有するWHILL(ウィル)株式会社様のほか、本市と包括連携協定を結ぶ東京海上日動火災保険株式会社様からご協力をいただきまして、来週(10月)18日(月曜)から11月14日(日曜)までの約1カ月間、古町および万代島の各エリアで実施をしたいと思います。
WHILL(ウィル)は16歳以上であれば誰でも利用できます。利用料はかかりません。ぜひ多くの方からご利用いただきまして、新たな近距離モビリティを用いたまちなか回遊・周遊について、ご意見をいただきたいと考えています。
4.「市長とすまいるトーク」の開催について
次に、令和3年度「『市長とすまいるトーク』の開催について」です。
市民の皆さまから市政に関するご意見やご要望を直接お聴きするとともに、市政への理解をさらに深めていただくことを目的に、「市長とすまいるトーク」を今年も開催いたします。
テーマは、「コロナ禍における新潟市の未来に向けた取り組み」とし、このたびの新型コロナウイルス感染症拡大に対する市の感染症対策や経済対策などの取り組み、そしてウイズコロナを踏まえた今後の市の取り組みの方向性などについて、市民の皆さまへ説明をいたします。
日程については、皆さまのお手元の資料(PDF:173KB)のとおりです。
市政に関するご意見を聴かせていただき、今後の市政運営の参考とさせていただきます。
5.「忘れるな拉致 県民集会」の開催について
次に、「『忘れるな拉致 県民集会』の開催について」(外部サイト)です。
1977年11月に、新潟市で横田めぐみさんが拉致されてから今年で44年目となります。めぐみさんをはじめとする北朝鮮による拉致被害者の早期帰国を願い「県民集会」を開催いたします。
めぐみさんのご家族らが拉致被害者の救出を強く訴えるほか、東京国際大学特命教授の伊豆見 元(いずみ はじめ)さんとジャーナリストの川村 晃司(かわむら こうじ)さんによる対談などを行う予定です。
来場をご希望される方の申込方法は、配布資料(PDF:145KB)に記載のとおりであり、市報にいがた10月17日号に掲載いたします。
また、当日、来場できない方にも集会の様子をご覧いただけるよう、新潟日報ホームページ(外部サイト)で会場の様子を同時配信いたします。
今年は、県内の市町村長の会が立ち上がりました。拉致問題の解決に向けた機運をさらに高めていくため、多くの皆さまからご参加をお願いいたします。
私からは以上です。
質疑応答
新型コロナウイルス感染症への対応および今後の経済対策について
(新潟日報)
市長のお話でも、最近の感染状況として、(新規感染者数が、10月11日、12日は)0人、(13日は)1人と比較的落ち着いているとの説明がありました。今、新潟県は警報を出している状況ですが、今後、警報の解除ということも焦点になってくるかと思います。警報が注意報になった場合を踏まえて、市長は今の感染状況をどのようにご覧になっているか。また、市民への呼びかけなどがありましたらお願いします。
(市長)
全国的に新型コロナウイルス感染症が大変猛威を振るっておりまして、新潟市におきましてもやはり、首都圏と近い、また近畿圏とも決して遠くはないという状況の中で大変危機感を覚えてまいりました。また、県内、市内の足元を見ますと感染が広がってきておりまして、大変な危機感を持って我々も対策にあたってきたつもりであります。
飲食店の皆さまからは長らく営業時間の短縮などにご協力をいただき、また、一時期は部活動の中止などもご協力をお願いし、ようやく(新規感染者数が、10月11日、12日は)0人、(13日は)1人というような大変感染が低い状況になってまいりました。
しかし、新型コロナウイルス感染症はなくなったわけではありませんので、市民の皆さまにも引き続き感染症対策を継続しつつ、しかしワクチンの接種などもかなり進んでまいりましたので、我々としても、停滞しておりました社会経済活動の再開に向けて、これからさまざまな方策について検討していくべき時期であると考えています。
(新潟日報)
今ほど、さまざまな方策について(検討していく時期である)ということで、経済対策なども含めたお考えかと思います。今回、お弁当の応援についての発表がありました。このたびの補正予算でも、飲食店の関連事業者や取引のある業者への支援など、また観光業への支援なども決められているかと思います。今後さらに経済対策の部分で市として何か拡大を考えていらっしゃるのか、取り組みを進めるおつもりか、その辺りのお考えをお聞かせください。
(市長)
先ほど申し上げましたけれども、感染も落ち着いて、ワクチン接種も進んでいるような状況ではあるのですけれども、飲食店や観光業をはじめとする業種の皆さまにおかれては、まだまだ本格的な再開に至っている状況にはないという認識があります。
今後、市内事業者の皆さまの書き入れ時である年末に向けまして、新潟市としても、こうした事業者の皆さまが少しでも動き出していただける、本格的に動き出していただければそれに越したことありませんけれども、そういった必要性があると考えております。その際、国が進めますワクチン・検査パッケージの実証実験などでうまく活用できるかどうか。活用できるものについては、新潟市としても利用していきたいと思っています。
(NHK)
今、県の警報ですが、注意報などにもなっていけるのではないかという期待を我々も持っていますけれども、今後徐々に、もし収束に向かっていった場合、改めて市独自の経済対策などをどう打ち出していきたいということはございますでしょうか。
(市長)
先ほど申し上げたとおりですけれども、年末年始は、飲食店の皆さまにとっては書き入れ時であると思います。その際に、どこまで新潟市の飲食店を中心とした活動が動いていくかということが大切になりますので、我々としても今後、そうした(経済を動かしていく)方向に向けて検討していきたいと思っています。
(NHK)
改めて基本の感染対策の呼びかけも含めて、油断しないようにといいますか、改めて周囲への呼びかけがありましたらお願いします。
(市長)
市民の皆さまのご協力のおかげで、また、ワクチンの接種も進んでまいりまして、新潟市の感染は減少傾向にあります。ただし、新型コロナウイルスはなくなったわけではありませんので、引き続き、市民の皆さま方からは、基本的な感染症対策、手洗い、マスクの着用などに努めていただきますようお願いしたいと思います。
新型コロナワクチン接種について
(新潟日報)
先ほどの話で、集団接種の接種促進ということで、(空き会場がある場合の当日申し込みについて)LINE(ライン)などでの案内という話もありました。詳しくはこの後部長からも説明があるということですが、このタイミングで(当日申し込みを開始)される意義を教えてください。例えば(開始が)もう少し早ければという思いもお聞きするとあるのですが、新潟市の人口規模からするとその辺はなかなか難しかったのか、なぜ今この時期でやるのか、どのように活用してほしいのか、市長のお考えを教えてください。
(市長)
実情、これまで(ワクチン接種の)キャンセル待ちをする方々の対応をしてまいりましたけれども、キャンセル待ちをする方々もだいぶ少なくなってきたという背景があります。
先ほども説明いたしましたけれども、当日のキャンセルが発生し、当日接種をしたいと思った方でも、コールセンター(電話番号:025-250-1234)に連絡をいただくことによって急きょ接種を受けていただけるということでありますので、ぜひ、当日枠をご利用いただきたいと思います。
(新潟日報)
もう少し早くこういった対策が打てなかったものなのか。その辺はいかがでしょうか。
(市長)
いよいよ接種も10月中に1回目を市民の皆さまに(していただき)、11月中には、新潟市として、集団接種・個別接種については一部を除いて終了させていただくという原則の中で、最終段階に至ってまだ接種が済んでいない方々を何とか少しでも接種につなげていきたいという思いで、こういう形にさせていただきました。
(NHK)
ワクチン関連だったのですけれども、以前、新型コロナウイルス感染症に関する記者説明会などでも伺ったことがあるのですけれども、陽性者のうちワクチン接種を1回も受けていなかった人とか、最新のデータなどはございますか。
(野島保健衛生部長)
現在、データとしてまとめているものはございません。
(NHK)
この前、新型コロナウイルス感染症に関する記者説明会で伺ったデータが最新ということですか。
(野島保健衛生部長)
そうです。更新もされていませんので、また、ある程度まとまった時点でお伝えしたいと思います。
(NHK)
いずれにしましても、陽性者はずいぶん減ってきていますが、そのうち多くの方が1回も接種を受けていなかったというケースが多いということで、改めて若者も含めてワクチン接種の呼びかけがあれば市長からお願いします。
(市長)
ワクチンにつきましては、発症予防、重症化予防という効果が、それぞれ専門家の皆さまの分析によって明確に確認されておりますので、若い世代の皆さまは、ワクチンの接種率につきましては、少し他の年代と比較いたしますと低い状況でありますので、ぜひワクチン接種についてご検討いただければと思います。
(NHK)
先ほども少し話が出ましたが、当初より発表されていた1回目の接種を10月末までに、2回目を11月までに9割程度終えたいというのは、おおむね今のところ順調といいますか、予定どおりいきそうな見通しでしょうか。
(市長)
私としては、順調にいっていると認識しています。
(新潟日報)
報道ベースではあるのですが、モデルナ製を使用した10代、20代の男性は、やや心筋炎になる方が多かったため、今後、ファイザー製に変えた方がいいのではないかということで、国でこれから検討が始まる段階かと思われるのですが、新潟市の集団接種会場では、新潟空港会場や桜木ショッピングセンター会場などでモデルナ製を使っているところがまだあるかと思うのですけれども、まだ2回目が終わっていない方も中にはいらっしゃると思うのですが、こちらをどのように対応されるか、何か決まったものはございますでしょうか。
(市長)
本日、若い男性を中心に心筋炎や心膜炎が疑われる症状が出ているということで、厚生労働省が今後検討するという報道がされております。
新潟市といたしましては、今、お話がありましたように、新潟空港会場にモデルナ製のワクチン会場があり、10月15日、16日、17日に(1回目の接種を)予定しておりますけれども、(新潟空港会場を予約したものの)どうしても心配な方々につきましては、旧市役所分館会場にまだ空きがありまして、ファイザー製のワクチンでありますので、新潟空港会場の方をしっかりとキャンセルした上で、旧市役所分館会場の予約をしていただきたいと思っています。
(新潟日報)
報道ベースではあるのですけれども、(1回目にモデルナ製を接種している方でも)2回目はモデルナ製からファイザー製へ切り替えた方がいいのではないかと。そのような方も、他の会場に振り替えというのはやろうと思えば可能になるということでしょうか。
(市長)
今お話がありました違うワクチンを接種する交差接種につきましては、原則、厚生労働省でもまだ認められていないと認識いたしておりますので、1回目がモデルナ製で、2回目は、モデルナ製に心配があるからといってファイザー製にしたいというご要望については受けかねるということです。
(UX)
先ほどの集団接種の空きがある場合の当日申し込み・当日接種は、今月からスタートするものでしょうか。あとは新潟市の公式LINE(ライン)で空き情報の発信というものはもうすでにしているものでしょうか。
(小野統括政策監)
(集団接種の当日申し込み・当日接種は)10月16日からスタートし、(新潟市公式LINE(ライン)からの)発信も16日からになります。
「市長とすまいるトーク」の開催について
(新潟日報)
「市長とすまいるトーク」の話なのですけれども、過去2年間やってこられたかと思います。そこを踏まえて、今回、変えること、市長のこれまで2回の経験を踏まえて、この辺りをこのように改善したいという思いがありましたら教えてください。
(市長)
なかなか私が思っているような形にはならないのですけれども、少し経験を重ねながら、そのたびごとに工夫していく必要があると思っていますけれども、一つの前提は、新潟市の大きな方針を各区の市民の皆さまにお伝えしたいということです。
一方で、市民の皆さまからしますと、私がそれぞれの区に出向いて話をさせていただくということで、私に地域のさまざまな実情や要望を伝えたいという気持ちを強く感じますので、今回は、私がまず説明する部分についても、市の大きな方針に加えて、どのような内容を市民の皆さまにお話しするかということについてはこれからなのですけれども、各区の内容についても少し私から触れさせていただけるようにしたいということで調整させていただいております。
(新潟日報)
例えばこういった場が年間にもう少し回数があれば、要望を聞いたり、思いを伝えたりということができるかもしれないのですが、今後、その辺りのご予定はいかがでしょうか。
(市長)
できるだけ多くの市民の皆さまとのさまざまな対話を通じ市政の参考にさせていただきたいと思っていますけれども、実際、市政運営をしていますと、なかなか(スケジュールに)空きがなくて、今やっているような「市長とすまいるトーク」だけではなくて、もっと違った形で若い世代の皆さまと対話をすることができないかということについては、今後もさらに検討を加えていきたいと思っています。
弁当購入を通じた地域のお店応援について
(NHK)
お弁当の支援に関してなのですけれども、年末年始にもぜひご利用をということでいうと、おせちなども利用可能なのでしょうか。
(佐久間商業振興課長)
おせちも、一人分のお弁当として詰められたものであれば対象としたいと考えております。
(新潟日報)
先回も3月から5月にお弁当の応援というものがありましたけれども、この時はたしか、地域の割烹ですとか飲食店が対象だったと思います。今回、大手のチェーン店も含めて対象になっている気がするのですけれども、そういたしますと、使う方としては、(弁当の購入は)大手のチェーン店などにいってしまって、結果として、地域の割烹やお店にはなかなかいかないのではないかという気がするのですけれども、今回、対象を広げたことで使い勝手はよくなったと思うのですが、大手の店に(購入者が)流れてしまう可能性もありますけれども、そういうところはいかがでしょうか。
(佐久間商業振興課長)
3月から実施した先回も、地域の割烹を主にご利用いただきましたけれども、その時も特に大手のチェーン店を対象外とはしておりませんでした。地域の団体さまが日ごろから使われているところがかなり活用されたと聞いております。
今回、広く飲食店の支援ということで、市民の皆さまから支えていただきたいと思いますので、広い意味でご活用いただきたいということと、できれば地域のお店を日ごろから身近にあるというところを応援していただきたいという思いで計画させていただきました。
歩行空間での新たな移動手段を用いた社会実験の実施について
(新潟日報)
近距離モビリティの社会実験について教えてください。今回、古町と万代島を実施エリアに選びましたけれども、どういう理由からそのエリアで社会実験をすることになったのでしょうか。
(市長)
そもそも、今回の近距離モビリティWHILL(ウィル)の社会実験につきましては、「にいがた2km(ニキロ)」の取り組みを推進する中で関係団体の皆さまからヒアリングを行った際に、鉄道やバスなどを降車した後のラストワンマイルの強化を求める声が上がってまいりまして、さまざまなモビリティを検討する中で、近距離モビリティWHILL(ウィル)にしようということになりました。
そういうことで、「にいがた2km(ニキロ)」と、「にいがた2km(ニキロ)」エリア内にある万代島ということになりました。
(新潟日報)
印象としては、特に古町だとか歩いて楽しめるところが多いからこそやはり古町を選んだのかなと勝手に想像してしまったのですけれども。
(市長)
もちろんそういうこともあります。
以前から言われているかどうか分かりませんけれども、2キロメートルというのは意外と長いですよねと言う方々もいらっしゃって、物理的に2キロメートルが長いと思っている方々に、こういう交通手段で気軽に移動していただこうという趣旨だと思っています。
(新潟日報)
この写真(PDF:779KB)を見ますと、格好いいなと思ったのですけれども、あえてこういったデザインを選ばれたのかどうか。いかがでしょうか。
(坂井都市交通政策課長)
モビリティというのはいろいろとあるかと思いますけれども、やはり誰でも安全に気軽にまちあるきのような感じでまちめぐりを楽しんでいただくということを考えますと、デザイン性にも優れたものが必要になるというところで、WHILL(ウィル)というものにいたしました。
(市長)
私も体験したのですが、高齢者や障がい者の皆さまにも使いやすい点が利点ではないかと思っています。
衆議院議員総選挙について
(新潟日報)
衆議院が恐らく本日解散ということで、来週から選挙期間に入りますけれども、今のところ、公示日以降、例えば、市長の応援演説などが考えられると思うのですが、そういった選挙期間中のご予定についてはどのように考えていらっしゃいますか。
(市長)
今のところ、具体的な日程につきましては決まっておりません。
(新潟日報)
前回の会見(令和3年9月30日開催)の際に、新潟1区と4区の自民党から立候補を予定されている方から応援の要請があったというお話がありましたが、その後、新潟2区、3区の方ですとか、自民党以外の政党の方から応援の要請というのはございましたでしょうか。
(市長)
総決起大会をするのでということで、野党の国会議員の方からご案内はありました。
(新潟日報)
今回、岸田政権が発足して、ごく短期間で衆議院が解散となりましたけれども、このタイミングでの解散ということは、なかなか新型コロナウイルスの問題が続く中での解散ですけれども、ここで解散したということに関してはどのように感じますか。
(市長)
衆議院の任期が10月21日までであったと思いますので、いずれも解散はやむなしということだろうと思います。任期を超えての選挙ということになりましたけれども、むしろそちらの方が異例であると認識いたしております。
ただし、新しい政権ができて、その後に代表質問は行われましたけれども、その後の野党が求めます予算委員会などが行われなかったことは日程などの都合であると思っているところです。
ただし、できるだけ日程が許して、国民の皆さまに総理の新内閣としての大方針を示す余裕があれば、それはそれで理想であったと思っています。
(朝日新聞)
今の質問に関連して、応援の依頼があった立候補予定者がいるということですけれども、こちらの集会に参加されない理由というのはどのようにお考えなのでしょうか。
(市長)
参加するかしないかは、これからの都合を考慮しながら検討していきたいと思っていますけれども、今回の総選挙において、新潟市内に関わる国会議員の候補者の皆さまにつきましては、これまで新潟市政への関わり、また私個人の関わりの中で応援をさせていただきたいと思っています。
(朝日新聞)
ということは今後、公示日以降に予定が入っていくということもあり得るということでしょうか。
(市長)
もちろん応援に来てくださいと言われないでこちらから押しかけるつもりもありませんし、応援に来てほしいということであれば、今ほど申し上げました公務の日程とよく勘案しながら検討していきたいと思います。
(朝日新聞)
新潟1区ですけれども、立候補予定者が3名いるわけですが、どなたから応援の依頼が来ているのか教えてください。
(市長)
1区の塚田一郎さんから(応援の依頼がありましたが)、まだ具体的に来ておりません。何月何日の演説会に来てほしいとかという具体的な要請については、現時点において、塚田一郎さんについてはありません。
(朝日新聞)
塚田一郎さんが街頭演説などで、中原さんのことを盟友だとか、同志というように関係性をアピールしているわけですけれども、市長から見て塚田さんというのはどういう関係性の方なのかということを改めて聞かせてください。
(市長)
率直に申し上げまして、これまでの私の政治活動の中でも活動をともにした政治家であると認識しています。
和歌山市水管橋崩落事故について
(新潟日報)
水道の関係で教えていただきたいことがあるのですけれども、先般、和歌山市で水道橋が崩落するという事案がありましたけれども、(この事故を受けて)新潟市での対応はどのようなことでありますでしょうか。
(市長)
例えば、平成30年1月に西蒲区で発生した寒波における断水事故を新潟市としては教訓にしまして、浄配水場間の連絡管で事故の影響を受けていない区域から水を供給する仕組みを作って、万が一に備えているところです。
さらに今回の和歌山市の崩落事故を受けまして、水道水の供給に大きな影響を及ぼす水道橋に対して、緊急に点検するよう指示をしています。
(新潟日報)
ちなみに対象となっている水道橋の数とか、どのくらいの時間が経っているものかということは分かりますでしょうか。
(市長)
新潟市内ですけれども、(水道水の供給に大きな影響を及ぼすのは)78水道橋があります。
(新潟日報)
それを順次、全部調べていくということでしょうか。
(市長)
この78本を10月中に緊急点検をいたしたいと思います。
(新潟日報)
今回の水道もそうですけれども、高度成長期などに造られたインフラが老朽化を迎えている時期ですけれども、ストックマネジメントと言いますか、こういうインフラをどう更新していくかというところに市長のお考えなどありますでしょうか。
(市長)
5年ごとの点検を基本として、劣化が見られます箇所については、2年ごとの点検を実施することによって安全性を確認しているところです。
和歌山市の事故報道では、1か月前に点検し、異常がなかった水道橋が崩落したということでありますので、原因を精査し、今後の点検内容や点検サイクルについて、必要に応じて見直しを図っていきたいと考えています。
福岡県中間市園児死亡事故について
(NHK)
また他県の事例で、少し前ですけれども福岡県で幼稚園児がバスに置き去りになって亡くなってしまったというケースがあったと思うのですけれども、新潟市として、改めて新潟市内の幼稚園などのバス送迎の体制確認などを、今後行っていく予定はございますでしょうか。
(市長)
すみません、こども未来部が担当になろうかと思いますけれども、今日、この場に居合わせていませんので、後ほどまたご連絡させていただきたいと思いますが、よろしいですか。
(NHK)
分かりました。市長としては、この問題をきちんと対応していきたいとお考えですか。
(市長)
そうですね。こうした子どもたちの通園、通学で車による痛ましい事故があるということは非常に残念なことだと思っております。
本市におきましても、安心安全のまちを標ぼうする限りにおきまして、こうしたことがないように努めてまいりたいと思っております。福岡の例を参考に、我々も今後しっかりと検証し、不都合な場所があれば改善を図っていきたいと思います。
令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
(朝日新聞)
今日の新潟日報朝刊の1面でも取り上げられていましたけれども、いじめの認知件数について、新潟市が新潟県の74.3パーセントを占めるということで、それは全20政令市の中で4年連続最多だということですけれども、率直にこれについて受け止めを聞かせてください。
(市長)
新潟市のいじめの件数は全国的にも注目されていると言われておりますけれども、学校がいじめを発見するアンテナの感度を高くし、児童生徒が心身の苦痛やストレスを感じているものは、すべていじめとして積極的に認知をしているという結果だと思います。
いじめを早期発見することで、深刻な状況になる前に、解消に向け全力で取り組んでいかなければならないと感じています。
過去の市長記者会見
関連リンク
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