令和3年9月7日 市長定例記者会見
最終更新日:2021年9月10日
市長定例記者会見
期日 | 令和3年9月7日(火曜) |
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時間 | 午前10時00分から午前10時58分 |
場所 | 新潟市役所(本館3階 対策室) |
発表内容
質疑応答
- 新型コロナウイルス感染症への対応について
- 新型コロナワクチン接種について
- 先端技術の開発を支援する「5G(ファイブジー)ビジネスラボ」の開設について
- 結婚や結婚による新生活を支援するパスポートの発行について
- 衆議院議員総選挙について
配布資料
市長記者会見動画(9月7日開催分)
令和3年9月7日開催記者会見の動画(クリックすると録画映像をご覧いただけます)(外部サイト)
発表内容
1.新型コロナウイルス感染症への対応について
おはようございます。
はじめに、「新型コロナウイルス感染症への対応について」です。
新潟県は、全県での感染の広がりを受けまして、特別警報を8月30日に県内全域へと拡大するとともに、特別警報期間中における県立施設の一時休館等の方針を示しました。
本市においても、市立のスポーツ施設や文化施設、コミュニティ施設を9月16日(木曜)まで臨時休館するとともに、市が主催いたしますイベントや事業も施設休館に合わせまして原則中止としています。
市民の皆さまにはご不便をおかけいたしますが、ここで感染拡大を抑え、踏みとどまらなければ、より一層、市民生活に制約を生じさせ、地域経済にも大きな影響を与えるとともに、医療体制が崩壊し、助かる命を救えなくなる危険性がございますので、ご理解とご協力をお願いします。
一方、8月30日から9月6日までの直近の新規感染者数を見てみますと、8日間連続で前の週と同じ曜日を下回り減少傾向にあります。こうした動きは、時短要請の効果が徐々に表れてきていると考えていますが、デルタ株の感染力は非常に強く、家庭や職場にウイルスが持ち込まれれば一気に広がることから、決して楽観できる状況ではないと考えています。
こうした状況を、私からも市民の皆さまへ直接お伝えし、今一度感染防止対策の徹底にご理解とご協力をいただくため、昨日、西区のイオン新潟青山店前のバス乗り場におきまして、市民の皆さまへ呼びかけを行いました。明日以降も8区全てで呼びかけを行いたいと思います。
改めて、市民の皆さまには大変大きなご負担をお掛けしております。特別警報が発令されております9月16日までに、徹底した対策を講じまして、感染を封じ込めていきたいと思いますので、どうぞご協力をお願いいたします。
また、昨日9月6日までの時間短縮営業への協力要請に全面的にご協力をいただいた市内飲食店に対する協力金について、本日7日から10月29日(金曜)まで、郵送による申請の受け付けを開始しました。申請書類は市のホームページで掲示しているほか、区役所窓口でも配布しています。専用コールセンター(電話番号:025-247-7575)を開設しておりますので、ご不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせください。
なお、8月10日から続く本市への時短要請が、本日から二度目の延長となりました。市内飲食店への影響が長期に及んでおることから、本市では、各種支援策を実施してまいりましたが、飲食店と取引関係にある酒蔵や食材卸、タクシー事業者などにおかれても、大変厳しい経営状況が続いております。飲食店関連事業者に向けた支援策についても検討が必要と考えております。
次に、夏休み明け後の学校園の状況についてですが、本市では、子どもたちの学びを止めないという基本方針の下、感染対策を徹底した上で先月下旬から学校を再開しております。学校が夏休みの明け始めた8月23日以降、延べで11校園・11学級が学級閉鎖の措置を行いました。今日現在では、6校園・6学級での学級閉鎖となっています。
児童生徒の感染の起因ですが、家庭内感染が最も多く、放課後や週休日の学校園外での活動によるものもあります。これまでのところ、校園内での感染拡大は確認されておりません。
しかしながら、感染したり、濃厚接触者になったり、感染に対する不安があったりするなど、児童生徒がやむを得ず登校できない場合に備えまして、児童生徒一人一台のICT端末を活用したオンラインの対応例を8月下旬に各学校園に示しました。
今後、長期の学級閉鎖、また、休校等の措置が必要になった場合にも、学びを止めないために、学校と家庭をつなぐオンラインでの学習の準備をしております。
感染防止には、家庭と学校園とが連携して感染対策の強化・徹底を図ることが必要です。学校園においても、引き続き感染症対策を徹底し、感染拡大防止に努めてまいりますので、保護者の皆さまにおかれても、基本的な感染症対策の徹底にご理解とご協力をお願い申し上げます。
次に、ワクチン接種の状況についてですが、9月6日時点で、全年代で1回目の接種をした方が60.8パーセント、2回目の接種を終えた方が48.4パーセントとなっております。既に接種が始まっております50代以上の方を中心に接種率は順調に伸びてきており、50代の方の1回目の接種では、前回の会見時、8月27日でありますが、35.6パーセントから、昨日時点で56.8パーセントと20ポイント以上の上昇となっています。
9月1日から40代、9月4日から30代の世代へと順次接種予約が始まっております。本日8時半からは、29歳から12歳までの方の予約受付を開始いたしました。
今後、若い世代の皆さんのさらなる接種促進に向けまして、若い世代の皆さまからワクチン接種に関する情報をより入手しやすい環境を整備する必要があります。そのため、商業施設などでの啓発ポスターの掲示やSNS等を通じた啓発事業を行っていく予定としています。
この取り組みに、新潟の若い皆さんに知名度の高い、こちら(会場前方)にポスターができておりますけれども、サッカー アルビレックス新潟の早川 史哉(はやかわ ふみや)選手からご協力をいただけることになりました。早川選手は急性白血病を乗り越え、アルビレックスの主力選手の一人としてご活躍をされております。また、「新潟市がん検診啓発アンバサダー」も務めてもらっております。
早川選手の等身大のパネルを早急に作成いたしまして、今後、さまざまな場所に設置をいたしまして啓発してまいります。
加えて、12歳以上の若年層の皆さんに向けて、新潟市医師会と協力しまして、ワクチンの正しい情報を知っていただくリーフレットを作成し、お知らせしていきたいと思います。
今後もこうした情報提供や接種スケジュールをきめ細かくお示しし、すべての世代での接種促進に努めてまいります。
2.先端技術の開発を支援する「5G(ファイブジー)ビジネスラボ」の開設について
次に、「先端技術の開発を支援する『5G(ファイブジー)ビジネスラボ』の開設について」です。
新型コロナウイルス感染症はビジネス環境の変化をもたらし、あらゆる分野の企業に大きな影響を与えております。非対面や非接触、遠隔に対応した新たなビジネスの創出による事業展開を目指す動きもあります。
本市では、事業者のこうした取り組みを支援するため、コスト削減や業務効率化につなげる「デジタル化」を進めるだけでなく、デジタル技術を活用して新たなビジネスを生み出していく「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に取り組むべきと考え、今年度、「DXプラットフォーム」を構築し、各種のDXプロジェクトを進めております。
この取り組みをより一層加速させるために、次世代通信規格5G(ファイブジー)の活用が重要になると考え、6月に「5G(ファイブジー)時代の新たな産業創出に向けた産学官連携協定」を、NTTドコモ、新潟大学、新潟コンピュータ専門学校と締結をいたしました。
現在の通信規格であります4G(フォージー)の登場でスマホが生み出され、我々の生活が大きく変わりましたけれども、今後は5G(ファイブジー)の導入によりまして、スマホを上回るサービスが登場し、我々の生活にもさらに大きな変化をもたらすと言われています。
こうした新たなサービスを創出するためには、多くの事業者が5G(ファイブジー)を実証できる環境をいち早く用意することが重要になることから、新潟市産業振興センターに5G(ファイブジー)を整備し、5G(ファイブジー)の実証拠点「5G(ファイブジー)ビジネスラボ」として9月15日(水曜)に開設いたします。
5G(ファイブジー)実証を支援する公共施設としては国内最大規模のものであり、新潟発のビジネスや技術が世界に普及する可能性もあると期待をいたしています。
当日はメディア向けの開設式を実施し、施設の概要、利用要件など詳細は配付資料(PDF:723KB)のとおりですが、5G(ファイブジー)の特性の紹介としてバーチャルユーチューバーの実演のほか、東京オリンピック開会式でも実演された複数のドローンによる編隊飛行や屋内警備、救難者捜索をイメージしたデモ飛行を行う予定です。
なお、開設式につきましては、休館中の産業振興センターでの実施となりますが、コロナ禍で再認識されたデジタル化の重要性とポストコロナ時代を見据えた新たなビジネスチャンスの創出に向け、参加者を限定しまして、感染対策を徹底した上で実施をしたいと考えています。メディアの皆さまからもご取材いただき、広くご周知いただくご協力をお願いしたいと存じます。
3.結婚や結婚による新生活を支援するパスポートの発行について
次に、「結婚や結婚による新生活を支援するパスポートの発行について」です。
今年6月から感染症対策を徹底した結婚式等実施への支援として「結婚支援クーポン」の発行を行っているところですが、新たな結婚応援の取り組みとして、来月1日より新婚カップル等を応援します「新潟市結婚応援 結(ゆい)パスポート事業」を開始します。
この事業は、未婚化や晩婚化が進む中、地域からの応援をさまざまなサービスの提供により実感していただくことで、結婚への後押しになればと考え実施をいたします。
利用対象となりますのは、今後2年以内に結婚予定のカップル、また、新婚カップル等で、協賛店利用時に提示すると各種サービスを受けることができる大変便利なパスポートとなります。
先週末の時点で、本事業の趣旨にご賛同いただきました75の店舗の皆さまから協賛いただいています。協賛事業者さまのリスト、サービスの内容は、配布(資料)(PDF:666KB)のとおりです。さらに多くの企業・店舗の皆さまからご協力をいただきながら、地域を挙げて結婚を応援していきたいと考えていますので、ぜひ登録をお願いいたします。
カップルの皆さまの利用申請は、本日より新潟市LINE公式アカウント内で開始します。配布資料に記載の交付対象となるカップルの皆さまにおかれましては、この機会にぜひ登録をお願いします。
より詳しい内容は、市ホームページに掲載しておりますので、配布資料の二次元コードからご確認ください。
私からは以上です。
質疑応答
新型コロナウイルス感染症への対応について
(新潟日報)
市内の感染状況についてお聞きします。市長は先ほど、時短要請の効果が徐々に表れているためか、(新規感染者数が)8日間連続減少傾向にあるというご発言をされました。時短営業は9月16日がひとつの期限となっているかと思います。最終的には県の判断というのは承知しているのですが、県から新潟市の現状をどう見ているか、時短営業の延長の必要があるかどうかということを聞かれた場合、市長の現段階の新潟市の感染状況などの認識を教えてください。
(市長)
現在の新潟市の感染状況につきましては楽観できるような状況にはないと思っています。
ただし、8月10日から時短営業ということで、新潟市内の96パーセントの飲食店の皆さまからご協力をいただいております。前回5月にご協力をいただいた時と同じ規模の皆さまからご協力いただいて、新潟市としては大変ありがたく思っておりますし、こうした効果が徐々に表れつつあって、現在、減少傾向になっていると感じておりますけれども、デルタ株の感染力が大変強いということ。また、ワクチンの接種が進んでおります高齢者の皆さまの感染リスクは下がってきているのですけれども、今度は若い世代の皆さま、また、子どもに感染が広がっているということで、こうした状況を考えますと、まだまだ予断を許せるような状況ではないと思っています。
確かに全国的にも減少傾向気味ではあるのですけれども、専門家の皆さまから聞こえてくる声というものは、今、我々は新型コロナウイルス感染症という未知のウイルスに対応しているわけですけれども、次から次へと新たな事象・展開が出てまいりまして、我々はさらにそれに直面しながら解決を求められていると認識しています。
(新潟日報)
決して気の抜けない状況ではありますが、一方で時短営業については新潟市では延長が続いています。これが9月16日できちんと終わることを期待している飲食店もあるかと思うのですが、延長の必要性の有無について、今の段階で、市長はどうお考えでしょうか。
(市長)
今日が9月7日なので16日までまだ時間もありますし、飲食店の皆さまや、新潟市としては県の対応方針に倣い、市の施設についても体育施設、文化施設、コミュニティ施設は閉館しご協力いただいております。多くの皆さまからご協力をいただくとともに負担をお願いしているわけでありますので、何としても9月16日の時短営業の期間までに新潟市の感染を抑えていきたいという気持ちでいっぱいです。
(新潟日報)
学校園の感染状況についてお伺いします。8月23日以降、学級閉鎖が延べ11校・11学級あるというお話でしたけれども、デルタ株のまん延で子ども間の感染も心配されている中でこの数というところで、今の学校の感染状況について、市長としては予想どおりなのか、予想よりも抑えられているのかというところの認識を教えてください。
(市長)
もちろん予想どおりとは思っておりません。以前は、感染が高齢者の皆さま、また大人に広がっていた時期もありましたけれども、高齢者の皆さまのワクチン接種が進み、一方で、若い世代の皆さま、子どもへの感染が広がっているということに大変危機感を覚えておりますし、また現在、子どもたちに感染が広がっているということで、学びを確保する観点からも大変憂慮している状況です。
(新潟日報)
部活動に関しては9月16日まで、小中学校・高校は停止ということがありましたけれども、お話の中で、家庭内感染が最も多くて、基本的に感染は学校園の外での活動によるものだという話でしたが、部活動を停止する意義というか、例えば中学生だと部活に打ち込んで一生懸命やって、それを生きがいみたいしている子どもも多いと思うので、秋の新人戦の大会とかの前のこの時期に部活が休止して残念に思っている子どもも多いと思うので、部活を停止する意義、目的のところで子どもに対してメッセージがあればお願いします。
(市長)
秋になりまして、学校は学びの確保の観点から新潟市は再開しておりますけれども、感染が学校外の課外活動などで発生していることから、9月16日まで部活動を中止とさせていただきました。ご指摘のとおり、秋にはさまざまなスポーツ大会、文化活動がある中で部活動の中止となりましたので、部活動に関わっておられる児童、生徒の皆さまからは大変残念な思いであろうと思っておりますし、また、保護者の皆さまからもそうした声が聞こえてきているところであります。
しかし、デルタ株は従来のウイルスと比べて2倍から3倍感染力が高いという状況の中で、また感染が子どもたちに広がっているということで、これ以上、感染が広がるということになりますと、新潟市の学校におきましても、分散登校や休校というような対応を執らざるを得なくなってしまうと。そうしたことをあらかじめ避けるために、今回、我々としても大変残念なことではありますけれども、こうした対応をさせていただきまして、皆さまからはぜひご理解とご協力を9月16日までお願いしたいと思っています。
(新潟日報)
9月16日以降に関して部活動の再開の見込みはありますか。
(市長)
新潟市の感染状況によってだと考えています。
(新潟日報)
学校現場の感染状況と関連してのお話なのですけれども、県が独自に抗原検査のキットを(送ることについて)、すでに各学校に届いているかと思うのですが、これの使用状況について教えてください。
(袖山保健給食課長)
県からは検査キットは配送されましたけれども、使い方、使用方法のマニュアルについては検討しているということでございますので、県の状況を見ながら私どももどうやっていくか、専門家や学校現場の声を聞きながら慎重に検討していくところであります。
(新潟日報)
使い方に関してのマニュアルは市で作る予定ですか、県のものをそのまま使う形になりますでしょうか。
(袖山保健給食課長)
県のマニュアルも含めて市でどういった形にしていくというところを考えていくということでございます。
新型コロナワクチン接種について
(新潟日報)
今日から29歳から12歳の予約の受け付けが始まったという話がありました。今日の午前8時半から始まっているかと思うのですが、これまでのところの受付状況、サーバーダウンやトラブルのようなものは今日の時点でいかがでしょうか。
(野島保健衛生部長)
今日、午前8時半から、29歳以下の方のワクチンの予約をスタートさせたところです。電話は30分ほどつながりにくい状態があったと聞いていますけれども、その後はスムーズにつながっておりますし、また、ネット予約も順調に進んでいます。
(新潟日報)
今のところ大きなトラブルはないということかと思うのですが、30代までを見ても、各区でやっていらっしゃるようなより身近で小規模なところが比較的早く埋まって、新潟空港や新しく設置された桜木ショッピングセンターなど比較的規模の大きなところに余裕がある状況かと見ています。規模の大きさもありますし、ワクチンのファイザー製、モデルナ製ということもあるかと思うのですが、市長は、比較的大規模なところに余裕がある、身近な区のところが先に埋まるといった状況についてはどのようにご覧になっていますか。
(市長)
これまで、高齢者接種から始まり、年齢を下げて接種を進めてきておりますけれども、やはり皆さま方にとっては、ワクチンの副反応もあるということもありまして、大事を取ってというか、念のために身近な会場で接種をしたいという方々が多かったのだろうと思っております。我々としては、地域の身近な接種会場、また、働いている世代の皆さまもおりますので、事情はさまざまだと思いますが、市の中心部に設けたり、大規模な会場を設けたり、実際、大きな会場を設ける時は、その場所が本当に新潟市内で確保できるかどうかという現実性も踏まえて対応してきているところです。現実はおっしゃるとおりの状況でありますけれども、引き続き、身近な機関、今後も市のさまざまな場所にそれよりも大きなものを会場として設け接種を進めていきたいと考えています。
(新潟日報)
今、提示されている会場のほかにもう少し会場を追加されるご予定があるということでしょうか。
(市長)
今後も状況によって接種会場を追加する可能性があるということです。
(UX)
今日から12歳から29歳の予約が始まったということで、主観も入るのですが、私も予約の画面で予約をさせていただいたのですが、やはりシステムで少し予約を取るのがなかなか難しい部分があると感じました。今、若者の感染が心配されている中で、ワクチン接種への意欲の低下につながるのではないかという懸念があるのですけれども、その辺は市長としてどのようにお考えでしょうか。
(市長)
我々新潟市としては、高齢者接種から始まり、先ほどから申し上げているとおりなのですが、高齢者の皆さまはやはり世代のギャップというか、ネットを利用する環境がその世代にはありませんでしたので、大変難しいと思いますけれども、若い世代に下がってくるにしたがって、ネットの利用については決して難しいことではなくて、容易であるという認識を現在も持っております。したがいまして、電話よりもネットの方がスムーズに進んでいるということで、高齢者接種では、電話などで予約については一時混乱を来しましたけれども、それ以降、若い世代の皆さまに年齢を下げるにしたがって、そうした問題は大きく生じていないのではないかと感じているところです。ただし、私のような年齢からすると、情報がいっぱいあって面倒だとは感じています。
(UX)
ネットで(予約を)取るということはやれるのですけれども、要はシステム上の問題で、予約しづらいところがあったということです。若者はネットの方がやりやすいというのは間違いないとは思うのですが、システム上のという部分ではどうでしょうか。
(市長)
新潟市のシステムが完全なものであるとは思っておりません。日々変化をして、システムを変更しなければならないと思いますし、情報の出し方についても、最新のものをより短い時間で迅速に入手できることが理想であると思いますので、今後も、若い皆さまにとっても、あらゆる世代の皆さまにとっても予約ができやすい環境を整備できるように努めてまいりたいと考えています。
(UX)
先ほどお話もあったのですが、集団予約でモデルナとファイザーの2種類がある中で、意外とファイザー製の方が人気なのかなと、予約画面を見ながら思うところもあったのですが、そこら辺の市長の認識として何かあったりしますか。
(市長)
先般、モデルナの異物混入ということもマスコミを通じて大々的に報じられました。そのほかにも、モデルナの方が副反応が多いとかというようなお話も聞いているところであります。そうしたことが影響しているかどうか明確な分析はできておりませんけれども、先ほどお話がありました地域の身近な集団接種会場よりも大きな方が、現実、それに比較すると緩やかに予約の状況が進んでいるということは事実だろうと思っております。
現在、新潟市としてはモデルナとファイザーの効果については大方差がないと認識しているところです。
(NHK)
今日から全世代にワクチンの予約が始まるということで、政令市で、人口が一番多い新潟市の接種率も県内の感染を抑え込む上で鍵になってくるのではないかと思うのですが、改めて、接種控え、不安を抱えている若者もいるかもしれないのですが、若者などに対して接種の呼びかけがあれば改めてお願いします。
(市長)
今日から29歳以下の若い世代の皆さまが接種予約できるようになりました。大変お待たせした方々もたくさんおられるのではないかと思います。ぜひ、現在の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、若い世代の皆さまからも積極的にワクチンの効果や、また副反応もありますので、そうした状況をしっかりと把握した上でワクチンの接種をしていただけるよう検討をお願いしたいと思います。
(NHK)
会場で混んでいるところについては、会場の追加の検討が言いすぎなのであれば、空いているところを受けてほしいとか、落ち着いて待ってほしいとか、そのあたりの予約待ちの若者に対しての呼びかけはいかがでしょうか。
(市長)
皆さまにもご案内していると思いますけれども、新潟市としては、9月4日と7日の予約枠数を分けて、29歳以下の皆さまに接種予約をしていただく余裕も作って対応しているつもりであります。
新潟市の集団接種会場、また、個別医療機関、職域接種を企業や団体で実施される方についてはぜひそちらでお願いしたいと思いますけれども、この三つの接種の方法の中で、若い皆さまからもぜひ接種を進めていただきたいと考えています。
(NHK)
個別接種に関してなのですけれども、個別接種は9月1日から基本的に年齢問わず予約できたと思うのですけれども、NHKに入ってくる市民の方の情報として、一部のクリニックにおいては、9月1日より前に予約と接種ができていたケースがあったようでして、その点についての市長の受け止めがありましたらお願いいたします。
(市長)
新潟市としては、5月から集団接種会場、個別医療機関と職域接種もありますけれども、接種を進めてまいりました。個別医療機関につきましては、市内の約300の医療機関からご協力いただく中で、接種を進めている医療機関の状況については、スペース、スタッフの数、また、医師の新型コロナウイルス感染症に対応する考え方のようなものもあると思っております。総じて医療機関の皆さまに、新潟市としてはワクチン接種を進めていただいていることに感謝を申し上げたいと思いますけれども、実際は、個別医療機関においては、かなりワクチンの接種の受け入れについて差があるということは事実だろうと思っております。その差については、新潟市としては、現実は許容せざるを得ないと申しますか、それぞれ対応に若干差が出るというのは致し方ない部分であると思っております。ただし、これまでの間、新潟市と市の医師会においては、大方において共同歩調をとってこられたのではないかと思っているところであります。
新潟市としては、今後とも、市民の皆さまへ公平に接種を進めていく必要があると思っております。国で職域接種という接種の仕方も出ましたので、そこでもやはり現実的に(差が)生じているわけでありますので、100パーセントすべて同じように接種ができる状況にはないということもまたご理解いただければと思っているところです。
(新潟日報)
今日から全世代が始まったところですが、この後の終わりのお話について、昨日の報道によると、国には10月中には全国民の9割が受けられるファイザー社製のワクチンが入ってくるということで、入ってくるということは、それを使って最終的には終わるということが今後少し見えてくるかと思うのですが、今後の新潟市の(ワクチン接種の)終わりについて、9割の方なのか、希望する方なのかですけれども、最終的にはどのように2回の接種が終わるのかという日程感ですとか、例えば12月中にはいったん締め切るのかといった、スケジュールで今見えているものはありますでしょうか。
(市長)
そういった国の方針が示されておりますので、我々としては、国から間違いなく方針どおりワクチンの供給がなされるということを踏まえながら、市民の皆さまに接種をしていくことになるだろうと思っております。
現在、新潟市といたしましては、10月末までに(接種対象者の)約9割のワクチンの確保を見込んだ上で接種を進めている状況です。
(新潟日報)
使用期限というものもある中で、皆さんはずっと打つことができるのではないかと、ずっと様子を見ていらっしゃる方というのも、先ほどの状況や65歳以上の方もまだ(接種)人数が若干増えていることを拝見しても、ずっと待っている方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、締め切りがあるというのはどこかのタイミングで、何かスケジュール感というのは示されるご予定はありますか。
(小野統括政策監)
(接種対象者の約9割の)ワクチンは10月末までにすべてくるということです。
当初、国からは11月末までに(接種を完了させる)というお話もあったので、せっかくきたワクチンですので早く接種していただきたいという中で、現実問題としてはなかなか11月末までに終わるところまでは難しい部分もあるかもしれないですけれども、基本的には11月末を目指しつつ、また、終わり方についても今後いろいろ検討していきたいと思っています。
(BSN)
若い世代のワクチン接種についてお聞きします。若い世代の感染が広まっている中で、すべての年代で接種の予約受付が始められていることについて、期待感をもう一度お聞かせください。
(市長)
新潟市は重症化の可能性が高い高齢者接種から始めてきまして、高齢者接種も順調に進み、今、年齢の下の方に順次広げてまいりましたが、ようやく9月1日から40代、4日から30代、本日から29歳以下12歳までの接種予約ができるような形になりました。大変お待たせをしていた方々もたくさんおられると思っております。ぜひここでワクチンの効果、またワクチンの副反応などについてよく確認をして、積極的にワクチン接種のご検討をお願いしたいと思っています。
(BSN)
若い世代へのワクチン接種が進んでいくことについて、市長としてはどのように期待しているでしょうか。
(市長)
現在、デルタ株が広がっている中で、また新たな感染状況が生まれてきているわけでありますけれども、高齢者の皆さまは接種によって感染リスクが下がっているという一方で、若い世代の皆さまに感染が広がっておりますので、若い皆さまから接種していただくことによって、新型コロナウイルス感染症の収束を図っていくこともできると考えておりますし、また現在、大変な思いでおられる医療現場の医療ひっ迫という問題も、感染者が減ることによって、あるいは重症者が減ることによって、解決の方向にいくだろうと思いますので、ぜひ多くの皆さまからワクチンの接種を考え、また接種をしていただくことをお願いしたいと思っています。
先端技術の開発を支援する「5G(ファイブジー)ビジネスラボ」の開設について
(新潟日報)
チラシを拝見しますと、新潟市の写真も出ているかと思うのですが、5G(ファイブジー)ビジネスラボが今回設置される場所は産業振興センターで、一方で市長は「選ばれる都市 新潟市」でも「にいがた2km(ニキロ)」にデジタルの機能を持たせたいという思いもおありだったと思います。
今回のラボと新潟市が進める都心軸の取り組みの関係性といいますか、どのような施設になってほしい、どのような機能を持たせたいという市長の思いがありましたら教えてください。
(市長)
産業振興センターにスペースがありまして、そこに事業者の皆さまから5G(ファイブジー)を実証実験できる場をいち早く設けて、新潟市として事業を進めていきたいという思いから、今回、こうした場を設けさせていただきました。
(新潟日報)
イメージなのですけれども、「にいがた2km(ニキロ)」の中、都心軸の中にこういった施設があると、より新潟市が進めていく施策が分かりやすいのではないかと思うのですが、今回の場所についてはいかがでしょうか。
(市長)
「にいがた2km(ニキロ)」はこれからということなのですけれども、現実的に場所となった時にすぐさま対応できるということで産業振興センターを選ばせていただいたということです。
結婚や結婚による新生活を支援するパスポートの発行について
(新潟日報)
新婚カップルを応援ということで、新婚カップルは戸籍を登録の際に、このチラシに区役所で接する機会があるかと思うのですけれども、今回、結婚を予定しているカップルも対象なのですが、多分、若い世代は区役所に行く機会が少ないかと思うのですけれども、こちらの広報というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
(市長)
新潟市のホームページですとか市報を通じて、今回、新潟市が新たに結婚を予定されている皆さまを応援する事業を作りましたということを積極的に広報してまいりたいと思います。
(新潟日報)
改めて、これから結婚する方、新婚の方に対して、こちらをぜひ使ってくださいという呼びかけをもう一度いただいてもよろしいでしょうか。
(市長)
現在は新型コロナウイルス感染症で、ご結婚される皆さまもさまざまな障がいがあると思いますけれども、新潟市としましては、新たなカップルが新潟に住み生活していただけることを心から祝福し、皆さまの人生をしっかりと支えていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
(朝日新聞)
(対象者が)2年以内に婚姻届を提出予定(のカップル)というのは、これはどのように見極めるのでしょうか。本当に提出するのかしないのかということについては。
(日根こども政策課長)
あくまでもご本人の予定をお聞きして、2年以内にご結婚される予定の方と定めました。
(朝日新聞)
ということは、あまり考えたくないですけれども、もしかしたら、結婚の予定を装って申請する人たちも出てくる可能性もあるわけですけれども、そういったことへの防止策としてはどのようなことを考えていますか。
(日根こども政策課長)
まず、新潟市に住民登録のある方は、こちらで住民基本台帳の確認をいたします。また、申請の際に誓約書のようなものを取らせてもらいますので、そのような形で進めていきます。
衆議院議員総選挙について
(朝日新聞)
年内にある衆院総選挙についてお伺いしたいのですが、新潟1区の候補者の中には、遊説の中で、中原市政をバックアップして、「選ばれる都市 新潟市」を目指すと、一緒に協力してやっていくのだと訴えている方もいらっしゃいます。この選挙の結果、新潟市政にはどのような影響をもたらすとお考えでしょうか。
(市長)
選挙の結果というのは厳粛なものでありますので、選挙の結果が出れば、我々としてはそれに対応していくことになると思います。
(NHK)
選挙関連なのですけれども、菅首相が総裁選に出馬しないことを表明されたり、この後、総裁選が行われる見通しということで、元国会議員でもいらっしゃる市長としては、この現状をどのように見ていらっしゃいますでしょうか。あるいは新潟市に関わりがあるかは分からないですけれども、そのあたりの受け止めをお願いします。
(市長)
菅総理には(新型コロナワクチンの)高齢者接種の促進ということで、7月いっぱいまでに高齢者接種を完了したいという意向が示されまして、高齢者接種の促進についてリーダーシップを発揮された方であると思っております。一方で、(ワクチンの)供給の停止というようなこともありまして、我々としては大変苦労もしたところであります。
そのまま、総理も続投するだろうと考えておりましたけれども、突如の退陣となりまして、大変驚いているところであります。新たな首相におかれましては、現在の新型コロナウイルス感染症を1日も早く収束させていただくということが大変大事な日本全体の課題になろうかと思っております。
ぜひ我々地方公共団体と連携をしながら、市民、県民、国民の願いは1日も早く新型コロナウイルス感染症を収束させて、以前の日常を取り戻し、経済活動を継続していくことになると思いますので、ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。
(新潟日報)
今ほどの質問に関連して、衆院選に向けてなのですが、動きが加速していく中、市長として応援を決めた方や応援依頼がきている方というのはいらっしゃるのか教えていただければと思います。
(市長)
県内の衆議院(選挙)の立候補予定者で、決して多くはありませんけれども、二、三の方から決起集会に来ていただきたい、あるいは広報紙に名前を出してほしいという依頼がありました。しかし、決起集会のようなものにつきましては感染状況を踏まえて中止になっているところです。
(新潟日報)
名前を出していただきたいという依頼も含め、例えば1区ですと、近しいのは塚田さんなのかなと思ったりするのですが、そのあたりで具体的なお名前をお聞きできますか。
(市長)
塚田一郎さんからも応援してほしいということで連絡をいただいています。
(新潟日報)
新潟市はほかに2区、3区、4区とあるかと思うのですが、そちらもそれぞれいかがでしょうか。
(市長)
2区からは特段、現在のところはありません。
(新潟日報)
北区が入る3区の斎藤さん、黒岩さんは。
(市長)
3区もありません。それほど頼りにされておりません。
(新潟日報)
南区、江南区などが入る4区もないでしょうか。
(市長)
4区は決起集会に出てほしいということで、以前からあります。
(新潟日報)
国定さんですか。
(市長)
はい。
(朝日新聞)
与野党の国会議員どちらかが決まるとは思うのですけれども、新潟市政にとって、どちらに決まるかという、市政を運営するにあたって国会とのパイプ役などいろいろな役割があると思うのですけれども、与野党の国会議員の違いというのはどのようにお考えでしょうか。
(市長)
我々は国と連携してさまざまな行政を進めていかなければなりませんので、選挙で結果が出た方が与党となりますので、その与党と政府と議院内閣制の下で連携しながら新潟市政の運営をしていくということが基本になろうかと思っています。
(朝日新聞)
例えばやりやすさとか、そういった意味でどちらかに気持ちが傾倒しているとか、そういったことはあるのでしょうか。
(市長)
私の短い市長経験の中で、どちらがやりやすいかどうかということは、この場でコメントするような材料がありません。
過去の市長記者会見
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