令和5年3月22日 市長定例記者会見
最終更新日:2023年3月27日
市長定例記者会見
期日 | 令和5年3月22日(水曜) |
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時間 | 午前10時00分から午前10時30分 |
場所 | 新潟市役所(本館3階 対策室) |
発表内容
- 1.R5年度 新型コロナワクチン接種について
- 2.新潟中央環状道路の部分開通と黒埼スマートインターチェンジの運用形態の変更について
- 3.がん患者アピアランスサポート事業について
- 4.第39回新潟シティマラソン2023の開催について
質疑応答
- 新潟中央環状道路の部分開通と黒埼スマートインターチェンジの運用形態の変更について
- R5年度 新型コロナワクチン接種について
- がん患者アピアランスサポート事業について
- 新潟交通との協定について
- 西堀通5番町地区第一種市街地再開発事業について
- 古町将来ビジョンの進捗状況と手応えについて
- 岸田首相のウクライナ訪問とG7(ジーセブン)財務大臣会合・中央銀行総裁会議について
- 新潟市議会議員選挙について
配布資料
市長記者会見動画
令和5年3月22日開催記者会見の動画(クリックすると録画映像をご覧いただけます)(外部サイト)
発表内容
1.R5年度 新型コロナワクチン接種について
おはようございます。今日は重要な日と重なってしまいましたが、どうぞよろしくお願いします。
はじめに、配布資料はございませんが、「令和5年度 新型コロナワクチン接種について」です。
私からは主な部分をお話しし、詳細につきましては会見後に担当部長から説明をさせていただきます。よろしくお願いします。
現在行われている新型コロナワクチンの接種は、5月7日で一旦線が引かれますが、5月8日から8月末まで「令和5年春開始接種」として、65歳以上の高齢者、基礎疾患をお持ちの方、医療従事者(等)を対象に、オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種を実施いたします。
これに先立ち、案内はがきを発送し、接種券の申請方法などをお知らせしてまいります。
前回接種から約半年が経過し、ワクチンの効果が減少しはじめますので、重症化リスクの高い方におかれましては、積極的にワクチンの接種の検討をお願いします。
2.新潟中央環状道路の部分開通と黒埼スマートインターチェンジの運用形態の変更について
次に、「新潟中央環状道路の部分開通と黒埼スマートインターチェンジの運用形態の変更について」です。
本市では、市域に放射線状に拡がる幹線道路や高速道路を環状に結び、地域間の交流連携の強化や物流軸の構築に貢献する新潟中央環状道路の整備を推進してまいりました。
先日、国道8号から国道116号までの区間が、3月25日に開通する見通しであることを公表しました。
この度、この日の午後4時に開通することが決定しましたので、改めてお知らせいたします。
このことと併せ、開通区間に直結する北陸自動車道・黒埼スマートインターチェンジも同時刻に運用形態を変更します。
これまで、時間制限と車種制限がありましたが、変更後は、24時間、ETC車載器を搭載したすべての車両が利用可能となります。
なお、開通に先立ち、25日午前10時より、みどりと森の運動公園にて、事前にご応募いただいた市民の皆さまなど、総勢約280名の方々をお招きし、開通記念式典を開催いたします。
つきましては、皆さまからもご参加をいただき、開通の周知について、ご協力いただければと思います。
3.がん患者アピアランスサポート事業について
次に、「がん患者アピアランスサポート事業の実施について」です。
医療技術の進歩により、早期発見・早期治療で、がんは治せるようになってきており、治療を続けながら、これまでどおり仕事を続ける人も増えております。
本事業は、治療によりアピアランス(外見)に変化を生じたがん患者の方々の心理的、経済的な負担を軽減し、治療と社会参加の両立を支援するための事業です。
具体的な事業内容は配布資料のとおりです。
対象と助成額は4月(以降)に購入されたウィッグなど、購入費用の2分の1で、(1)ウィッグ等が2万5千円、(2)胸部補整具が2万5千円、(3)人工乳房が5万円を上限といたします。
7月の受付開始を予定しておりますが、4月以降にウィッグ等を購入される方を対象とするため、早めの発表といたしました。
この事業の実施により、少しでもがん患者の方々の闘病意欲を高めたり、つらさを和らげ、その人らしい日常生活を送っていただくための手助けになればと考えています。
4.第39回新潟シティマラソン2023の開催について
次に、「第39回新潟シティマラソン2023の開催について」です。
本市の一大スポーツイベント「新潟シティマラソン」を今年も10月8日の日曜日、三連休の中日に開催いたします。
「新潟シティマラソン」は、柾谷小路や萬代橋といった街中や、信濃川、日本海など豊かな水辺をコースとし、本市の魅力発信、市民の健康増進や参加者と市民の交流促進を図ることを目的に、デンカビッグスワンスタジアム発・陸上競技場着で行うものです。
実施種目は、42.195キロの「マラソン」、10.6キロの「ファンラン」、そして昨年好評いただきました「にいがた2km(ニキロ)」内を会場として、年齢や障がいの有無を問わず、参加できる「ユニバーサルラン」の3種目を実施いたします。
詳細につきましては、配布の資料のとおりです。
参加申込み受付を4月5日(水曜)から開始するとともに、大会を支えていただくボランティアの募集も始めます。
多くの皆さまからランニングを楽しんでもらうことができる一日となります。皆さまのご参加をお待ちしております。
以上です。
質疑応答
新潟中央環状道路の部分開通と黒埼スマートインターチェンジの運用形態の変更について
(新潟日報)
中央環状のことなのですけれども、今回、この区間が開通されるということなのですが、残る区間、全体の区間の開業のめどというのは今の段階でいかがでしょうか。
(市長)
全体の区間の供用見通しということになりますと、財政状況などを勘案しながら事業を進めていくことになりますので、現段階においてお示しすることはできませんけれども、いずれにしても大変重要な新潟中央環状道路の整備でありますので、早期の全線供用に向け、引き続き事業を推進していきたいと思います。
(新潟日報)
いつ頃になったらめどを示せるかということは、今の段階で難しいでしょうか。
(市長)
そうですね。
R5年度 新型コロナワクチン接種について
(新潟日報)
コロナのワクチンにつきまして、5月になりますと5類に移行するかと思うのですけれども、市長としては、今回のワクチン接種については市民の方に受けていただくことを検討してほしいのか、どのようなスタンスで周知されていくのでしょうか。
(市長)
引き続き、コロナがなくなったわけではありませんので、春接種につきましては65歳以上の高齢者、基礎疾患をお持ちの方、医療従事者を対象に接種を開始いたしますので、皆さんからぜひ受けていただきたいと考えております。
(新潟日報)
詳細はこの後だとお聞きしましたが、案内ハガキは今おっしゃった方々で、例えばそれ以外のいわゆる成人の方とかについては、接種の時期というのはどのくらいになりそうなのでしょうか。
(夏目保健衛生部長)
全体のイメージですけれども、初回接種が終わったすべての方を対象に、秋から接種を開始するというご案内になるのですが、高齢者の方や基礎疾患をお持ちの方や施設従事者の方などに、その前に1回受けられるということで、そうしますと、年間2回受けられることになります。
がん患者アピアランスサポート事業について
(TeNY)
アピアランスサポートのところなのですけれども、県内ではこういったサポートをしているところが少なかったように思うのですけれども、そういった中で新潟市がこういった取り組みを始めることについて、改めて今後の呼びかけといいますか、お気持ちをお聞かせください。
(市長)
先ほど申し上げましたけれども、医療技術の進歩により早期発見、早期治療でがんが治せるようになってきております。また、二人に一人ががんにかかるとも言われておりまして、こうした方々を治療するにしたがって外見に変化が生じる。そうした方々の心理的、経済的な負担を少しでも市としてサポートして差し上げられればと考えて、今回、この事業を実施することにいたしました。
(TeNY)
なぜこのタイミングだったのかというのは、何かあるのでしょうか。
(市長)
市議会の女性議員の皆さんを含め市議会の皆さんからも、この要望については頂いてまいりましたし、それに伴って保健衛生部の方でもこの事業について検討を加えてきたということもあります。私も個人的に、九州の方で、がん拠点病院でこうした事業が進められているという話をかねてから聞いておりましたので、このタイミングでぜひやっていこうということで踏み切らせていただきました。
新潟交通との協定について
(NHK)
先日、市長がコメントを出されましたが、新潟交通はさらに春ダイヤで減便を行うということで、改めてそれに対する受け止めを市長の口からお伺いしたいということと、運行事業協定の更新といいますか、現在の内容の期限が迫っておりますが、そこに関しての現在の進捗とお考えをお願いいたします。
(市長)
新潟交通から春ダイヤの減便が発表されたということについては、まだ協定が締結前ということで、ダイヤが公表されたことは大変残念であると思っております。ただし、利用者への周知期間が必要であることや、昨今の運転手不足などの事情を踏まえるとやむを得ないものであると理解しております。新バスシステムに関わる運行事業協定でありますけれども、新潟交通からはバス利用者は減少したままで回復せず、また、運転手不足も深刻であると。事業環境はいまだ厳しい状況にあるといった立場であります。新潟市は、以前から申しておりますように、こうした状況については一定の理解はするものの、走行キロ数の条文は根幹部分であり、市民の移動の確保を何らかの形で約束する内容は必要と考える立場ということで、現在はこうした立場の中で協議をしております。協定の期限が間近に迫っておりますので、近日中に今後の取り扱いをお示ししたいと考えております。
(NHK)
改めて新潟交通のバスは新潟市にとって非常に重要で欠かせないものだと思うのですけれども、その中で、運転手不足とコロナによる影響の回復見通しがなかなか立ちづらい状況の中で、市長は、長い目でどのように新潟交通に改善を促していきたいと考えていらっしゃいますか。
(市長)
長い目でですか。事業者の皆さんにとっても大変厳しい状況だと思いますし、また市民の皆さんにとっても移動手段が減少していていくという意味では厳しい状況であると考えております。ただし、そうではあるのですが、やはり新潟交通からは事業者の責務としてしっかり運転手やバスの確保をしていただきたいと思っています。
(朝日新聞)
先日私も、新潟交通が開いた春ダイヤ改正の会見に行ったのですけれども、その時に同社の役員の方が、現在の運行事業協定の運行キロ数の上限を凍結したまま延長することも選択肢の一つだと。運行キロ数の上限に関する規定を凍結したまま延長することも選択肢とおっしゃいました。今、市長は、運行キロ数の上限を担保する何らかの約束が必要とおっしゃったのですが、凍結したまま延長というのは、何らかの約束に値するものなのか、それでは市としては認められないのか、どういうお考えなのでしょうか。
(市長)
新潟市としては市民の移動を確保する何らかの形でその内容が必要だと考えて、現在、協議を行っているところです。
(朝日新聞)
とするとやはり、凍結したまま延長では足りないということでよろしかったですか。
(市長)
繰り返しになりますけれども、現時点においては何らかの形で約束する内容は必要だという立場で交渉を続けているところです。
(新潟日報)
新潟交通の会見で、新潟交通側は、公設民営の公設の部分、専用レーンとか青山結節点とかの整備を逆に市に対して、求めていきたいというような発言もしているのですけれども、この辺に関しては、市長はどのようにお考えでしょうか。
(市長)
これまでも、青山交通結節点のバス待ち環境などの改善を行ってきておりまして、防風パネルを整備するなど、市としてやれるべきことはやってきているつもりであります。また、利用者が減少している状況においては、まずは利用促進、環境整備を図り、バス交通の事業継続を支援させていただきたいと思っています。
(新潟日報)
公設民営の公設の部分は市としては一定程度やってきているという認識でよろしいですか。
(市長)
そう思います。
(朝日新聞)
運行事業協定が3月末で切れるこのタイミングで、協定の中にあった連節バスの追加導入ですとか、BRTの専用レーンの導入ですとか、このあたりを一度見直す、打ち切る、検討をやめるとか、その辺のお考えはございますか。
(市長)
担当の方から答えさせてください。
(坂井都市交通政策課長)
連節バスに関しては、今のところ4台導入しておりまして、主だった乗りこぼし等が発生していない状況でございますので、現在としてはこれ以上の増台というのは必要ない状況だと認識しております。また、専用レーンに関しましては、万代島ルート等が開通したあかつきに交通量がどのように変わるかといったところが課題となっておりますので、そういったところの見極めが必要だと思っておりますので、今のところまだそこを議論する段階ではないと考えております。
(朝日新聞)
そうすると、公設のところで、今回、運行事業協定をそのまま延長するのか、内容を見直すのか、その辺りも含めてというところだと思うのですが、連節バスはもうこれ以上必要ないということは、その部分は削除するとか、協定の中身も今回変えていくことになるのですか。
(坂井都市交通政策課長)
今現在の状況で連節バスというのが4台以上というのが、現状では必要とまではいっていない状況でございますので、今後、バス需要等が変わってくる状況があれば、そこはまた議論という形になるかと思いますので、そこは今後の協定のあり方の中で議論していくものかと思っています。
西堀通5番町地区第一種市街地再開発事業について
(新潟日報)
今日は22日で新潟三越が閉店してから丸3年になるのですけれども、ここまでの3年間、まちの変化も含めて、まず所感をいただけますでしょうか。
(市長)
令和2年3月に新潟三越が閉店しましたけれども、新潟市としては都心エリアを「にいがた2km(ニキロ)」と名づけ、翌年には担当理事を置き、古町、新潟駅、万代、万代島の各地区の活性化など、官民連携により強化してきたところであります。令和4年3月に古町ルフル広場の完成後、地元商店街などによるイベントが開催されるなど、広場を活用した新たな賑わいが創出されております。今後も、古町地区のさらなる賑わいが創出されることを期待しております。
(新潟日報)
新たな賑わいの創出という部分では、今度、37階建てのビルが跡地に検討されていますけれども、そこの部分への期待感というのは市長として持たれていますでしょうか。
(市長)
現在、地権者の皆さまの熱心な議論によって、再開発準備組合が設立され、事業が具体化してきており、古町地区のさらなる賑わい(創出)という点で大いに期待しているところです。
(新潟日報)
一方で、上層階がマンションになるということで居住人口が増えるという意味で評価している方もいれば、もっと商業施設、百貨店みたいなものがほしいという声も依然として残っていますけれども、その部分の温度差を市長はどのように思われますでしょうか。
(市長)
市民の皆さんからすれば、ここが旧三越跡地ということで、新潟で最も人が賑わう繁華街でしたので、そうした賑わいをということは当然求められると思っています。私ども新潟市としても、ここをマンションだけではなく商業地、また賑わいの場となるように要望もしていきたいと考えております。
古町将来ビジョンの進捗状況と手応えについて
(新潟日報)
20年3月には古町地区の将来ビジョンを市で作られましたけれども、あれはいわゆる目標を作って官民でまちを元気にしていくということだと思いますけれども、この3年間の手応えはどのように考えていますでしょうか。
(市長)
ここにつきましても、具現化に向けて官民連携で取り組んできております。具体的には、西堀交差点の横断歩道の新設ですとか、シェアサイクルのポートの設置による回遊性の向上、古町地区ならではの魅力を生かした新たなコンテンツの創出支援、空き店舗の出店支援、古町花街の残る歴史的な町並みの保存、修景などの支援を行っているところであります。今後とも具現化に向けた取り組みを、公民連携で着実に進めていきたいと思います。
(新潟日報)
市長がおっしゃるとおり、たくさんの事業もあったし、いろいろできていることあると思うのですけれども、逆に今、古町ビジョンの具現化の中で足りない部分といいますか、こういうところをよりやっていくべきだと思うところはありますでしょうか。
(市長)
みなとまちの新潟の歴史や文化の中心とも言える場所ですので、そうしたものが色濃く出ていけばいいと思っております。
岸田首相のウクライナ訪問とG7(ジーセブン)財務大臣会合・中央銀行総裁会議について
(新潟日報)
今日、市長は当初の予定ですと夕方に岸田首相と、G7(ジーセブン)の他の市長とともに面会される予定だったかと思うのですけれども、今回、ウクライナに首相が行かれた関係でそれが中止になったとお聞きしました。まず、市長は首相がウクライナに行かれたことをどのように見ていらっしゃるかということと、今後のG7(ジーセブン)財務相会合が開かれる新潟は、ますます注目されるかと思うのですけれども、その辺りへの期待なり受け止めなり、思うことを教えてください。
(市長)
今回の総理のウクライナ訪問につきましては、G7(ジーセブン)の議長国としての役割をしっかり果たしていただきたいと考えておりますし、また、戦争被害にあえぐウクライナ人の人道支援など、日本の国として、個人的には積極的に支援してほしいと考えております。新潟市としても、財務大臣中央銀行総裁会議を議論していく上で、2023年のG7(ジーセブン)財務トラックにおけるプライオリティの喫緊の課題への対応の最初のところに、ウクライナ支援ということが掲げられておりまして、そういう意味で、この議論をしていく上で大事な意味を持つものであると考えております。新潟におけるG7(ジーセブン)財務大臣中央銀行総裁会議は、大変重要な意味を持つものであると認識しております。
(新潟日報)
市長は率直に、今回の首相のウクライナ訪問をどのようにお聞きになっていて、驚かれたのか、いかがでしたでしょうか。
(市長)
表敬が今日の夕方になっておりましたので、ウクライナに行ったということで、それに伴って中止ということになりましたけれども、急な外交日程の調整とは言え、大変急なことで驚いたところです。
新潟市議会議員選挙について
(新潟日報)
間もなく統一地方選の市議選が告示されます。市長はこれまでも他の陣営には出陣式などで行かれているかと思うのですけれども、どういったところを基準として応援に入られるのか、現職や新人を含めてそれぞれお考えを教えてください。
(市長)
今回、選挙事務所の開設ですとか定期大会に応援に来てほしいという要請があったところで、公務との兼ね合いを見ながら、お伺いできる方々について応援をさせていただいております。
(新潟日報)
それは、新人の方でも同じような。
(市長)
そうですね。ご縁があった方といいますか、そうした方々を応援させていただくということです。
(新潟日報)
告示日当日の動きとして、どこかの陣営に行かれるご予定はありますか。31日です。
(市長)
告示当日は、辞職の発令がありますので、告示の日はどこにも行きません。
(新潟日報)
朝だけではなく、その日1日を通して行く予定はないと。
(市長)
そうですね。今のところ要請がありません。
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